阿美の本棚

阿美の好きな書籍の言葉や、最近好きな「鬼滅の刃」に関するレビューや考察(ネタバレしています)を書いています。

アニメ「平家物語」11話『諸行無常』

年が明けて季節は冬から春へ。決戦は屋島の戦いから壇ノ浦へと向かう。追ってきたのは源氏の若き総大将・義経
激しいうず潮に源平の舟が入り乱れるなか、イルカの大群が押し寄せ、遂に風向きが変わる。
平氏の敗北と滅亡が垣間見えるなか、みなを勇気づけ闘う宗盛と知盛。三種の神器とともに帝の手を取る時子。
びわはそのすべてを目に焼き付けようとしていた。

 

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資盛様も戦いに参戦して兵を指揮しています



渦巻く波の壇ノ浦…

波が強く、源氏の兵たちも苦戦しております。

「海での戦いは我ら平家の方が長けておる。ひるむではないぞ」

「射て!」ついに始まりました。

 

梅の木に止まる鳥に対して「あの鳥はモズです。」

モズは獲物を枝にさす習性があるということになぞらえて

「今頃、平家の兵をおなじめにあわせておりましょうな」という政子にビビる頼朝。

 

花を見ながらお酒を嗜む法皇様。やはりこのお方の頭の中はあくまでも三種の神器しかないのかい?源氏の兵たちは慣れない舟での戦闘に苦戦しているようです。次々と源氏の舟に乗り移り攻撃を仕掛ける平家の兵たち。知盛の指揮のもと、資盛様も果敢に攻めております。

 

潮の流れに乗ったと、このまま攻め続けようと知盛様、宗盛様は戦況をどうかと兵に聞いております、そしてご自身も弓で参戦。女性たちと安徳帝は少し離れた場所で待機。帝は戦を見たいと言っておりますが危ないからダメだと手で目をふさいでおります。

「もし、弓矢が当たっても泣かぬのなら見るがよい。痛いのはイヤであろ?」

びわらしい言葉だね。

 

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イルカの登場と天候の変わり目に形勢が…

 

苦戦を強いられる源氏軍。いったん退くことを進められるのだが弁慶は兵力では自分たちの方が上だと時間が経てば平家軍も疲れてくるだろうからそれを辛抱強く待てと。

 

しかし、天候が突然悪くなってきました。そこにイルカの大軍が泳いでやってきました。そこになんだかわからないけど陰陽師が変なことを言ったみたいです。

 

徳子の髪を編むびわ。「なんだか懐かしいわね」と徳子。びわはこれからの事全部わかっているんだもんね。だからこそ、徳子の髪を編んでいるんだろうね。

天候はさらに悪くなって風がますます強くなってきたようです。

義経は源氏の白旗が飛んでいくことに気が行って、知盛様は風向きが変わったと思う。

宗盛様はイルカの行動に注視しています。「来るな!」と。やばい!

 

「風は我らの味方だ!」と俄然張り切りだす義経と源氏軍。

「舟の漕ぎ手を矢で射よ」

 

いやいや、だからそれは一番してはいけないことだって。

源氏の兵たちは平家の舟の漕ぎ手を矢で攻撃し始める。

源氏の反撃が始まりました。と言っても卑怯な手だけどね。さすが義経

 

そして、源氏サイドにさらに応援の舟がやってきました。

というか、様子を見て源氏が優位だと思ってそちら側につく人たちなんだけどね。

 

宗盛様は帝たちの舟に移動。びわも心配そうです。

戦況はまだ詳しくわからない。

宗盛様に対して徳子様

「兄上、もし負けとあらば帝は…」

後鳥羽天皇の正式な譲位を行うため、京へ連れていかれるであろうな。(宗盛)」

「では、お命は…(徳子)」

「それでは、ここまで帝と三種の神器をお守りしてきた意味がないではないか。(時子)」

「母上」

「今さら、どちらも渡すなど…何のためにここまで流れ流れて、ここまで耐えてきたのじゃ。(時子)」

「ですからまだ分かりませぬ。(宗盛)」

「この先を生きようとも、今以上に惨めな暮らしが待っておる。ならば…(時子)位を奪われた帝がどのような扱いを受けるか、そなたとて、捕まれば、源氏の誰かに無理やり嫁がされるやもしれぬ。それでも、帝を守れると?(時子)」

 

そうだよね、相手は源氏だもんね。

法皇様は三種の神器が戻ればそれでいいとか言ってるけど、源氏側はそんな風に思ってないよね。特に義経は捕まえたら首を斬りかねないだろうしね。

 

帝たちは唐舟には乗ってないと弁慶が義経に報告。平家から源氏に寝返るものも出てきております。そして小さな船を攻めろと義経。知盛様も海から何とか舟に戻られたようです。(海に落ちたときも、その後も一緒に堕ちた兵を助けるところも知盛様、否、平家らしい)そして源氏軍が小さな船を狙いだしたと報告される。

 

知盛様達も帝のいる舟に移動します。

なんとか合流できた知盛様。戦況を聞く時子様にどういえばいいのか知盛様…

「(笑いながら)そなたらは今に珍しい東男たちをご覧になれますぞ。ハハハ。」

不安に思う女性陣に対しての精一杯のジョークを言う知盛様なのです。

眠っていた帝が目を覚ましました。

「わたくしは敵の手にかからぬ。そして帝のもとへ歩み寄り手を差し出す時子様。

「さぁ、参りましょう。」

「我をどこへ連れてゆくのだ?」

「極楽浄土という美しい所へ(びわの手が伸びるが、止めることが出来ない)神器をここへ。(時子)」

「我らが今少し、時をお稼ぎいたしましょう。(知盛)」

 

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帝が怖がらないように語る時子様なのでした

 

そして時子様は剣と安徳天皇と一緒に船の先頭に向かいます。それを後ろで見守る徳子様も懐に石を詰めています。御座舟を見つける源氏の兵の声に資盛様。既に舟が囲まれています。びわは琵琶を弾いております。

 

安徳天皇を抱き上げ「波の下にも都があります」と語り掛け海に身を投げました。

そして次々と女御たちも海に飛び込んでいきます。徳子様もいよいよという時思わずびわが走り出す。

 

「徳子!」

海に飛び込んだ徳子。海に沈んでいく徳子、びわも源氏の舟に飛び乗り、源氏の兵たちも必死に徳子を救出しようとするが私にふれるでないと言う徳子に、髪を引っ張り上げようとする源氏の兵に対してびわが手を差し伸べる「徳子、まだじゃ。徳子のこの先はまだ続いておる」と言うびわに「イヤ、私も行かせて」

「この目には先が見える。徳子は皆のためにこの先を生きていく。」必死に舟に上げようとするびわ。そして

 

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不本意であっても徳子様は生きねばならない

 

「この目は(亡者の目)重盛からもろうた目。皆が見えるぞ徳子。皆が…帝は幼き手を合わせておるぞ。」そして引き上げられる徳子。びわに抱き着き泣くしかない徳子。

 

知盛様は帝も安否を気にしておりますが、従者からすでに海に沈んだことを聞く。

教経様は源氏の兵を捕まえ一緒に海に沈んでいきました。

「見るべきものはすべて見た。」

目を閉じる知盛の目のアップから目を閉じているびわの目が開く様子の切り替わり、目を開いたびわの目の色が変わって視覚が失われいく描写。

 

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源氏に首を取られないように木製の錨を体に巻き付けて海に入る知盛様

 

知盛様は錨を体に縛り付け

「平家の名を惜しむ者は我に続け」と言い海に沈んでいきました。

 

資盛様も手を合わせ念仏を唱え海に沈んでいきました。宗盛様も入水しましたが…

 

牛車の音、乗っているのは法皇様。向かった先には尼になった徳子様のところ。

「帝の妃であったそなたが、このようなわびしい住まいに、さぞ不自由な思いをしてるのではないか。」ってどの口が言っているのでしょう?

 

「そのように思うこともございます。ですが、来世の往生のためにはこれも喜ばしいことなのだと、今ではそう思うております。平清盛の娘として生まれ、帝の妃となり、その御子を産み、飢えることも凍えることも知らず、美しく移りゆく季節を楽しみ、その栄華の中に身を置いておりましたことはまるで、天上界の幸福であるかのように思われました。都を落ち、一門は戦に明け暮れ、海の上では水を飲むことすらできず、生者必滅、我が子の命が消えていくのさえ、この目で…人の世にある苦しみは、全て自分のこととして思い知らされました。ひとつとして、分からぬ苦しみはございませぬ。」

 

「んん…私は神器が戻れば、そなたら一門の命までは…」

まだ言ってるんか~い!

 

法皇様。海の底には竜宮城なるものがあるようにございますよ。そのような夢を見ることがございました。」

尼が何か持ってきました。

しば漬けとお水?「お口に合いますかどうか…」

「これはうまい。」

「ようございました」

 

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法皇様は徳子様の姿をどう思われたことでしょう

 

しば漬けは徳子様の為に地元の人たちが作って献上した物だったりします。

法皇様も切ない気持ちになっておられる?

 

「どうすれば、苦しみを超えることが出来のかのう。」

「祈りを。わたくしにもまだ忘れられぬ思いがございます。ですので、ただ…ただこうして皆を愛する者を思い、そのご冥福を祈っているのでございます。ただ、それが、私にできること。そう教えてくれた、その人もまた平家のために祈り、人々に語り継いでくれております。その中で我らの一門は生き続けましょう。その始まりは…」

 

法皇様はお堂に安置されている阿弥陀如来像を見る。その指には極楽浄土への導きをもとめる思いから、5色の糸を結び付けられているのを見ます。徳子の思い、平家の思い、いろんなことを法皇様なりに感じるものがあったんだと思います。思わず手を合わせ祈ります。

 

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熊谷直実も敦盛様の事を思いながら生きています

 

そして帰路につく途中、「そのはじまりは…」徳子の言葉を思い出し、法皇様がつぶやく「祇園精舎の鐘の声…」

敦盛様と戦った熊谷直実もまた僧となり「祇園精舎の鐘の声」とつぶやきながらきっと敦盛様の供養の日々なのでしょう。

 

静御前、浅葱の方(びわの母)資盛様は海に沈んだと思われていましたがどこかで生き延びているという方を描かれています(諸説あり)。最後はびわが「祇園精舎の鐘の声…」と言っている途中から重盛様の声が重なり、重盛様の声だけになる。

 

観音菩薩につけた紐を握りしめ徳子様は平家の家族の元へと向かったのですね。

あの揚羽蝶になって飛んで行ったのですね。

 

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苦しみの後、平家一門は海の底の都で楽しかった時の姿で生き続けています

 

きっとみんなの待つ、海の底の都に。

 

宗盛様の最期は言及しなかったのですね。

宗盛様は元々泳ぎが得意であられて、海に飛び込んだけれど、泳げることと、なにより息子の清宗様のことが心配で結局、沈むことが出来ず、清宗様共々助かってしまいました。

 

平家物語などでも散々ひどいことを書かれております。死ぬのが怖かっただの、頼朝に殺さないでくれとかビービー言っていたとか。でもそれが必ずしも事実ではありません。あくまでも宗盛様は息子たちのことが心配でした。自分がどんなことを言われようとも息子を助けてもらえたらと。そして鎌倉に送られた時も、最初は周囲の人たちはあまりよく思っていなかったみたいですけど、徐々に宗盛様の人となりを知って少なからず周囲の人との心温まる交流などもあったようです。

 

しかし、義経と頼朝の間のごたごたで、義経は頼朝との接見することも叶わず、宗盛様達も義経と京へ戻ることに。そしてその途中、滋賀の野洲で斬首となりました。斬首の直前まで、息子清宗様の事を案じておりました。

 

びわも、知盛様の言葉ではないけれど「見るべきものは見た」のでしょうね。

だから平家の最期を見届け、もう何も見なくても自分はこれからの人生、平家の人たちのことを思い、祈りながら語っていくだけだということで目が見えなくなったのかな。

 

この作品をみて、平家の事を少しでも単に驕り高い人たちではなかったと思ってもらえると嬉しいです。平家がしてきたことが実は今の日本の礎になったことが本当に多く、ここでは語れないほどだし、基本的に清盛様も心優しい方だった。

 

法皇様は清盛様と色々ありましたが、本当はすごく清盛様の事が好きだったと思います。法皇様が生前書いた現在過去帳には清盛様の名前や重盛様、敦盛父子(敦盛様とお父上の経盛様)義経などの名前も書かれておりました(残念ながら頼朝に関してはあまり好きではなかったようで名前はありませんでした)この過去帳は時々、見る機会があります。でも一番周囲を振り回したのも彼でしたからね。

 

本当はもっともっと取り上げてほしい平家の人たちがいるし、一の谷の戦いそしてそれ以降、壇ノ浦の戦い含めいろんな平家の人たちを取り上げてほしかった…でも、重盛そして彼の子供たちを中心に描かれたということは画期的だったと思います。

 

イチ海の底の民としては本当に感謝です。

読んでくださったみなさまありがとうございます。

もし今後、京都や神戸などに行く事があればぜひ、平家の事を思い出して、ゆかりの場所などを探して巡行してくれると嬉しいですし、より平家物語を楽しめると思います。

 

もし、平家に興味を持ってもっと色々知りたいと思ったならば是非レンタルやNHKオンデマンド大河ドラマ平清盛」を観ていただきたいです。清盛様の人生が色濃く知ることが出来ます。そのうえで再度この作品をみるとまた違った思いを感じられるかもしれません。

 

 

