TVアニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」第7話『極悪人』
こちらでは原作のネタばれありとなっております。
本日の善逸の「今日の一振り」は…12コマ進む→【休みの日海に行く】ひゃっほーな善逸(笑)
哀絶の血鬼術「激涙刺突」で炭治郎を庇った玄弥は体中、穴だらけになりながら「今回はおまえに譲る」その言葉を受け炭治郎が怯の鬼(半天狗)を追い詰めましたが一撃は決まったのだろうか…
【現時点の状況】
むい君→玉壺の血鬼術「水獄鉢」に閉じ込められた状態
炭治郎→怯の鬼を追い詰めている
禰豆子→玄弥と炭治郎の援護で喜怒哀楽を引き留めている
玄弥→哀絶と対峙中
蜜璃ちゃん→移動中(どちらに向かっているのかは不明)
逃げるミニ半天狗を追い詰める炭治郎。頸を狙って一撃、恐ろしいほどの叫び声をあげる怯の鬼。あと少しで首が斬れると思った瞬間、背後に異様な気配を感じる炭治郎。
喜怒哀楽とも違う匂いがする。どうしたらいいか、振り向いて匂いの本性を確認するのか、このまま頸を斬り続けるのか。今はまずは何があろうともまず頸を斬ること。頸を斬ることで後ろも消えるんじゃないかと。
しかし、禰豆子の爆血の効果も無くなってしまうし、兎に角頸が硬すぎて斬れない。玄弥も背後で援護したいんだけど、下手すると自分に当たる可能性があるため打つことができない、判断を間違えたと炭治郎。
そんなことを考えていると6体目の鬼の掌から金剛杵(多分、独鈷杵(どっこしょ)?)みたいな物が出てきた。そして太鼓の音と同時に攻撃で爆風を受ける炭治郎。
そこから巨大な木の竜(炭治郎的には「ヘビトカゲ竜みたいなの」だそうです)が5体登場でめっちゃ大変そう。このシーンのカメラワークが凄いし、無限列車の時のキモイ目のシーンを思い出しますよね。必死で木の竜と戦う炭治郎だけど、ヤバイ!!!
炭治郎の危機に禰豆子ちゃんが助けに来てくれましたが、木の竜に左腕と左足を斬られてしまうが、一瞬に再生される。本当に禰豆子ちゃんは戦うほどに進化していってる。この再生速度は上弦レベルだよね。地上に落とされた炭治郎は禰豆子を気遣うけれど、足も腕も再生されて少しホッとする。(内心は心配だよね)
振り返ると見たこともない鬼と木の竜と怯の鬼の姿
「弱きものをいたぶる鬼畜…不快、不愉快極まれり…極悪人共めが」
6体目の鬼の登場に思わず、もういい加減にしてくれと心の声が言っている炭治郎。
そんな鬼に「極悪人共めが」ってタイトル回収ですが、極悪人って鬼側ではなくて炭治郎達の事だったのです。一体どの口が言いますか?どこから見ても極悪人なのはあんたたちの方ですけど。
「いや、6体目じゃないのか?喜怒哀楽…他の鬼の気配が消えている」戸惑う炭治郎と同時に玄弥も違う意味で混乱している。
「どうなってやがんだ!?今はどういう状況だ。あいつ、さっきまで怒りの鬼だった。炭治郎の刀が恐らくあの小さな鬼の頸を斬りかけた時、怒りの鬼が両手を掲げた。瞬き1度の間に引き寄せられたのは、喜の鬼と、楽の鬼。肉が捻り潰されるようにして、2体の鬼は吸収された。もう1つ瞬きする間に、怒りの鬼は、哀絶の元へ移動。何かに抗議するように、哀絶は口を開いたが、声を発する間もなく吸収。怒りの鬼の体が変わり、あの姿へ。あれは何だ?3体の鬼を吸収?合体したのか!?(玄弥、銃に弾を充填)分裂じゃね~のにさらに若くなった。子供だ。本体だと思われる爺を抜いた状態での合体。」
玄弥が詳しく説明してくれましたが、半天狗という鬼は、これまでに何度も窮地に追い込まれた。そしてその度に、己の身を守ってくれる強い感情を血鬼術により、具現化・分裂し、勝ってきた鬼だ。追い込まれれば、追い込まれる程、強くなる鬼だ(原作ナレーション)
今回、まず積怒と可楽が出てきて(これはある意味第一段階)、それも斬られたということですごく久しぶりに空喜と哀絶が出てきたけど(第二、第三段階)、戦闘次第では空喜と哀絶のどちらかは出てこない場合もあるということで、今回は本当に久しぶりに外に出て戦うことができて喜んでいましたよね。