アニメ「平家物語」10話『壇ノ浦』

旅のすえに母と再会したびわは、改めて自分も平家の行く末を見守り、祈り続けることを決意し一門に戻る。
しかし、清経の入水に続き敦盛が一ノ谷の戦いで戦死、捕らえられた重衡は鎌倉に送られ、平家はひとりまたひとりと欠けてゆくのだった。
苦しみに耐えかねた維盛は出家を決意し、最後にびわと短い会話をかわす。

 

平家を追って福原にやって来たびわだけど、すでに平家一門は福原を去った後、ねこを拾った時の事、維盛の事を思い出しながら焼け野原の福原の町を歩いている。

 

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維盛様は完全に戦意喪失状態

 

京の維盛の館にて、家族に維盛様の行方に関して報告に家臣の武里が来ていますが、維盛様は一の谷の戦いは病気だったために参戦せず、現在は屋島にいるとのこと。子供たちは早く父上にお迎えに来てほしいというけれど…

 

宗盛様のところには、一の谷で捕縛された重衡様から書状が届いております。

重衡様は一の谷からの敗走中に馬の尻に矢が当たり落馬し、源氏側に捕縛されました。どうやら市中を引き回されたと。

 

この書状には三種の神器の返却と重衡様を交換条件となっていますが、宗盛様は三種の神器を返却しても重衡様が本当に戻ってくるかわからないしリスキーすぎる内容ということでこの取引は断ります。

 

資盛様は維盛様に鎌倉からの三種の神器の返却を断ったことを報告していますが、維盛様マジヤバい感じです。このままだと重衡様は鎌倉に送られると…そして再び戦が始まり、義経が攻めてくると資盛様の言葉に「怖い…」と維盛様。

 

「本当に兄上は子供のころから怖がりで…」南都金具させようと頑張る資盛様ですが、維盛様は涙しながら「きっと私は落ちる…地獄へ落ちる。もう終わりだ、終わるのだ平家は…海に入った清経も…こんな気持であっただろうな」

 

そんなことわかってるよ。資盛様もそんなこと痛いほどわかってるし、怖いと思っていると思います。

 

「終わらぬよう何か手を打たねば。兄上も何か策をお考え下さい」

結局、そういう風になったのも自分たちの世代の不甲斐なさでもありますよね。清盛や重盛たちが頑張った上の平家の世を継承していかねばならないはずが雅なことばかりにかこつけて、武芸を軽んじてしまったこと。それは怖がりだからとかそいうことで仕方ないとは言えない事、資盛様は痛いほどわかっている。だからあえて兄や弟に言いたくもない厳しい物言いをして彼なりに2人を鼓舞していたんだと思うのだけれど…

 

重衡様が鎌倉に到着して頼朝とご対面。

南都を焼いたことを聞かれています。

 

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頼朝も重衡様を見て「ハッ」としていましたね

 

「明かりを取るためにつけた火があおられ…その時の総大将でありました以上はあれはわたくしの…私1人の罪です。こうして捕らえられ、生き恥をさらしておりますのも、因果応報なのだと。ここに戦い、あそこに争い、人を滅ぼし、わが身ばかりを助けようとした報い。そう思い知らされております。」

 

頼朝様は重衡様を見て「牡丹の花」のようだと。政子もそう聞いていたけれど本当にそういう人だったと。頼朝様は本当は重衡様を助けたいと思っているんですけれど、平家を助けると源氏を滅ぼそうとするものが出てくると政子。

 

でも、実際のところ、頼朝は頼盛様(清盛様の弟)を助けています。

この作品では政子は怖いこと言っていますが、実際は政子も重衡様に対してとても手厚くいろいろしてくださって、夫婦とも何とか重衡様を助けるすべばないかと考えてくださっていました。結局、南都の僧兵たちの突き上げが凄くて、致し方なく引き渡しました。(ぎりぎりまで粘ってくれたみたいだけど)

 

維盛様は屋島を離れたみたいです。

どうやら逃亡したみたいです。宗盛様は「自分だけ助かるつもりではあるまいな」と言っておりますが、知盛様も資盛様も戸惑っております。

 

資盛様は徳子様に法皇様宛に平家を助けてほしいと手紙を書いてほしいとお願いしておりますが…法皇様も清盛様と同じで自分を脅かしたものを早々に許す方ではないと。

 

「それではここで平家の最期を待てと…(資盛)」

「守ります。(楽しそうに遊んでいる帝を見ながら)帝だけは…帝だけは絶対に守ります。」

 

こういう時、女性の方が強いのかもしれません。母としての覚悟というのか…。

 

そして維盛様は滝口入道というお方の所に来ております。

どうして屋島から逃れてきたのかと尋ねる滝口入道に出家したいと維盛様。

俗世に未練はないかという問いに今一度妻子に会いたいと思ったが京に入ったら捕らわれるかもしれない、出家後も生きていても甲斐はないと。

 

「もう、戦に出るのも、逃げるのも、おびえるのも終わりにしたい。それは…それは恥ずかしく、臆病なことであろうか」

「わたくしも逃れるようにここへ参りました。恋焦がれた方と別れ、そのつらさから逃れるために出家したのです。それくらいのことでという者もおるやもしれませぬ。ですが、人が耐えられる苦しみに、自分が耐えられるとは限りませぬ。維盛様が身に受けられた不運の数々、その苦しみたるや…」

 

泣き崩れる維盛様、この滝口入道というお方は出家前は重盛様に仕えていたそうです。その関係で維盛様はここにやって来たのですね。

出家し行者の姿をした維盛様の表情は心なしか晴れやかにも見えます。こういう表情を見るのはいつ振りになるんだろう…

 

爽やかな青葉の中を歩く維盛にびわの声が…振り返ると離れた川岸にびわの姿が。久しぶりの再会。びわの表情を見て維盛様。このシーン、びわの声を聞いた維盛様が以前重盛様とびわと3人で熊野詣の帰りに水遊びをした同じ川なのかも?あの時はただ楽しかった思い出だったけど、今回はお別れとなる再会なのですよね。

びわには見えるのだったな。」

「維盛。変えられぬと分かってはおるが、名を変えどこぞに隠れて静かに…」

首を振る維盛様。

「もう行かねば」

 

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いつも優しく接してくれた維盛との別れ

 

しゃがんでびわの顔に手を添えまっすぐにびわを見つめる維盛様。

「父上と同じ目の色、美しいの。」

「維盛、そなたのことも語ろうぞ。」

「私の?何もかもから逃げ出した私のことを?」

びわは、そなたのことをようよう知っておる。大切にしたい。」

「(フッ)ならば、生きた甲斐もあるやもしれぬ。」

 

未来を見る目で維盛を見るびわ。念仏とともに少し震えながらも船から海に飛び込む維盛様…

その姿を亡者の目で見届けるびわ

 

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覚悟していてもやはり死ぬのは怖いことですよね

 

「維盛。最後まで怖がりであったの」でも、維盛様もきっとびわが見届けてくれてると思ったら怖さも少しは和らいだかもしれませんね。実際、維盛様がどうなったのかはわかっていません。多分入水したのだろうということです。

 

京では以前びわをたすけてくれた白拍子3人娘が法皇様の前で舞を披露するみたいです。法皇様の所に義経が来ている。そして、法皇様が読んでいる手紙は資盛からのようですがまきの火付けにしろって…

 

桜の宴にお招きしてもらったと感謝の言葉を述べる義経

なんだかまぁ、平家物語だから義経は一見好青年に描かれているんだろうけど(私的にはやはり放送中の「鎌倉殿の13人」の義経が一番性格(くそ加減)が今までの中で史実に近いように思える)

 

法皇様は義経に京の町を任せてよかったとご満悦のようです。

「我らは、後鳥羽帝や法皇様が住まわれる都を守るのが務めにございます。」

なんかマジ嫌いなんだよね~義経って。(ごめんなさい義経好きの方々)

今日は存分に楽しむがよいぞと法皇様。

 

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静に一目ぼれな義経

 

宴では静御前、月、あかりが舞を披露しておりますが、義経静御前にポーッとしております。

静御前もまんざらでもない様子。

 

一方平家ですが、資盛がボーッと外を眺めております。

思い出すのは維盛様の舞の姿。

法皇様からの書状を待っているようですが来るはずないです。(火の焚き付けに使われちゃっていますから)

他にも書状が届いてないかと武里に確認する資盛様。

ああ、維盛様が滝口入道の所に行った時に一緒に行った仲間の1人武里という人みたいです。

「それだから、維盛の兄上が海に飛び込むのを止めなかったのだな。1人ぬけぬけと戻ってきてあとの者は皆、一緒に飛び込んだという…」

 

振り返ると、涙をこらえている武里。彼にも何か生きなければならぬことがあったのかもしれない。(死にたくても死ねない理由とかね。維盛様に命令された可能性もあるしね)

 

たんぽぽを摘んで「遊びをせんとや生れけん。戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声聞けば…」

 

なぜか自分以外の人間の声が聞こえ、ふと見る資盛様、するとそこにびわの姿が…

突然のびわとの再会に驚く資盛。びわが京にいる伊子殿からの手紙を預かって来ていたみたいです。静たちと一緒にいるびわを目撃したのは伊子殿ですもんね。

伊子殿は資盛様の事を心配していたと。

 

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この目…(笑)この2人は最高です。

 

嬉しいけれど、恥ずかしいのでまたつっけんどんな対応をしてしまう資盛。

この時のびわの目つきがいいですよね。本当にこの2人はいい関係です。

さっさと行けと言いながら、京に戻るなら返事を書くからと資盛だけど

「ここにおる。」とびわ

 

びわに自分たちの置かれている状況がわかっているのかと確認する。

信じられないというリアクションの資盛に対して

「見届けようと思うた。資盛の…平家の先を。」

「おごり高ぶって滅んでいく俺たち一族の末をか。」

「語り継ぎたい。」

「まっ、俺なんぞは登場しないだろうが。」

「する。重盛も、維盛も、資盛も、清経も皆…そなたが登場するのは殿下乗合の事件が最初であろうな。」

戸惑う資盛様(笑)

びわはそなたらに会って、そなたらを知った。だから、見て聞いたものをただ語る」

 

そうだね、ほかに人にああだこうだ言われるより、自分が感じた彼らとの生活彼らがどんな人たちだったのかを語りたいと思うよね。最初はびわも平家の人を酷い奴らと思ってみていたからね。でも重盛と息子たちと生活することで本当の彼らの人となりを知ることが出来たわけで、だからこそ見届けようと覚悟したんだもんね。祈りの為にも。

 

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束の間の穏やかな日々…

 

そして、安徳帝との再会で大喜びの帝にびわもトロットロです(笑)

ねこを見て大喜びの帝です。本当に久しぶりの徳子様との再会。

そして、まずは自身の話、おかあと再会したと報告。

ずっと自分のことを心配してくれていたと。母というのはそういう者なのだなと徳子に話すびわ。ねことの別れも近づいているみたいだ。

 

法皇様の所には従者が報告に来ています。

源範頼を総大将として、源氏の大軍が西へ出立したと。

頼朝の方にも実平が報告しています。範頼の軍勢が平家を攻めあぐね安芸へ退いたらしい。知盛様が頑張っておられるみたいです。義経を送る?と頼朝。

 

静御前は食欲がないみたいです。どうやら義経のことを案じているみたいです。

本当にそれだけなのかな?

 

平家の方は源氏が攻めてきたと右往左往の騒ぎ。

義経軍は屋島から平家を追い出したと法皇様に報告が。

 

そう、ここ数日、関東地域に電力ひっ迫の状況で「ヤシマ作戦」が再びTwitterなどで盛り上がっておりましたが、これは「エヴァンゲリオン」と浮かんでくる方が多いと思うんだけど、平家脳の私は「ヤシマ作戦」→「エヴァンゲリオン」→「屋島の戦い」→「平家物語」という風に脳内変換されております(笑)まぁ「ヤシマ作戦」の由来はほかにもあるみたいですけど、私的にはやはり那須与一屋島みたいに思っちゃいます。

 

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那須与一ですね

 

那須与一に関しての報告を受ける知盛様。

あくまでも法皇様は三種の神器を返してもらうためにあれこれ手を打っているようですが…すでに源氏は平家を全滅すべく壇ノ浦に向かったという。

 

これは個人的には頼朝は全滅にしようとは思っていなかったと思います。あくまでもそれを思っているのは義経だと思っています。

 

びわは平家一門と船に乗っています。

いよいよ舞台は壇ノ浦の戦いに突入します。

知盛様の勝鬨とともに兵たちを鼓舞しております。

「戦は今日を限りに者ども、退く心を持つな、命を惜しむな、名を惜しめ。」

 

びわはどうなっちゃうの?本当に舟に乗っているの?

いよいよ壇ノ浦の戦いまさにこれが放送される3/24は壇ノ浦の戦いその日なのです。なんという奇遇というか(放送が1週間関東・東北の地震のために延びてしまったので)凄いなぁ~。平家一門の方々の思いか?

 

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京都の木津川にある重盛様首洗いの池と柿木

 

重衡様の最期、鎌倉での生活も頼朝と政子のお陰で本当に良くしてくださったみたいですし(政子様はお世話をする女人まで当てがってくださったりしていました)、最後まで何とか助けたいと思ってくださっていた心遣いに感謝ですが、南都の僧兵たちがうるさく言うので仕方なく引き渡したという感じで最後は南都に向かう途中の京都の木津川のほとりで斬首されました。(その道中で愛妻との再会も果たすことが出来ました)

 

いよいよ次回ラストです。びわはどうなる?平家はどうなる?見届けましょう。

 

 

 

アニメ「平家物語」9話『平家流るる』

京を捨てて西に逃れる平家一門。入れ替わりで源氏の白旗がはためく京に戻ってきたびわは、静御前らとともに丹後をめざす。
後白河法皇後鳥羽天皇を擁し、かつて重盛に仕えていた者たちも次々と源氏側に寝返っていく。
福原を落ち、大宰府からも拒否され、疲弊しながら歩き続ける一門は、とうとう海まで追いやられる。

 

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よほどおなかすいていたんだね~(笑)

 

笛の音色…夜の海…船の上で吹いているのは清経様?

びわはもりもりと食事をとっています(笑)すごい勢いで食べている様子を助けてくれたお姉様たちもタジタジって感じで見ています。

 

彼女たちは白拍子、静(御前)、月、あかりとのこと。

びわが琵琶を弾くのと言われリクエストされちゃいましたので助けてくれたのと食事を頂いたお礼に演奏をすることに。彼女たちもびわの弾く音色に合わせて一緒に踊ってくれています。彼女らの舞にポーッとしているびわ

 

楽しそうに水遊びをしてる静たちの姿を見ていると、厳島での維盛・資盛・清経の三人が楽しそうにしていた時のことを思い出してしまうびわなのです。

 

行くところがないのなら自分たちと一緒に行かないかと誘う静。どこへと聞くと自分たちの踊りを見てくれる人がいるところだったらどこにでもっていう感じです。そんな会話をしてる最中でも京の町はたいそう物騒なことになっているみたいですよ。

 

「みんな言ってるわ。木曽の義仲より平家の方がまだマシだったって。(びわを覗き込みながら)不思議な色ね…でも…同じ色の目をした人がいたな」

 

凄い有力情報じゃないですかぁ~びわも前のめり気味になっています(笑)

その女性は丹後に戻った時に会ったと。そして元白拍子だったということも言ってるので間違いないんじゃない?

 

京の町では義仲の軍勢がやりたい放題。家の者を根こそぎ奪い、女性を見たら乱暴しているんだけど、彼らにとっては自分たちは命を懸けて戦ってるんだからそれなりの見返りがないとって…それって街の人たちの者を奪ったりしていいこととは違うだろうし、さすが源氏という感じですかね。(ごめんなさい、源氏贔屓の方、私は平家贔屓なので源氏が基本的に嫌いなので…)

 

義仲の好き勝手にごっしーは面白くない。平家を打倒してくれるからと思って称号を与えたのに…だからぁ、あなたは政には向いていないんですよ~。平家は三種の神器を持ってるから下手に手出しできないし…しかしふと思いついた。何を?

 

平家一門は大宰府に到着したようですが、どうもこちらも思うようにいかないみたいです。ごっしーは新たに帝を立てたらしく、それも高倉上皇様と殖子様との間に生まれた

尊成親王後鳥羽天皇となったそうです。2人の帝がという時子様に毅然と「いいえ。帝はおひとりです」と言い切る徳子様なのです。

 

どうやら当てにしていたしていた緒方惟栄がごっしーからの院宣を受けたらしいという情報を聞き宗盛様パニックです。緒方惟栄は元々重盛に仕えていたのにということで交渉は資盛様に行ってもらうことに。

 

一方、維盛様はやはり倶利伽羅峠の一件でトラウマで体調を崩しているみたいです。

資盛様が緒方惟栄と会っています。懐かしむ緒方に平家を討つために兵を集めていると聞いたがと問いただす資盛様。年下とはいえ、やはり元・重盛様に仕えていただけあって、資盛様を丁寧にもてなしていますね(畳の上に座らせている)緒方は法皇差の命令ゆえと。「そなたは父に仕えておったろう?」ときつめに言う資盛様に

 

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重盛様の息子ということで交渉役として資盛様が行くことになったのでしょうね

 

「わたくしとて、平家に弓矢を向けとうはございませぬ。それゆえどうか、大宰府からはお立ち去りを」と。平家にくしで戦うわけではないだろうし、重盛様に対する恩もあっただけに、緒方としても戦わずに済むようにお願いするしかないって感じだったのかなぁ~

 

大宰府からも立ち去れと言われてしまい宗盛様はじめ一門の皆様方は戸惑うばかりです。そしてそれに一番反応したのが清経様。

 

「京から落ち、福原を離れ、またこの大宰府からもですか」

「去らねば責めてくるだろうよ」

なぜかここで宗盛様は戦う気満々、それに賛成するのは敦盛様。しかし清経様の表情は…井戸を見つめる清経様に資盛様が戦の支度を早くせねばと声を掛けますが、清経様は完全にネガティブモードです。

 

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あんなに無邪気だった清経様が泣いてばかりです…

 

「強い方につかねば自分が痛い思いをする」

「だとすれば、誠実さや実直さや恩義というものは…意味をなさぬではありませぬか」

「…我ら平家にそれがあったと?」

「あ…」

清経様を投げ飛ばし、さっさと支度をしろという資盛様。

あったと思います。今だってあると思います。ただ、それは上の世代清盛様や重盛様達の全盛期。本当はそういう思いも清経様の世代にも引き継がれなけばならなかったはずなのに、それをある意味怠ってしまったんだと思います。基本的に平家の方々は心穏やかで優しい方が多いからね。その中でも特に清経様はそうだったのかもしれませんね。

 

ごっしーは平家が右往左往してる様にご満悦にようです。一門の皆々様は徒歩で箱崎の津へ向かったらしい。この時代、この方たち特に女性人たちにとっては長時間歩くって本当に大変だったと思います。そんな生活してなかったんですからねぇ。

 

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母は強しですね

 

徳子様は安徳天皇をかごに背負って歩いているようです。不安な言葉を言う天皇に明るく振舞う徳子様です。清経様は相変わらずな感じですが敦盛様が少しでも明るく声をかけてくださっているのですが、ますます酷くなっていますねぇ。敦盛様は「誓ったではありませぬか。これからは我らが戦うのだと雄々しく、潔く戦いましょうと」もう戦意喪失していますね完全に清経様は。敦盛様の気持ちが切ないです。

 

静御前たちは海で楽しそうにしていますが、びわはなんか沈んでいる感じ?

それを見てびわに「海は嫌い?」と尋ねる静御前

「平家の一門はいま、海を漂うておるそうだが…」やはり心配だよね。

そして未来の目を使うびわ

 

夜…箱崎の津に到着した平家の皆様だけど、陸へあがろうとすると敵がすぐやってくるので船の上にいるしかない有様。

「網にかかった魚…清経殿がそう申されておりました。(敦盛様)」

「あいつと同じ舟でなくてよかったのか?(資盛様)」

「清経殿は何やら、お人が変わられたようで(敦盛様)」

 

そんな会話をしてるとどこからともなく笛の音色が…

清経様が笛を吹いています。

びわも何かを見て走り出します。敦盛様は嬉しそうに自分も合奏しようとするのですがその途端笛の音が止まり、衣服に石を詰め海に身を投げてしまう清経様。

 

まさにびわは清経の最期を見てしまっている。どれだけびわが叫んでも清経には聞こえないし、助けに行くこともできない。体が沈んでいく中、笛だけが浮かんでくる。

 

「また…まただ。重盛も清盛も…びわは…琵琶には何もできない。清経…見える…見えるだけで…びわには何も…」静御前と月・あかりも今のびわに何もしてあげられない…

 

で、泣きすぎてえらい顔になってしまっているびわなのです。

そしていよいよ、おかあとの再会、でもそんな気分ではないかもしれない今のびわ

せっかくの再会なのに泣きはらした顔だし…

 

家の前でドキドキしているびわ。気合を入れて扉を開けると女性が食事の支度をしています。思わず「おかあ」と声をかけるびわ

 

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びわとおかあの対面ですが、おかあは目が見えてない…

 

どうやら本当におかあだったみたいです。しかし、おかあは目が見えなくなっているようです。触ってびわのことを見ていたと。そしてびわの本当の名前が「あさぎ」ということ。「おとうは呼ばなかった」とびわ

「あの人は…その目の色を恐れていたから。今は私がその名で呼ばれるようになったわ」

「浅葱の方…」

「会いたかった」

「見えていたのならなぜ会いに来てくれなんだ」

「私はあなたたちを捨てて越後平氏と言われた方のもとへ…」

「ならば…来るのではなかった。」

許してほしいと思いつつも許さないでいいともいう。こんな自分に会いに来てくれて感謝の言葉を言う浅葱の方。

びわだ。わしの名はびわだ。」

びわ…何もしてやれなくて…でもずっと祈っていた」

「祈る?」

「おとうのこともどうか安らかにどうか静かに、どうか…」

 

びわという名は自分がつけた名前だもんね。おかあと再会して改めて自分のすべきことを実感することが出来たようです。

そして、その言葉を聞いてびわは亡者の目を使う

「どうか安らかに、どか静かに…」そこに見えたものは彼岸花の咲き誇る場所に、びわの大切に思う人たち、おとう、重盛、清盛、そして清経の姿が見えた。

 

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彼岸花畑の中に大切な人たちの姿を見るびわ

 

「何もできなくとも…祈る」おかあの言葉と、亡者の目で見た懐かしい人たちの姿に岩の気持ちも変化があったようです。

 

これからは平家の行く末を見届けると、見届けて祈りを込めて琵琶を弾くと。自分にもできることが見つかったと。そしておかあに感謝するびわ。再会できてよかったね。

 

びわも祈っておる。おかあがここで静かに暮らせることを。どうか…どうかお達者で」きっとおかあがここからどこかに行くことはもうないはずだから、もしびわが会いたいと思えば会いに来ることはできるはず、そう思えるだけでも良かったんじゃないかな。ここにおかあが生きているということが、もし今生の別れだったとしてもびわにとっては心の支えと安寧になるんじゃないかなと思う。

 

そして季節はめぐり冬…

土肥実平は頼朝に平家の様子を報告しています。水島では木曽義仲の軍に打ち勝ったとのこと。水島の戦いでは知盛様が獅子奮迅の働きをしたみたいです。船と船の間に板を渡し海を制しているかの如く戦ったとか。義仲は法皇様より平家を討つように言われたけれど、「俺を征夷大将軍にしてほしい」と言う始末に、困っているようです。義仲にしてみたら自分が平家を都から追い出したんだという思いがあるだけにじゃけにされたみたいで思わず御所を焼いちゃいました。それはアカンやつやろう。挙句に後鳥羽天皇と再び幽閉されちゃってます。まったくぅ…

 

ということで頼朝に助けを求めてきたとのこと。

しかも義仲は頼朝を討ち、自分が源氏の棟梁になる気満々らしいとな?

頼朝困っております。討った方がいい?と政子に聞いております。そんなこと言われたら政子は「もちろんにございます!」言うやろうて当然。でも誰にそれをやらせるのか迷う頼朝に対して実平が総大将は弟君の範頼に、そして義経を遣わせては?と。

 

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登場しました、チビ出っ歯、義経(でもアニメも美麗補正の義経

 

びわは西へ向かうことにすると。義仲は鎌倉の源氏に討たれたとのこと。しかしその鎌倉の源氏が次は平家を討つために西に向かうのだとか。静御前たちはびわを心配するけれど、行かねばらなんのだと。3人とお別れするびわ

 

びわたちの別れの様子を偶然発見するのは伊子殿ではあるまいか?

そして舞台は一の谷の戦いです。義経軍が「鵯越(ひよどりごえ)の逆落とし」の作戦をしたと言われているのもこの一の谷の戦いの一部です。

 

ここの総大将はと尋ねる義経に対し「平の資盛と申す者ですがすでに逃げ出したとか、残った平は一の谷に籠っております」

 

知盛様も士気を高めようと頑張っておられます。平家は知盛様、行盛様、忠度様が三手に分かれて戦っております。義経は谷を降りて奇襲をかけると。鹿が通れるなら馬も通れようって…この作品の義経はクールな感じ?所詮義経はチンチクリンの出っ歯野郎ですけど…(平家の公達たちの方が絶対見目麗しい)

 

敦盛様も頑張っておりますね~。重衡様が知盛様に状況を報告に。かなりヤバい状況ということで今のうちに海岸に出て舟に乗ることに。敦盛様も集合場所に向かおうとするけれど、笛を忘れたことに気付き陣に戻ってきました。

 

「敵に後ろを…」出た敦盛様の名言。

待合場所まで急ぐ敦盛様ですがそこにやって来たのは源氏側の武将熊谷直実

「そこにおられるのは、名のある武将とお見受けした。敵に後ろをお見せなさるのか」

 

敦盛様の中にいろんな思いが駆け巡ります。そして意を決したように馬を降り、2人の戦いが始まります。びわも敦盛の戦いを見ております。敦盛様に抱き着き押し倒す直実。兜がとれた姿を見る直実、その姿は自分の息子と同じ年ごろの少年だった。何とか見逃そうとするけれど、すでに源氏軍がやってきているため、それも出来ない状態に追い込まれてしまいました。

 

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敦盛様の事を思うと涙が…

 

「さっさと首を取れ。私の首を取ればそなたの名も上がろう。誓ったのだ。誓ったのだ。私は…武士として立派に…」

直実のトラウマ案件になりました。

 

笛の音とともに2羽のアホウドリが飛んでいます。そして直実の前には沈んでいく敦盛様の姿が…びわは「そなたらのこと、必ずや語り継ごうぞ」涙を拭いて再び旅立つびわ

 

ここでは本当にいろんなことがありました。

一の谷の戦いで印象深い最期は

平知章(知盛様の末っ子)享年16歳。

 

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平知章様の兜 思いのほか小さく感じました

 

舟のある場所に敗走中、知盛様が源氏軍に襲われそうになったところ、知章様と監物太郎頼方が知盛様をかばい、斬られてしまいます。自分の事は良いからと父である知盛様を逃がしました。わが子を目の前でそれも自分を助けたために死なせてしまったこと本当に知盛様の心中いかがなことだっただろうか…


平敦盛(経盛様の三男)享年16歳

須磨浦にて熊谷直実と一騎打ちになり、「名を名乗れ」と言われたときに「名を名乗らずとも自分の首を見せるがよい、そうしたらだれかわかるだろう」と。のちの戦国武将からも愛されるスーパースターでもあります。そしてこのことからその後、直実は出家してしまいます。敦盛様の父上であられる経盛様に敦盛様の笛をお返しになられたりもしてるようです。

 

神戸清盛隊の平敦盛様がご自分の最期を開設しております(笑)わかりやすいので是非ご覧いただきたいです。


www.youtube.com


平忠度(清盛様の弟)享年40歳

敗走中、源氏の兵に捕まる。鉄漿をしていたため平家の者とバレてしまう。

死ぬ前に歌を詠んで箙に結びつけていました。

 

行(ゆき)くれて木(こ)の下かげをやどとせば花やこよひのあるじならまし

(行くうちに日が暮れて、桜の木の下を今夜の宿とするならば、花が今夜の主となってこの悔しさを慰めてくれるだろう。)

 

平盛俊(平盛国(清盛の家人)の息子)源氏の兵である猪俣範綱を追い詰め、首を斬ろうとしたときに、懇願され、助けたにもかかわらず、油断している時に騙し討ちにあって命を落とされてしまう。まさにこういうところ源氏が嫌いなんです。首を斬らない奴が悪いという感じなんだろうけど、そいう問題ではない、無駄に人を殺したりはしないそれが平家の人たち。

 

そのほかにも、重衡様も敗走中(舟に向かっている時)家臣たちの裏切りにあい、挙句に馬が矢にあたり、落馬そして源氏の兵に捕縛されてしまいました。

 

一の谷の戦いゆかりの場所

『平清盛』縁の場所を尋ねる・神戸篇④~須磨~(敦盛様の笛(小枝(青葉)の笛)などの展示品が見れる)

 

 

アニメ「平家物語」8話『都落ち』

清盛の死を受けて動揺する一門を離れ、母探しの旅に出たびわは、各地で平家と源氏の戦の状況を耳にする。
奮闘する知盛や重衡らを尻目に、頭領の宗盛は京で宴三昧の日々を送っていた。
源氏側につく者が増えるなか、維盛は木曽義仲に大敗を喫し、引き返せないほど精神的に追い詰められていく。

 

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少しでもおかあの手掛かりがあってよかったね

 

祇女の庵にやって来たびわ。仏御前も祇王も母親もすでにこの世にはなく、祇女1人となっています。しかしある白拍子からびわと同じ目をした女の人を見たことがあるという情報があって、詳しくその方に手紙を送ってみようと言ってくれ嬉しそうなびわなのです。

 

内裏では安徳天皇が敦盛様の小枝の笛を吹こうと一所懸命です(笑)

それを微笑ましく見ている徳子様と清経様と敦盛様ですが笛をしゃぶる帝に慌てる敦盛様。内裏ということなので2人もちゃんとした装束で来ています。

 

どうやらびわの行方が気になって訪ねてきたみたいですが、徳子様の所にもびわは来ていないようです。一目会いたかったけれど、もう自分たちとかかわらない方がびわの為なのかもと徳子様。

 

一方、そのびわといえば市井で琵琶を弾いて日銭を稼いだり、食事を施してもらったりしてたくましく生きております。とりあえず、母親の手掛かりから越後に向かっている途中のようです。

 

近くにある墨俣川で源氏と平家の戦いがあって、逃げた源氏がうろついているから道中くれぐれも気を付けてと言われております。

 

頼朝が負けたと落ち込んでいますが、政子に「次は勝てばいいのです」とはっぱをかけられるんだけどどうもイマイチ士気がないというのか…同じ源氏の義仲が木曽で着々と勢力を増している、ましてや頼朝は源の棟梁なんだからもっと頑張らないとと言われております。

 

その話に出てきた義仲はまるで野生児って感じ?

頼朝とは見た目も性格も真反対って感じです。頼朝が墨俣川で負けたという話を聞いて、自分も平家と戦うと兼平に言っています。兼平は義仲の乳母子(幼馴染みたいな感じですが、生まれながらにその人に仕える側近中の側近みたいな人って感じ?)

 

義仲は頼朝と世間に源氏には2人の将軍ありと示してやると言っておりますが、頼朝にとってそれは許されない事(2人の将軍なんていらない)なんですよね。まぁまだこの時には後々の自分の行く末なんてわかっちゃいないんですけど…

 

巴御前もやる気満々ですね~

なんだかわくわくが止まらないって感じの義仲軍です。

 

一方京の平家一門…

知盛様、重衡様、維盛様が宗盛様に今後について話をしておりますがイマイチ宗盛様は自分が平家の棟梁だという自覚が薄いと申しましょうか…(汗)維盛たちも獅子奮迅の働きをして源氏との戦いも一進一退という感じですが、一方で義仲がどんどん勢力を広げて行っていることに知盛様は危惧しております。

 

維盛様が兵を率いて北陸に向かうと言っております。重衡様の意見を聞く宗盛様。

「維盛の申すとおりではありますが、しばらく様子を見ては」

義仲を追悼するはずの越後の守は急に亡くなったと宗盛様、そしてびわは越後に到着してある僧に話を聞いておりますが、まさにその越後の守の所にいた側室だった浅葱の方という女性がびわと同じ目の色をしていたみたいだけど、越後の守が亡くなった後、京へ戻ったという話。折角っびわがやって来たのにまたも京へ戻らねばなりませんね~。

 

秋のある日、宗盛様はなんだか宴を催しておりますが、維盛様は今こんなことしてる場合かって感じです。宗盛様の危機感のなさを重衡様に嘆いております。

「このままでは義仲は、頼朝より先に京へ上ってまいります。それだけは防がねばなりませぬ。」棟梁が変われるものなら知盛様とか重衡様に変われればいいけれどそう言うわけにもいかないんですよね~。

 

清経と敦盛様は宗盛様が開催する予定の曲水の宴の練習をしております。それを不思議そうに見てる資盛様。曲水の宴とは庭園の川に盃を流し、自分のいる場所に到着するまでに歌をよむという遊びで、京都の城南宮の庭園にて毎年恒例行事のようになっている雅な遊びです。

 

敦盛様は今、維盛様は兵を率いて木曽の義仲を討つため戦っておられますのに、一方でこんなことしてていいのかって思っているみたいです。

 

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平家として戦前の身だしなみも大切ということで…

維盛様は富士川の戦い以降、これではだめだと自分に言い聞かせ必死で戦っているんですよね。そしてこのシーン、戦支度で維盛様がおしろいを縫って紅を付けている様子があります。平家の公達の方たちは武士というよりも貴族という気持ちが強かったのかもしれませんね。おしろいを付けて紅を付けて、鉄漿などもしたりして戦に向かう人は結構いて、それがその後の戦いの時に色々あるわけです。

 

維盛様は初陣のシーンの時からきちんとお化粧して出陣されておりましたね。

敦盛様も戦に行きたいみたいですが資盛様は自分は曲水の宴の方がいいって、清経様に嫌味を言われ「俺は力を使うより、頭を使う方が好きなんだよ」なんて言っちゃってこれまた清経様に「使ってるように見えない」なんて言われちゃいました(笑)そこに割って入るのが敦盛様。維盛様のご武運を祈ろうと。しかし清経様もまだまだ油断しきっております。相手に比べたら兵力は平家の方が多いので大丈夫だろうと。

 

平家の群を山の上から見ている義仲、いきなり名乗りを始めました。

これには維盛様もびっくり。相手あ名乗りを上げたからには自分もちゃんと返さねば失礼とばかりに名乗りを上げようとするけど、声が最初でなくて、ちょっと照れちゃって言い直すしぐさが可愛くもあり、切なくもありって感じです。

 

そして義仲は明日そっちに行くから待っとけよ!と宣言しております。

この時代、戦いの時、まずは名乗りを上げます。そして力のある武将は1対1で戦いほかの人たちはその勝敗を見ています。この時維盛様達も義仲はなかなか戦の礼儀をわきまえていると思ったみたいですが、実はこれは彼らの作戦のひとつだったのです。

 

平家も陣をはって翌日の戦いに備えます。

ここで登場したのが清盛様の母違いの弟の平忠度(ただのり)様。ちなみに清盛様との年齢差は26歳です。いやそんなことよりも…しかーし!何ですかこのキャラデザはと一言言いたかった。

 

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左側の前から2人目が忠度様、1人目が行盛様です。

行盛様というのは平基盛様の息子さんで、基盛様は重盛様と母親を同じくした弟(清盛の次男)で24歳の時に宇治川を渡っている途中で亡くなりました。(維盛様とは従弟ということになりますね)

 

和気あいあいな雰囲気の中、維盛様は義仲に対して北陸を制した相手、ゆめゆめ侮られないようにと釘を刺します。夜明けとともに兵を進めようということ。とにかく土地勘がないのでここよりも平地に出たほうが戦いやすいだろうということで本日は早く就寝することに…

 

義仲の作戦通りに事が進んで言うようで、夜中、どこからともなく勝鬨の声で目が覚める平家陣営。気が付くと周囲を完全に敵に囲まれてしまっています。これはヤバい!

慌てて、戦いの準備をするんだけど、義仲にしたらまさに「ニシシ」なわけです。

 

「まぁ、礼儀正しい奴らにゃおもいつかねえ戦法だよな」と義仲、そう基本的に源氏特に義仲や義経が率いたメンバーにとっては、礼儀なんて関係ない。勝つことがすべてどんな手を使ってでもね。(それがのちのち頼朝に信頼を得られない事にもなるわけだけど)

 

これから、義仲たちは平家軍を谷に追い込んでいきます。

夜ということ、平家軍に土地勘がない事、周囲を囲んで谷の方にしか逃れられないようにし、兵を谷に堕ちるように仕向ける。以前宇治川の橋の戦いの時と似ているかも?あの時も前方が見えないので橋板が抜けていることがわからない後ろの兵たちはどんどん川に落ちていったのと同じようなものですね。この時で兵7万騎失ってしまいました。

 

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牛に乗ってというのは創作のようですが…

 

これがいわゆる「倶利伽羅峠の戦い」です。

何とか維盛様や忠度様などは敗走することが出来ましたが、維盛様今回は「地獄だ」とまで言っちゃっています。もうお労しいとしか言えない…

 

宗盛様も焦っております。義仲が京へ攻めてきそうだということで、京の町も騒然としています。宗盛様、時子様が徳子様の元へ。そして帝と三種の神器を持ってひとまず福原へ向かおうと。頼みの延暦寺も清盛様が亡くなって、源氏の味方になったようです。

 

残る頼りは西にいる平家の味方を頼るしか今はない。ひとまず態勢を立て直しなし中に挑む方がいいと宗盛様。時子様が帝にお出掛けの支度をしようというけれど、行きたくないと駄々をこねます。まぁまだお小さいしね~。でもそこはさすが時子様、じゃあ母上(徳子様)と2人で行こうというと、帝も「われも行く。はよう支度を」可愛いねぇ~。でも切ない…

 

急いで身支度をする徳子様。ため息も出ますよね~

そしてそこに資盛様が伊子殿と一緒にいるのを見ちゃいました。

どうやら、2人の交際は順調のようですが、今回伊子殿は京へ残ることになりましたので、下手するとこれが最後になっちゃうかもしれない?

 

「京が源氏の都になるというのに…」という資盛様に

「いいえ、帝がいらっしゃるところが都よ」という徳子様、彼女の母としてのそして帝をお守りするという覚悟が凄いですね。徳子様も成長されているんですよね。

 

「ここでなくてもいい、帝と2人静かに穏やかに暮らせるのなら、それで」不安そうな安徳天皇

 

宗盛様、知盛様、重衡様も帝の出立を確認したけれどごっしーは夜中にこっそり鞍馬寺へ向かいそこへ匿ってもらうことに。なんてこったです。

 

敦盛様は、都落ちするのが不服のようです。正々堂々と京で戦いたいみたい?

資盛様が義仲たちを退けたとしても今度は比叡山の僧たちが攻めてくる、もしかしたら頼朝も来るかもしれないしって。

「我らが力を合わせれば源氏など倒せまする」そうだね。そうなんだけどねぇ~。

知盛様が出発すると言いに来たけど維盛様がまだ来てないみたい。

 

資盛様、清経様が屋敷に迎えに来ました。

維盛様は妻子とお別れしております。そりゃ子供たちは寂しいよね。

一緒に行きたいだろうけれど、維盛様にしてみたら危険な目にあわせたくないと少しでも生きていてほしいと思うばかりに家族は京へ残し、自分だけ行くことに決めたようです。

 

維盛様が泣いてらっしゃる(T_T)

「すまない…倶利伽羅峠であのように兵を失わなければ…すべて私のせいだ。一門の者に合わす顔もない。私が一緒に都を落ちるなど…」

「兄上のせいではありませぬ。それに我らは西にもう一度兵を挙げるのです。ただ、都を落ちるのではありませぬ。」

 

この時の清経様の口をぐっと結んで涙をこらえながらお話してるシーン、胸が苦しくなってきます。そんなにご自分を責めないでください維盛様。

 

そして、平家の屋敷をことごとく燃やしてから京を離れる平家一門の皆様。

「何も焼かずとも…(重衡様)」

「みすみす源氏に手渡してたまるか。奴らが京へ入った時は5万軒もの屋敷が灰になっておるわ(宗盛様)」

 

多分、今のJR京都駅一体に福原から戻った清盛様達は屋敷を作っていたので、この時焼いたのもこの周辺じゃないかと思いますが…

 

そして福原に到着した御一行様ですが3年の間にすっかり荒れ果ててしまった福原に戸惑いと一抹の寂しさを感じる御一行様たちです。ここから次に大宰府へ向かうことに。

 

徳子様もそこまでいけば義仲たちも追ってはこないだろうと。帝をお慰みする知盛様。

夜、浜辺にたたずむ清経様、そして敦盛様がやってきました。

あの楽しかった月見の事を思い出し、ナーバスになる清経様。

「京を出る前、維盛兄上が泣かれ、ご自分を責められ…兄上だけのせいではないのに、我ら平家が追われるように都を出て、こんな荒れ果てた場所で一夜を…どうしてこのようなことに」

 

しおしおしてる清経様とは違って敦盛様はいつもポジティブなお言葉をかけてくださっていますよね。年下なのに、しっかりなさっています。

 

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敦盛様…

 

「これからは我らが戦うのではありませぬか。」

「10万もいた兵が今は7000騎。これでどうやって義仲や頼朝と…」

「私は戦います。清盛様も、清盛様のお父上もそうして昇りつめたのではないですか。」

 

そうです、そうです。兵力が減ったからと嘆くよりも、もっと今後どのような戦をすればいいのかを考えていくことが大事ですよね。悲観ばかりしているといい考えも浮かんできませんよ。それに加えて敦盛様、彼だって戦いたいわけではないけれど、そういうことになればやはり平家として勝つために戦おうという思いがあるわけです。

 

少しでも心穏やかにと思って笛を吹こうとする敦盛に、清経は今はこの場所で聞く笛の音も悲しいと。敦盛様は片時も小枝の笛を放さずにおられますね。

 

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何も残さず旅立つ平家一門

 

翌日、一門の乗せた船が大宰府に向けて出港します。ここもまた燃やしてから行くことに。さて、平家の皆様は一路大宰府へ。

 

びわは京へ戻ってきたようですが、同じく義仲たち一派も都入りしたようです。源氏が京に戻って来たのは20年ぶりだとか。そんな話を聞きながら歩きだそうとするびわだけど、どこからともなく女性の声が…

 

源氏の兵が市民の米や物を奪っていこうとしています。思わずその光景を見て、昔禿達が平氏の悪口を言って連れ出されそうになっている時とオーバーラップしたようです。

 

びわの正義感がまだって見過ごせず、琵琶と猫ちゃんたちを置いて、女性に悪さしようっとする源氏の兵を捕まえますが足蹴にされ、今にも斬られそうになるびわ

 

その時、突然自分の手を引く人物が…琵琶と猫などもちゃんとほかの仲間らしき人達がピックアップしてくれてとにかくその場から逃げることに…

 

一体、この白拍子たちは何者?

 

いよいよラストに近づいてきました。最後、びわを助けたのは静御前みたいですね。

今までは平家の中からものを見ていたびわが今度は源氏を通して平家を見ることになるのかしら?おかあの手掛かりはあるのか?生きているのか?会えるのか?色々気になるところもありますし、このアニメは11話完結なんですよね?ということは物語もあと3話…

 

敦盛様の話は絶対あると思うし、重盛の子供達の行く末の話もあるんだろうね。戦いとしてはやはり一の谷の戦いや壇ノ浦の戦いは絶対あると思いますし、一の谷の戦いでは出てほしい人たちが沢山いるんだけどなぁ…

 

とにかく、どんどん追い込まれていく平家一門、びわも含め苦しい物語となりますがしっかり見届けなくては…

 

 

 

 

 

 

 

アニメ「平家物語」7話『清盛、死す』

源頼朝が、遂に後白河法皇院宣を受けて挙兵。維盛率いる平家の兵は富士川の戦いであえなく敗走する。


半年とおかず福原から京に戻ってきた平家一門は南都の僧たちからも朝廷からも警戒され、ますます孤立していく。


年が明け、高倉上皇が危篤状態に陥る。清盛は徳子に今後の身の振り方を提案するが……。

 

結局、福原遷都は半年で終わってしまいました。すでに資盛様たちも京へ戻ってきております。宗盛様の頑張った環都の描写がなくて残念ですぅ…

 

そして清経様と敦盛様は京に戻ってきてもすっかり仲良しになっていますね。

重盛邸では清経様と敦盛様が「毬杖(ぎっちょう)」という球遊びをしていますが、南都の僧たちがこの球の事を清盛様の頭とか言って打って遊んでいるとか、趣味悪いですよね~マジで。

 

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微笑ましいふたり

 

そんな話の流れで敦盛様に進めるもんだから「清盛様の頭をですか」なんて敦盛様が思わず言っちゃってますよ~それを平然と「いえいえ、球をです」って清経様(笑)んなわけないじゃないですかぁ。しかし気の合うふたりですね。

 

びわが草の中で何かしてると思ったらあの猫ちゃんが隠れているのを呼んでいるんですね。京に戻ってきて清経はホッとしてるようです。

 

上皇様の具合は相変わらず芳しくなさそうですね。ここでは比叡山から言われ環都したということになっていますね。高倉上皇様は床に臥せりながらもいろんな情報を知っていますね。清盛たちが京へ戻って来たのは「平家が我らを討つために戻って来た(興福寺の僧徒たちの言葉)」まぁそういう噂も戻って来た理由のひとつではありますが…

 

清盛様は南都の僧徒たちに自分たちは戦う気はないということを伝えに丸腰で行ったにもかかわらず、ことごとく僧兵に討たれ、猿沢の池のほとりにさらし首を並べられたりそりゃさすがの清盛様でなくても怒りますよね。話し合いに行ってるのに問答無用で殺しまくるんだから。

 

清盛様の命により重衡様が南都へ向かうことに…この平家物語の重衡様はなんだかちょっと消極的なキャラになっているんですよね~。そんなことないんですけどねぇ。

 

そして南都の僧兵と戦い夜になります。闇にまぎれた僧兵たちが陣を襲うかもしれないということで、灯りとりに火をつけたけれど、風が強い日だったので、想像以上に南都の町に燃え広がり、興福寺東大寺なども燃えてしまいました。これで2回目ですから重衡様と南都の相性は最悪ですよね。

 

京ではびわが目を覚まし、猫ちゃんをお迎えに外を見ると風に煽られ、右目をふさいでしまう、左目で見えたのは沢山の死んだ人たちの魂(火の玉?)びわも苦しいし怖いだろうね。思わず猫ちゃんをぎゅっと抱きしめる。

 

清盛様は報告を聞いてご満悦な感じ?

「南都をことごとく焼討にするとは」時子様は不安に感じているようです。

そういわれるとさすがの清盛様もちょっと困った感じ?

 

猫ちゃんはびわになでなでしてもらってご満悦。そこへ資盛様がやってき手頭をなでようとするけど「シャー!」の攻撃にタジタジ。「飼い主そっくりだな」と。

 

「これで平家はまた多くの敵を作ることになってしまった(維盛様)」

「燃え広がったのは風のせいで、どうにもできなかったのでしょう?もとはと言えば、南都の僧が悪いのですし(清経様)」

「はぁ…そうも言い切れぬ(維盛様)」

話を変えようとする資盛様、今日は経子様(彼らの母親)のご機嫌伺いに来たんだから暗い顔をしないでと。

 

「それに我らがここで何を話そうと、南都は元に戻りませぬ。」と冷静な資盛。でも清経様が最近、資盛様は伊子様とよりが戻ったからそれ以外の事はどうでもいいんだろうと言われちゃいました。

 

お正月だけど、昨年はいろいろあったりしたので行事ごとも自粛みたいな感じのようです。重衡様も南都焼討に関してかなり落ち込んでいるみたいですから笛のセッションなどすぐ気持ちにならないみたいです。びわは猫ちゃんを遊んでいるところに女御の方から上皇様の具合がいよいよよくないみたい…

 

徳子が清盛様と時子様の所に呼ばれたみたいです。

徳子としたら今は少しでも上皇様のそばから離れたくないのに、清盛様から出てきた言葉は、上皇様が崩御された後の話。それも後白河法皇様の後宮に入ってはどうかと言われてしまう。死んだ旦那の父親の所に嫁げってどういうことだよね。清盛様もかなり焦っているようですが、さすがの徳子様もきっぱり断りましたね、もしそんなことを無理やりにでも進めようなら自分は出家して尼になると。

 

さすがの清盛様も徳子様の覚悟に対して無理強いはしなかったようです。

その後、上皇様が崩御なされ、びわが徳子様と安徳天皇の所に弔問に訪れたみたいです。無邪気な安徳天皇びわのやり取りが可愛いです。徳子様も初めて父上に逆らったと、そして母として安徳天皇を守って生きていくと。

 

「きっと上皇様も見守っていてくださる。そうよね?ただ一度だけど優しい言葉を頂いた。愛情ではないのだと、あの時は素直に受け取れなかった。でも、私が上皇様のおそばにいたことは、無駄ではなかったのよね?」

 

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徳子様と安徳天皇を抱きしめる上皇様が切ないです

 

別れの時、風が吹き、びわが亡者の目で母子を見ると、2人を抱きしめる上皇様の姿をが見えた。徳子様はああいっていたけれど、上皇様はずっと徳子様と安徳天皇の事を大切に思っていた、でもそれを伝えることもしないし、上皇様の思いを徳子様がみることが出来たらよかったのにと思う。

 

このシーンは涙ものでしたね。

実際は仲の良いふたりでしたし、安徳天皇のことも本当にかわいくて仕方なかったようですから上皇様、お手紙などにも親バカぶりがわかるような書も残っていますからね。

しかし21歳…短い人生でした。

 

ここで木曽の義仲(源義仲)の話題が出てきました。

頼朝の親戚だけど、父親が頼朝の兄に討たれて、木曽に逃れた義仲はそこで育つことに。まぁいろいろこれから登場するんじゃないのかしら?清盛様はみんな自分に逆らうと愚痴っておりますが徳子の事をかなり気にしているようです。

 

「一門の栄華を築いた果てに、皆に嫌われ憎まれとはのう」

そんな時、いつも励ますのは知盛様。父上を鼓舞しております。宗盛様も父上のテンションを上げようと頑張っております。清盛様も奮起しますが、どうも体調がお悪いようで、冬の寒い時期にもかかわらず、暑い暑いと言っております。みんな「??」な感じ。

 

全国のあちらこちらで源氏に就くものが現れたとか。宗盛様が総大将になってその者たちを討つと言ってるみたいですが重衡様が南都の一件以来、戦には乗り気ではないらしい。子供たちも宗盛様の総大将は若干不安に感じているようです。

 

そんな宗盛様のもとに、清盛様の容態が悪いという知らせが…

熱にうなされている清盛様。宗盛様がやってきましたが、部屋の外からも熱の熱気が凄い有様で部屋に入ることも大変そうです。水をかけてもすぐ沸騰してしまう有様。

 

そして、以前悪夢など見ないと言っていた時子様にも閻魔大王の使いがやってきて、清盛様を迎えに来たと。清盛様が寺や大仏を焼いたために今、炎で焼かれているのだと。そしてこの後は無間地獄の底へ沈んでいくことだろうと。目が覚める時子様。

 

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あ~ちち、あ~ちっです。

 

清盛様の部屋へ行く時子様ですがやはり、水をかけてもすぐ熱湯に、そして暑さにうなされる清盛様に声をかける時子様。遺言を尋ねる

 

「わしの骨と灰は福原の浜に…現世の望みは残さず達した。ただ…ただ…頼朝の首を見なかったことだけが心残り。わしが死んだあとはお堂も塔もいらぬ。供養もするな。すぐに追っ手を送り…頼朝の首をはね、わしの墓の前にかけろ…徳子は…まだへそを曲げとるの可能…」

 

そうして、清盛様は亡くなり、遺言通り福原の浜へ散骨。一門の皆様もご一緒にそれを見届けております。ふと見ると空が燃えたように赤い。ほどなくして清盛様の屋敷も火事で燃えてしまいました。

 

清盛様の最期は家人だった盛国のお屋敷だったということで、そこは高倉天皇の生誕地でもあります。JR京都駅から歩いて10分くらいの場所に石碑がありますので京都に来られた時には行ってみてはいかがでしょうか?なお、神戸にある「能福寺」には平相国廟があります。

 

「平清盛終焉推定地(高倉天皇誕生の地)」建碑除幕式

 

燃える清盛の屋敷の方を亡者の目でみるびわ。そこには重盛の姿が…

少しずつ自分の元からゆかりの人たちが死んでいくこと、わかっていてもどうすることもできない自分に思わず重盛にどうしたらいいだと問いかけるけれど、重盛からの応えはない。

 

そこへ慌ててやってきた維盛様。びわに重盛様も清盛様も亡くなって、これから平家はどうなっていくのか、行く末を教えてほしいとびわに懇願しています。

 

そんな維盛様に対して

「そんなふうだから、水鳥の羽音で逃げ出すのです。先が見えたってきっと何もできませぬ、兄上は。」

必死で維盛様のフォローをする清経様。びわに謝って帰宅する維盛様。

そして資盛がびわに向かって出て行けと。

 

「ずっと俺はお前のその目の色が気味悪かったんだよ。お前が弾く琵琶の音も嫌いだった。」

「兄上、なぜそのような…(涙)」

「父上が亡くなられたときに追い出しておけば良かったんだ。ここにはもうとっくに、お前の居場所はないんだからな。いいか、春になる前に出ていけよ。」

戸惑う清経に資盛の本当の気持ちがわかっているとびわ

 

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これからますますびわにとっても辛い日々になるだろう

 

そして、本当に家を出ていくびわ。琵琶と猫と一緒に…

資盛はこれからの平家の行く末を思い、未来も亡者も見ることが出来る彼女にこれ以上苦しんでほしくない。そして巻き込みたくないと思う優しさゆえのあの態度と言葉。言いたいことを言い合ってきた2人だからの思いをしっかりびわも受け止めているのが切なくて寂しくてえ悲しくて…びわはどこへ向かうんだろう、どこへ行くんだろう…

 

徳子がごっしーの所へ訪問しております。まぁ大変だった幽閉生活も終わってホッとしているという感じですね。その間、法皇様も肉体的にもかなり大変だったのでね。清盛様が死んで、無間地獄に行っても這い上がるためにあがいていそうだなんて言っておりますが、本当はめっちゃ寂しがっていると思います(笑)

 

そして後宮に御子姫君が入って来たと。美しいけれどおとなしいばかりでつまらないとごっしー。徳子だったら、こうして色々話もできて楽しく過ごせそうなのにって。徳子様も上手く話しをかわしながらこれからも時間を見つけて会いに来ますからと、そして御子姫君の所にも会いに行ったようです。

 

「望まぬ運命が不幸とは限りませぬ。望み過ぎて不幸になった者たちを多く見てまいりました。得たものの代わりに何を失ったのかも分からず、ずっと欲に振り回され、わたくしは泥の中でも咲く花になりとうございます」

 

「♪~女人、五つの障りあり 無垢の浄土は疎けれど 蓮華し濁りに開くれば 龍女も仏になりにけり(梁塵秘抄より)」

 

そんな徳子と様の言葉を聞いて法皇様は

「しかしの、そなたはもう、無限の泥の中に引きずり込まれておるのだ」と。

 

この徳子様の歌った(作詞は後白河法皇様)意味は平安時代、女性は死んでも成仏することはできないと言われてきていました。しかし、龍女という8歳の女の子は法華経の教えを信じることで、女性でも成仏することが出来るということを体現されたという物語があります。徳子も龍女のようになれたらと思ったのでしょうか…

 

その物語はこんな内容です。


www.youtube.com

 

いよいよ清盛様が亡くなって、びわも平家の元から去って行き、平家の滅亡のカウントダウンが始まりました。びわが今後どのように平家の行く末を見届けていくのか気になります。

大河ドラマ平清盛」レビュー参考(時系列順)

あくまでもドラマの内容なので完全なる史実とは違いますが参考になりますので紹介しております。

第48回『幻の都』(福原環都・南都焼討)

第49回『双六が終わるとき』(高倉院崩御

第50回『遊びをせんとや生まれけむ (平清盛の死)

TVアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」最終話『何度生まれ変わっても』

天元様、善逸、伊之助も無事復活して全員で堕姫と妓夫太郎の頸を斬ることに成功しましたが、その直後、頸を落とす前に妓夫太郎が発動させた円斬旋回が暴発して、周囲一帯が被害を受け激しい爆風と炎で吹き飛ばされてしまう。鬼殺隊のメンバーそしてお嫁さんたちは無事なのか?そして堕姫と妓夫太郎はどうなったのかいよいよ最終話です。

 

地上波放送、とBSやCS、オンデマンドでは違いが少しあります。

本編の前にアバンとして、振り返り動画がありました。

OP曲はなし?後回し?

CM明けにカウントダウンが始まりました…何?

「テレビアニメ『鬼滅の刃遊郭編最終回の本編はストーリーの展開上、約32分のロングバージョンでお届けします。本日は放送枠を拡大し、全編通しでご覧いただきます。」

 

というテロップの後に「また、番組の最後にお知らせがあります。最後まで、皆様にお楽しみいただければ幸いです。」ということで再びCM、ということは本編CMなしで放送されるということ?なんだか今までそんなことなかったよね~なんだかすごい。韓国のテレビみたいだ(本編の前後にCMを流して本編中にCMを入れない)

 

みんなの力で、堕姫と妓夫太郎の頸が飛んで行って…2人の顔が向き合った。

天元様が妓夫太郎の体から円斬旋回が発動するのを見て、炭治郎に逃げろと声を掛けるけれど、直後に凄い爆風が…禰豆子の箱も飛ばされ扉が開いて禰豆子が出てきちゃいましたが、禰豆子が目覚めて大きくなった状態で爆血を発動。それが妓夫太郎の血気術を燃やしてくれました。

 

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ありがとう禰豆子ちゃん

 

原作では円斬旋回が発動した瞬間、すぐ次のシーンに変わっていて、その時には炭治郎が目覚めるシーンなので、炭治郎と同じく一体どうなったという感じだったんですが、ここでアニオリでその謎のシーンが明かされることになって、禰豆子ちゃんが助けてくれたんだとなるほど納得しました。

 

炭治郎を起こす禰豆子。目が覚める炭治郎。遊郭はもう見る影もない状態。

あまりのひどさに驚く炭治郎だけど、ぐいぐい炭治郎の所に来て頭なでなでして欲しいって禰豆子は本当に可愛いねぇ。

 

ほかの皆を心配するけど、自分は体が動かない、でも何故か毒をくらったのに問題ないのが不思議でならない炭治郎。

 

自分の状況に戸惑っているんだけど、遠くから目が覚めた善逸が炭治郎を呼んでいる。禰豆子ちゃんがおんぶしてくれて移動。善逸ようやくお目覚めしたみたいだけど、自分の状況が全くわかってなくて、足が滅茶苦茶痛くて折れてるのかと、怖くて自分で見ることもできないって…やはり寝ながら戦ってるのわかんなかったみたいだけど、今は自分より伊之助がヤバい状態だと。

 

屋根の上に飛ばされてる伊之助、心音が弱くなっている。

焦る炭治郎。夜はまだまだ明けない…カラスを飛ばしてしのぶさんを呼ぶにしても時間がかかりすぎて伊之助の体が持たない…どうして自分が助かったのかわからない炭治郎だけど、突然、禰豆子がまたも爆血で伊之助を燃やし、毒を燃やす。元気になった伊之助に炭治郎号泣、戸惑う伊之助(笑)。この時抱き着く炭治郎に「やめろ、気持ち悪いなぁ」って、伊之助らしい(笑)

 

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絶望の宇随一家だけど突然の禰豆子登場に…

 

一方、天元様の方も大変。須磨が騒ぐ。最後に言い残すことがあると天元様が言ってるのに須磨がうるさくて聞き取れない、まきをが怒る(須磨の口に石を入れたりしてさらに騒ぐ須磨)、うるさくて、毒が回ってうまくしゃべれない天元様。

 

そこへひょっこりと禰豆子…そして爆血。全身燃える天元様に須磨が凄いスピードで禰豆子を確保し怒る(笑)しかし火葬とかいうな(笑)。須磨は言葉の使い方が時々おかしい。でも、なんやかんや言ってもやはり須磨もくノ一だけあって禰豆子を確保するときの動きが素早いんだよね。

 

毒が消えて驚く天元様。まぁ、忍の解毒薬を飲んでも駄目だっただけに、絶望から一転、嫁たち喜びの涙。でも毒は消えたけど、傷は治らないのでそのままでいてと炭治郎。炭治郎のことを気遣う天元様だけど、炭治郎は鬼の首を確認すると。この時のBGM「感謝」でしたね~いい曲だわぁ、好き♪

 

禰豆子におぶわれて血の匂いを嗅いでまずは血だまり発見。周囲を確認して無事、茶々丸に渡しました。そして本格的に2人の首を探す炭治郎と禰豆子。なんか遠くから声が聞こえてきました。

 

なんと、この期に及んでも兄妹喧嘩してる2人。消えながら言い争いをしてる堕姫と妓夫太郎。唖然とする炭治郎。

 

「あんたみたいな醜い奴、あたしの兄妹なわけないわ。あんたなんかときっと血も繋がってないわよ!だって全然似てないもの!この役立たず、強い所しか良い所がないのに、何もないのに負けたらもう何の価値もないのに!出来損ないの醜い奴よ!」

 

嘘でも、悔しくても絶対言っちゃいけない言葉だよ堕姫。この言葉を言われた時の妓夫太郎の表情があまりに悲しくて、切なくて、原作以上に見てて涙しそうになるよ。そして、妓夫太郎もやっぱり売り言葉に買い言葉のように、堕姫に向かって同じように罵倒し始めちゃいました。

 

「お前ひとりだったら、とっくに死んでる!どれだけ俺に助けられた?出来損ないはお前だろうが。弱くて何のとりえもない。お前みたいなやつを今までかばってきた来たことが心底悔やまれるぜ。お前さえいなけりゃ、人生はもっと違ってた!お前さえいなけりゃな!なんで俺がお前の尻ぬぐいばっかりしなけりゃなんないんだ!お前なんか生まれてこなけれな…」

 

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炭治郎も聞いていられなかっただろうね

 

妓夫太郎の口をふさぎ「嘘だよ。本当はそんなこと思ってないよ。全部嘘だよ」という炭治郎。この時の炭治郎の悲しそうな表情と優しい声が切なくなってくる。

そして、いろいろあったけど最期くらいはたった2人の兄妹なんだから仲よくしようと諭す炭治郎。

 

そんな炭治郎の言葉に、うるさいと泣きながら堕姫が言っています「悔しいよお兄ちゃん、死にたくないよ」と梅が言いながら消えていきました。その瞬間、妓夫太郎は堕姫の本当の名前を思い出し「梅!」と叫びました。

 

「そうだ、俺の妹の名前は梅だった。堕姫じゃねえ。ひどい名前だ…」

ここから2人の過去回想がはじまりました。

「梅」という名前は死んだ母親の病名(梅毒)からつけられた。

吉原遊郭の中でも一番最下層の東側の端にある羅生門河岸(西側は西念河岸など)で生まれた妓夫太郎と梅。

 

しかし妓夫太郎は、母のおなかの中にいるときからすでに何度も殺されそうになっていた。遊女が妊娠するということは、その間、仕事が出来なくなるということを意味し、生活が成り立たなくなるので、母親も必死だったのだろう。彼らの母も最初からこんな場所にいたわけではなくて、多分、お客から梅毒を移されて、流れ流れて、羅生門河岸にたどり着いたんだと思います。

 

そんな中で生まれたのが妓夫太郎。遊郭では男の子は生きている意味のない存在。

女の子だったらまだその後、遊女にすることもできるけれど、男の子はそれも出来ない。特に妓夫太郎は母体感染したと思われ、見た感じからしても先天性梅毒だったと思われます。(痣や、歯の奇形、ひ弱な体など)生まれた後もやはり何度も殺されそうになる日々を過ごす妓夫太郎。名前すらも与えてもらえなかった。(妓夫太郎というのはあくまでも彼がやっていた取り立てのような仕事をする人達の仕事名みたいなもので妓夫太郎が勝手にそういっていただけ)

 

幼少期、母親からの暴力を受ける妓夫太郎。外に出ても、衛生状態がよくないので匂いやシラミなどが飛んでいたりして、周囲の人たちから石を投げられたりする日々。

この時に言われていたのが「虫ケラ、ボンクラ、のろまの腑抜け、役立たず」前回炭治郎に言った言葉は実は妓夫太郎が周囲から投げられ続けられていた言葉だったのだ。

 

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先天性梅毒の影響と虐待で目の上の青い感じも腫れてるのかな?

 

虫やネズミを食べて飢えをしのぎ、遊び道具は客が忘れていった鎌だった。

でも梅が生まれてから妓夫太郎の人生が少しずつ変わっていった。梅はすごく綺麗だったが母親は梅の目の色や髪の色を気味悪がり、彼女にも虐待をしていた。ある時、母親が梅の髪をカミソリで切った日、妓夫太郎は怒り狂って暴れてそれ以降、母親と彼の力関係が変わった。

 

梅のお陰でひもじい生活から少しずつ抜け出せるようになって、自分は喧嘩が強いとわかった妓夫太郎は取り立ての仕事を始める。

 

これから良い方に向かうと思っていたけれど、梅が13歳になった時、客の目を簪で刺してその報復のために、縛られ生きたまま焼かれてしまった。そんな梅の姿を見てショックを受ける妓夫太郎。

 

実はこの時、なぜ梅が客の目を失明させたのかはアニメでは明記されていません。これは客が妓夫太郎の事を侮辱したため。きっとお客は彼の容姿の事や、兄がいなければお前ももっと…みたいなことを言われたんじゃないかと思います(あくまでも私的な考察)。世間から見ると妓夫太郎は醜く見えるかもしれないけれど、梅にとっては自分を育ててくれ、どんなことがあっても守ってくれるかけがえのない、かっこよくて尊敬する大好きな兄だったのだろう。そんな兄の事を酷く言われたことに、たとえその人に好意を持っていたとしても許せなかったんだろう。

 

でも妓夫太郎もなぜ梅が客の目を突いたのか、その本当の理由は知らないままなんだろうね。だからアニメでは妓夫太郎目線の回想だったから、そのシーンをあえて追加しなかったんだと思います。

 

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2人にとっての鬼は人間たちだった。悲しすぎるよね。

 

このシーンでも梅を抱きながら妓夫太郎が涙をこらえるように顔を上に向けていましたよね。これも前回、炭治郎に人は嘆くとき天を仰ぐんだぜ。涙があふれねえようになぁ」人間だった時の記憶をなくしたとしてもどこかに刻み込まれたものが残っていたんだろうね。

 

慟哭する妓夫太郎に侍が背中を斬りつける。

妓夫太郎の事を厄介払いをしたかったと店の女将。梅が焼かれたことは残念だったみたいだけど、侍にまたいい子を紹介するからなんて言う話をまだ生きている妓夫太郎が聞いているのに…まさに人間だけど鬼畜野郎ですよね。

 

妓夫太郎にとどめを刺そうとする侍だけど、最期の力を振り絞り、一撃を女将と侍に鎌で殺す妓夫太郎。女将さんを殺したときから、それまでの妓夫太郎の声から鬼になってからの言い方や声に変わりましたね。この変化には驚きましたし逢坂さんの「さわぐんじゃねえ」という一言の重みと演技はすごかったですね。

 

自分も瀕死の状態なのにもかかわらず、焼け焦げた梅を抱きながら夜の遊郭を歩く妓夫太郎。「誰も助けてくれないのはいつものことだ。いつも通りの俺たちの日常。いつだって助けてくれる人間はいなかった。」

 

なんだか本当に悲しいよね。2人がどうなってても誰も気にかける人もいなく、ひもじくても寒くても、いてもいなくても関係ない。まるで透明人間みたいな存在としての自分たちそれが日常だといわせていることが…

 

いよいよ妓夫太郎も力尽きてきたのか道に倒れてしまう。そんな2人に雪が降ってくる。どんな時も全てのものが2人に容赦をしなかった。”禍福は糾える縄のごとし”のように、どうしていいことも悪いことも自分たちには交互に来てくれなかったのかと嘆く妓夫太郎。

 

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なぜこの時この鬼はここにいたんだろう?

 

まさに息絶えようとする2人の前に現れたのは…当時の上弦の陸。

遊女を食べ歩きしてるって悪趣味ぃ~。可哀想に俺は優しいから放っておけないぜぇ~(ワイルドだろう~byスギちゃんではない(汗))とスカウトしたら妓夫太郎OKしちゃいました。

 

とはいえ、よく妓夫太郎も鬼殺隊の人が来ていたらという話を聞きますが、それは無理だと思います。この状況で、もし鬼殺隊が来たとしてもすでに丸焦げになっている梅を助けることもできないだろうし(助ける=丸焼けになる以前の状態に戻す)、背中を斬られて瀕死の妓夫太郎だけ助かることは彼自身が拒否するだろうし、彼らに突き付けられた選択は2人ともこのまま死んでしまうか、鬼になるかしかなかった。(あくまでもこの状況において)それが炭治郎と似ていても非なる悲劇なのです。

 

そして妓夫太郎は鬼になった。鬼になったことに対しての心残りはないけれど、唯一の心残りがあるとしたらそれは梅の事。二股に分かれた道、右は暗く、左は明るい。染まりやすい素直な心を持っている梅は、自分が育てたが故に、こんな目に合わせてしまったんじゃないかって。従順にしていたならば違う道があったんじゃないかと思っているけれど、それとこれとは違うんだよ妓夫太郎。簪をもらってうれしそうな梅。多分、目を突く前はきっとこんな表情で喜んでいたんじゃないかなとは思うよ絶対。

 

暗闇の中にたたずむ妓夫太郎、そこへ梅が来た。

でも、梅は人間の姿の状態。でも妓夫太郎は鬼のまま。暗い方へ向かおうとする妓夫太郎に「そっちが出口?」と無邪気に話す梅。お前は俺についてくるんじゃないという妓夫太郎。

 

多分、梅は人間時代の記憶と完全に思い出したゆえに人間の姿に戻っているんじゃないかなと。妓夫太郎はこの時点ではまだ一部人間時代の記憶が戻ってない状態だから鬼の姿のままじゃないのかなと。

 

激しく叱責する妓夫太郎に

「さっきの事怒ったの?謝るから許してよ。お兄ちゃんの事醜いなんて思ってないよ、悔しかったの。負けて悔しかったの。アタシのせいで負けたって認めたくなかったの。」

 

自分が兄の足を引っ張っていたことをひたすら謝り許しを請う梅。

この時、梅が妓夫太郎の事を「醜いと思ったことない」と言っています、鬼として生きている時、彼女は醜悪に対して異常なほどこだわっていましたよね。これは多分人間として生きていた時、妓夫太郎の事を周囲から醜悪だと言われていたことの裏返しの事となっていたんじゃないかと思っています。だからこそ、鬼となって花魁として生きている時、彼女の中の美や醜悪に対する価値基準に基づいて、醜いものに対して異常なほど拒絶していたんじゃないかと。

 

お前とは兄弟でも何でもないお前は反対の方、明るい方へ行けという妓夫太郎。アニメでは梅には光が差して妓夫太郎には暗闇の描写が描かれていて、妓夫太郎には2つの世界があると思っていたんだろうねきっと。しかし妓夫太郎の言葉なんかお構いなしに梅は妓夫太郎の背中にしがみつく。泣きじゃくりながらどんなことがあっても離れない。ずっと一緒にいる、「約束したことを覚えてないの⁈忘れちゃったのぉ!」っていう梅に「約束…?…!」と思い出す妓夫太郎。

 

藁をかぶって雪の中にいる2人。泣いている梅に妓夫太郎

「俺たちふたりなら最強だ。寒いのも、腹ペコもなのも、全然へっちゃら。約束する、ずっと一緒だ絶対離れない。ほらもう、何も怖くないだろ?」

 

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泣いている梅に優しく語り掛ける妓夫太郎6話のワンシーンと

 

もうこのシーン…多分寝る家もなくて、いつもこうして2人で寒さをしのいで生きてきたんだろうね。そして梅が寂しがったり、ひもじかったり、悲しかったりしたときには、不安にならないように、体を揺らしたり、捕まえた蛇おをもちゃにして遊んだり、自分たちは不幸じゃないと梅には語り掛けていたのかもしれない。このシーン、最初はセピアカラーだったのが徐々に色がついていく様子は多分、妓夫太郎のいちばん大切な記憶を思い出し、鬼から人間に戻っていく様子を表現しているんじゃないかと思います。このシーンの伏線が第6話「重なる記憶」で堕姫が炭治郎に放った言葉と同時に映像がありましたね。

 

ずっと一緒だという妓夫太郎。そしてしっかり梅を背負い、妓夫太郎の姿が人間の姿となって地獄の炎の中へ歩いて行った。

 

消えて無くなる姿を見守る竈門兄妹。 仲直りできたかなという炭治郎に力強くうなずく禰豆子。 よかったよね妓夫太郎、最後に炭治郎に見守られながら旅立つことが出来たのは。 きっと炭治郎も妓夫太郎の兄として梅を守って生きてきたことに対してはすごく共感することあっただろうし、もし近くに炭治郎みたいな友がいたらふたりも違う人生を歩んで行けたかもしれない。

 

そして、天元様の所には伊黒さんが到着して、ネチネチタイムが始まっております。

天元様たちに向かってネチネチ言っております。 そして須磨ちゃんに対しては鏑丸のシャー! にひぇ~~(汗)

 

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伊黒さんのネチネチ攻撃

 

天元様は引退すると。 「ふざけるな、俺は許さない」若手の人材不足だという伊黒さんに、若手は育ってると天元様。 知らない人にとっては、なんで天元様に上から目線であんな言い方するんだ蛇の人(来るのも遅いし)と思うだろうけど、あれは彼なりの表現方法からの労いの言葉(伊黒さんと天元様2人の関係性があってのあの言いよう)だったりもするんですけどね。 伊黒さん炭治郎が生き残っていることに驚きます。

 

鎹烏がお館様のところへ。 もうかなりヤバいお館様。 今まで見たこともないくらいテンション高いし、見えない瞳もキラキラして見えます。 ちゃんと全員の名前も言ってくれてるし(禰豆子の名前も言ってくれてるよね。 お館様にとっては禰豆子もちゃんとした鬼殺隊のメンバーなんだなと思います)

 

百年変わらなかった状況が今変わったと。 この波紋は大きく広がっていくだろうという言葉のシーンで畳の血が広がっていくというのが何とも凄い表現描写だなぁ。

 

無惨をお館様の代で必ず倒すと。 わが一族の汚点であるお前は。 お館様頑張ってください。

 

上弦会議… 直前…

無限城に呼び出された猗窩座。 この遊郭編は猗窩座の登場で始まり、猗窩座の登場で終わるって感じでもありますね。 猗窩座は鬼狩りに上弦がやられたと理解。

 

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かまぼこ隊の皆も本当にお疲れさまでした

 

天元様自力で歩いている。 4人かけることなく帰れると。 派手に帰ろう!

本当にお疲れ様でした。 これからはお嫁さんたちとのんびり過ごしてほしいです。

このシーン、原作では隠の後藤さんの回想シーンで登場するんですけどね、隠は全員引いてたって、天元様が頑丈すぎて(笑)このシーンも刀鍛冶の里編でもあるかな?

そしてそして、かまぼこ隊もみんな無事です。 良かったあ~。

やはり11巻末で無事遊郭編終了となりましたね。

 

このエンドロール… 天元様、善子・猪子・炭子、若い時代の宇随夫妻、堕姫と妓夫太郎、炭治郎、禰豆子、伊之助、善逸、天元様、みんなカッコいい!

 

そしてお知らせ… なに? 来た! 刀鍛冶編! いつはじまるの!!!!!! (放送時期はまだわからない)

 

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霞柱の時透無一郎(むいくん)と恋柱の甘露寺蜜璃ちゃん

なんだかあっという間に遊郭編無事に終わりましたね。

今回、原作では描けてなかった円斬旋回の後、禰豆子が箱から放り出されて、爆血で血気術を無効化するアニオリシーン。 本当にアニオリシーンが色々いいシーンで追加されているのも良かったです。

 

妓夫太郎の名前の由来に関しては結局、回想シーンや説明はなかったのは残念でしたね。 しかし、天元様の音の呼吸の映像のエフェクト素晴らしかったし、妓夫太郎との戦闘シーンはダイナミックで堕姫の帯の戦闘シーンも凄かった。 最初はどうなるかと心配もあったけれど、原作派も大満足のシリーズとなりました。 キャストの演技特に今回鬼を演じた沢城さんと逢坂さんに感謝します。 妓夫太郎を演じた逢坂さんの人間時代の妓夫太郎と鬼の時の妓夫太郎のしゃべり方や声の高低差など命を吹き込んでくださいました本当に感謝です。

 

マジで刀鍛冶の里編まで鬼滅ロスが続きますね~。

アニメ「平家物語」6話『都遷り』

平家への風当たりが強まるなか、京からの遷都が決まり、慌ただしく引っ越しの準備をする資盛・清経・びわ
たどり着いた福原の海岸で、兄弟たちはいとこ違いの敦盛と出会う。
月を見ながら笛を吹き、束の間の交流を楽しむびわたちだったが、清盛の邸では物の怪による変事が相次いでいた。

 

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尊いシーン。重衡様と敦盛様と清経様の笛の演奏

 

なんだかのどかな風景…

これは…遷都の準備みたいだね。

遷都というのは清盛様の念願だった都を京から福原に移すこと。

とにかく、引っ越しの荷物が多い。

清経様がびわに荷物の整理できたのかと聞いたら「うむ」と指さすけど、荷物が琵琶と

行李1つって…少なっ!

「わぁ、軽くていいですね」いやいや、清経様あなたは…(笑)

ぶつぶつ文句垂れている資盛様に対して、京にいたらまた乱が起こるかもしれないけど、福原だったら前は海で後ろは山だから守りやすいじゃないですかと本当に清経様はポジティブな方ですね。

 

「守りたいのは平家の世だ。急な遷都で屋敷を建てるのも間に合わぬ。だが、京に残れば平家に反する者とみられてしまう。皆、今ある屋敷を取り壊して、木材を運んでいる。京の町は廃墟のようになるぞ。」

 

清盛様の急いた気持ちが遷都を速めてしまいました。

まぁ、徐々に源氏の挙兵の足音が気かづいてきているだけに焦ったのでしょうね。

 

福原…

清経様は福原を結構お気に入りのようですがまたも資盛様は「お前のオツムの軽さがうらやましい」とか言っております。びわに水遊びをしたくないのかと言われ若干大人ぶる資盛様に

 

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爽やかできりりとした初登場の敦盛様

 

「うそつけ、遊びたいに決まっておる」とチャチャを入れるびわ

そこにやって来たのは、来たああああ~敦盛様。

資盛様と清経様に丁寧にごあいさつをする敦盛様。

敦盛様は平清盛様の弟・平経盛(たいらのつねもり)様の末っ子。

 

有名なのは、時代劇などで織田信長が死ぬとき、「人間五十年…」と舞のシーンがありますがあのモデルになったのがこの敦盛様です(あの舞は「敦盛」と言います)

 

びわも初対面。清経様がご説明してくれました。

屋敷を尋ねたらここだと聞いたからと、資盛様はわざわざあいさつに来なくてもっていうけれど、敦盛様のお目当ては清経様。もう、いつにないほどの目をキラキラさせている清経様、可愛い。清経様の笛を聞きたかったみたいですね、小枝(さえだ)の笛を持参されている敦盛様。清経様も敦盛様の笛の音をぜひ聞いてみたいという事で…

 

夜、同じ場所で月見をしながらの演奏会ということになり、平家の皆々様がおそろいで海を眺めながらのお月見の宴…

 

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風情がありますね~海を見ながらの月見って。

 

敦盛様改まって重盛様のお悔やみを申しております。もう1年か…

「私は重盛殿の武士としてのご活躍を尊敬申し上げておりました。特に平治の乱での”元号は平治 都は平安 我らは平氏 3つ同じ平の字だ ならば敵を平らげよう”そう申され、武者たちを鼓舞されたお話など、心を躍らせながら伺っておりました。」

 

今はそのようなことをおっしゃっている敦盛様ですが、あなたのお言葉も後世に残っておりますよ。

 

そう言ってくれると父も浮かばれると清経様。ピーピーしゃべるためにここに来たんじゃないだろう、鳴らすのは笛だろうと資盛様。兄はツンデレだと敦盛様に話す清経様(笑)

 

そして2人で笛を吹こうとすると重衡様もそこに加わりました。これはなんと贅沢なことでしょう。敦盛様のテンションが上がっております。自己紹介しよとしますが、重衡様は敦盛様の事はご存じだと。

 

「ご活躍は存じております。宇治川園城寺での戦いでは、それは見事なお働きだったとか。」

うーーん、あんまりそこには触れてほしくない重衡様なのですよ。話題をそらす重衡様です。そして3人で笛の合奏。なんと贅沢なひとときなのでしょう。

 

ごっしーも幽閉先が福原に変わりました。徳子と一緒に月を見ておりますが、まぁ自由ではない身なのでつまらないよね。もう少し広いところに移れるように清盛様にお願いしてみるという徳子様ですが、そんなこと承知しないだろうとごっしー。

 

「見るに心の澄むものは、野中の堂のまた破れたる」

今様の一節に喜ぶごっしー、徳子様の心配りありがたいですよね。

そうそう、このころ、高倉上皇様の体調が悪いんですよね。

急な引っ越しなどで疲れもあるんじゃないかと徳子。

 

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上皇様もある意味ごっしーと清盛様に翻弄された人生ですね

 

寝込んでいる上皇様を看病される徳子様。

「そなたがそのようなことをしなくとも」

「かまいませぬ」

「すまぬ」

「謝られることはありませぬ」

「では、かたじけない」

 

どこまでも徳子様に気を遣おうとする上皇様と気を遣うなという徳子様。

徳子がごっしーの所にも度々伺っていること、子供だった自分と一緒になっていつも気を使わせてばかりだと上皇様。

 

「そなたは美しく、賢く、憧れのいとこであった。それに引き換え、世を知らぬ、何も出来ぬ自分が恥ずかしかった。そなたには感謝しておるのだ。」

 

上皇様の本当のお気持ちを知ることが出来て徳子様良かったですね。

どこからか安徳天皇の泣き声が…安徳天皇は海の音がお嫌いみたいです。

 

なんか不穏な空気が漂っておりますが…

清盛様がうなされておりますね。夢か何か髑髏に囲まれたりしておりますが気迫で追い払っております。

 

清経様とびわは一体何をしてる?

維盛様・資盛様・敦盛様が見守る中、にらめっこ?じゃなくて先日の清盛様の夢の話をしているのね。もう、敦盛様がいちいち可愛い💕

 

そんな敦盛様のリアクションに戸惑うびわ(笑)

ほかにも奇怪なことが沢山起きているみたいです。松が一晩で枯れたり、東国イチと評判の馬の尾にネズミが巣を作ったり、そのネズミ、子まで産んだとかってなんか不吉なことばっかやん!

 

「兄上は怖がりだから(資盛様)」

「モノノケの方がどれほどいいか…」

そうだね、まだあの宇治川の戦いの事忘れられずにいるんですね。みんな維盛様を心配しています。

 

すっかり、清経様と敦盛様は仲良しになっていますね。そうそう、敦盛様のお父様であられる経盛様も笛や歌の名手なのですよ~。そういわれて喜ぶ敦盛様「今度父の歌合せいいらしてください」って。

 

みんな京に戻りたがってるとびわと話す資盛様。資盛の思い人(伊子殿)は京に残っているのかとびわ。慌てる資盛様に、資盛も歌が得意なんだから文を送ればというんだけど「お前にはわからないかもしれないが、男女の仲はそれだけでは…はぁ、会えぬならよき嫁御をもらうしかないか…」

あきれるびわびわの表情が面白すぎます。

清盛様がびわを呼んでいる。

 

びわが部屋に行くと、時子様と清盛様が待っていました。

びわと一緒に、維盛様と資盛様も同行しています。

なんで?びわが心配でついてきたみたいです。

資盛様がびわの事を心配して維盛様も一緒にと連れてきたみたいですね。

時子様に見透かされております(笑)

 

清盛様はびわの琵琶の音でモノノケを鎮めてほしいだけなのにって…

時子様にもそうですかと言われてトホホな清盛様。ちょっと微笑ましいシーン。

びわもまんざらでもなさそう。時子様は早々に寝るとな。

 

びわの弾く音色を聞きながら清盛様、重盛様もこのびわの音を聞いていたんだなと

「おもしろうない男であったが、あやつだけはわしにも臆さず、ものを申しておった。まだまだこれからというときに…カネがないのに使うばかりで手を打たず、各地で反乱が起こっても、収めることも出来ず、何も出来ぬ貴族と、偉そうにするばかりの坊主が支配する、身分と権威がすべての世を我らは変えた。息苦しい世界に風穴と開けたのだ。富と武力でな」

 

もの言いたげな維盛様に何だと問う清盛様。

「ですが…今、我ら平家は…」

「何かを大きく変えるときには、反する者も出よう。変わるのをよしとせぬ者もおろう。だからこそ我ら平家一門、力を合わせねばならぬ。この新しい都で…開いた港で我らはさらに富を築く。その富で武力も蓄える。さすれば、我らの世は続くのだ。」

 

多分この物語が始まって、初めて清盛様の本心の一端が垣間見える言葉だったと思います。単なる「おもしろかろ」ばっか言ってる人ではないのですが、武士の地位を上げ、そしてまともな政も出来ない貴族たちのために苦しむ人たちを何とかすべく、頑張って来た清盛様、そのためには自分が政の世界に入らなければならなかったし、そのためには財も必要だし、貴族の嗜みは勿論だけど、武士としての武芸の方も磨か粘らなかったんだけどねぇ~どこでどうしたのか…清盛様の思いとは違う方向に平家が向かっていってしまっているんですよね。

 

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飄々とした頼朝ですよね

 

文覚が伊豆の佐殿(源頼朝)の所へ来ています。持参したしゃれこうべは頼朝の父・義朝だと。平治の乱の後、牢の前にあったこうべをもらい受けたと言っておりますが、頼朝様もドン引きしますよね~ホンマかいなと思うよね~普通。この方は頼朝に平家打倒の挙兵を上げてほしいので必死です。

 

清盛公とは違い、一門以外の武士も取り立てて朝廷は立てつつ、新たな世を…なんて言っておりますが、ねえ~。頼朝は清盛様に助けてもらったからね今のところ時機早々って感じ?

 

文覚、ごっしーの院宣をもらってきたと言っております。

この期に及んでまだ何かたくらむごっしーなのです。平家を滅ぼせと言ってますぞ。

困ったなぁ頼朝様、そして文覚近い!疑うよねぇ~普通。突然坊さんが来て、父上のしゃれこうべとかごっしーの院宣持ってきたとか言われてもねぇ~。わかるよ、頼朝。

 

そして頼朝が挙兵したと聞いた清盛様。北条時政とともに伊豆を出たと、そりゃ清盛様もお怒りになりますわよ、絶対死罪と思っていたのになぜか伊豆に流罪にしたんだからねぇ、恩を仇で返されたという感じになりますよね。

 

石橋山で平家軍と戦になり、破れて7~8騎で敗走。(2022年2月17日現在大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ではこの辺の物語が繰り広げられておりますので興味のある方は是非ご覧ください。よりこの物語も楽しめます)もう清盛様地団駄踏んでおりますよ。先手を打たなければということで、維盛様を総大将にして富士川に向かわせますが、宗盛様、知盛様、重衡様いずれも維盛様には総大将は無理ではというんだけど、清盛様は重盛様は維盛様の歳のころには立派に武功をあげていたと。戸惑う三兄弟…

 

富士川の平家の陣…なんだか雅だねぇ~。

ここで言辞を迎え撃つと言われ戸惑う維盛様。

広い東国の野で戦った方がいいんじゃないかという維盛様なんだけど、伊藤忠清様(維盛様、資盛様の乳父(めのと))が戦の事は清盛様から任されていますと。とにかく、今は休息が必要だからヘタに動かず川を挟んで相手の出方を待つ方がいいと。

 

伝令によると源氏の兵は20万騎。思いのほか人数が多くて維盛様はプチパニック状態のようです。維盛様は元源氏の斎藤実盛に源氏の戦ぶりを聞いてみたんだけど、やっぱ聞かなかった方がよかったかもしれない、後悔後に立たず…

 

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実盛様の言いたいこともわかるけど維盛様には逆効果だよぉ~

 

必死で維盛様のためにフォローする忠清。やめてぇ~もう維盛様のメンタルがヤバいですからぁ~。そして場所変えて忠清にお叱りを受ける実盛…彼は彼なりに、維盛様に奮起してほしかったんだろうけど、確かに今の平家の公達を見ていると武芸を疎かにしてるだけに口惜しい部分はあるよね。そういう人に仕えないといけないんだもん。

 

そんな話をしているとどこからか声がして行ってみるとなんだか兵が川の向こうを指さしています。なんだか対岸に凄い数の松明の明かりが…いよいよ明日の朝一番矢合わせになりそうだから今晩は休息をと維盛様に報告する忠清。

 

福原の荒れた海を見ているびわ

夜、富士川では水鳥が鳴き、羽ばたいているその音に平家軍は源氏軍が攻めてきたと勘違いしてもう大パニック状態。維盛様もいさめることも状況の判断もままならず、翌朝、もぬけの殻の平家軍の陣に来た頼朝も「はてな?」って感じです。

 

そりゃ、もう清盛様は怒り心頭ですよね。維盛様を叱責します。

「重盛が亡くなり、後ろ盾がいなくなったそなたに、わしは手柄を上げさせたかった。だから総大将にしたのだ。忠清は死罪、維盛は喜界ヶ島に流せ!」

 

さすがの知盛様も忠清のこれまでの頑張って平家のために尽くしてきてくれたこと、武功をあげてきたんだから助けてほしいと、重衡様も同様にお願いています。維盛に関してもまだ戦に慣れてないんだから、もう少し長い目で見てあげてほしいと。

 

憎きは頼朝だから平家一門で頼朝を討ち取ろうと話を持っていく知盛様。

維盛様、もうかなり追い詰められていますねぇ。

 

清経様は敦盛様に、維盛様が流罪は免れましたが、自分の兄ながら恥ずかしいと。

でも敦盛様もポジティブなお人柄で、自分たちが出陣の時が来たら雄々しく潔く戦おうと言っています。

 

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気が付くのが遅いけど、それでも頑張れ!維盛様

 

白猫を追ってきたびわ。猫を見つけたのはいいけれど、そこに維盛様が刀を振るっている様子を見つけてしまう。維盛様、松の枝に八つ当たりですか?

びわもどう言えばいいか戸惑っています。

「怖かった…あのようか数が攻めてくると思うと、怖かった。」

「維盛、今宵は維盛の舞が見たい厳島で見たように海辺で」

びわの精一杯の慰めの言葉なんだけど、維盛様は

「舞など…都は変わった。私も変わらねば。戦うのだ、戦わねばならぬのだ。平家の武士として」

 

もっと早く気が付くべきだったんだよね。忠清や重盛様からも舞や歌もいいけれど、武芸もちゃんとしなくちゃいけないと。でもこんな余が来るなんて考えもしなかった。危機管理がなかったんだよね。それもまた悲劇。

 

今回はいよいよ源氏との戦いが本格的に始まろうという感じでしたが、富士川の戦いに関して、重盛様の子供たちの世代になると、武士の本来の仕事よりも、政に携わることが増えたので、どうしても戦のための武芸を磨くよりも、音曲や舞や歌などの方が楽しかったりするわけで、戦もさほどないので、武芸の必要性も感じない、そしていざ戦場に行くということになっても、そのためのしきたりもわからず、維盛様も、忠清に兵を出立する日にちの段取りに関しても占いで決めていることも無視してしまったりしちゃったんですよね。

 

疲れた兵のために、遊び女などをこれまた忠清にとがめられたにもかかわらず呼んで飲めや歌えやなんてして、結局いざという時に全く役に立たず何もせず敗走してきたというのが富士川の戦い(戦ってもいないけど)これは清盛様もい怒り心頭となりますよね。本当に重盛様が生きておられたらどうしておられただろう。

 

そして今回から敦盛様が登場しましたね~。

凄く素敵な敦盛様です。重盛の所の清経よりも6歳年下なんですよね。この時、敦盛様11歳くらいです(笑)重衡様、敦盛様、清経様の3人での笛の演奏素敵でしたねぇ何度でも言います。

 

敦盛様の事も色々話したいけれどそれはまたということで。

 

大河ドラマ平清盛」レビュー参考(時系列順)

あくまでもドラマの内容なので完全なる史実とは違いますが参考になりますので紹介しております。

第46j回『頼朝挙兵』(福原遷都など)

第27回『宿命の対決』平治の乱での重盛様の名乗り)

第47回『宿命の敗北』富士川の戦い