でもその4体でも勝ち目がなくて、怯の鬼の頸が斬られそうになったということで、積怒としては「こりゃいかん」ということで、3体の意思は無視して吸収し、焦った積怒自身も変化して新しく憎の鬼「憎珀天」を生み出したということです。
太鼓を一つ叩くと怯の鬼を木の竜が守るように囲んでしまった。思わず「待て!」と言ってしまった炭治郎に対して、ものすごい威圧感を発する憎珀天。あまりの圧に炭治郎も身動きができない。圧倒的な威圧感に息が詰まり、心臓も痛く感じる炭治郎。玄弥も同じく身動きとれない。
「なんぞ?貴様、わしのすることに何か不満でもあるのか?」
炭治郎・玄弥・禰豆子鬼の一言に思わずたじろいでいる。
「のう…悪人共めら」
玄弥、冷や汗が半端ないね。威圧感に手足に力が入らなくてたっていられないって。やはりそれが上弦の力なんだろうね。
「ど…どうして、俺たちが悪人…なんだ?」
「弱き者をいたぶるからよ。のう、先ほど貴様らは、手のひらに乗るような小さく弱き者を斬ろうとした。(木の竜の中で守られている怯の鬼は相変わらずめそめそ泣いている)なんという極悪非道。これはもう鬼畜の所業だ。」
はぁ?さすがに炭治郎も反論します。
「小さく弱き者?誰が…誰がだ。ふざけるな!お前たちのこの匂い…血の匂い!食った人間の数は100や200じゃないだろう。その人たちがお前に何をした?その全員が命を持って償わなければならないことをしたのか!大勢の人を食っておいて、被害者ぶるのはやめろ!ねじ曲がった今生だ、絶対許さない!悪鬼め…!お前の頸は俺が斬る!!」
攻撃したくてもなかなか踏み出すことができない炭治郎・禰豆子・玄弥。(以下ふたりのやり取りは完全アニオリ追加シーン)
「言うことはそれだけか?」
「お前の頸は、俺が斬る!」
「わしが食った人間どもに、貴様の身内でもいたのか?」
「…いや…」
「では、貴様に関係なかろう」
「関係あるとかないとかじゃない!そのような人を、この後同じような思いをする人を俺はこれ以上出させない。」
「そいつらとも貴様は関係なかろう」
「人が人を助けることに、何の理由がいる!そんなこともわからないお前の方こそ鬼畜だろう!!」
「はっ!」
憎珀天が太鼓を叩き、木の竜が炭治郎に向かって行きますし、炭治郎も刀を振ろうとしていますが一体どうなる?久しぶりに水の呼吸のような青い刀身を見ました。
半天狗と対峙してる同時刻…むい君は玉壺によって水獄鉢に入れられていて、呼吸が使えないので状況が厳しいです。そんなむい君を見ながら、やせ我慢の表情がいいとか言ってる玉壺。
そのままむい君が死ぬまで見ていたいところだけど、あばら屋の中も気になるのでそちらに移動することにする玉壺。
残り少ない空気を使って、最後にもう1度霞ノ呼吸壱ノ型垂天遠霞を試みるけれど、やはり水獄鉢はびくともしない。刃毀れしたかなただから当然かとネガティブモードのむい君。
「だめだな。終わった。(お館様の幻想が見える)お館様、俺は死ぬからせめてふたり柱を頼みます」そんなことを思っているとなぜか炭治郎の姿が…そして自分に語り掛けてくる。
「どうしてそう思うんだ?(驚く表情のむい君)どうしてそう思うんだ?先の事なんて誰にもわからないのに。」
むい君はこの炭治郎の姿と言葉に違和感を感じているみたい。炭治郎にこんなこと言われたことないけれど、誰かに言われた記憶が何となくある感じ?
あばら屋の中には必死で玉壺を入れ内容にビビりながら頑張る鉄穴森さんの姿が。
一応、鉈で応戦しようとしているけれど、この様子でますます玉壺の好奇心をくすぐられてしまったようです。やはり呆気なくおく玉壺の壺の中から水が出る攻撃で負傷してしまいました。(このあばら屋のシーンはアニオリです。原作では鉄穴森さんが斬られたシーンにいきなります)
何故必死にここを守っているのか、ひょっとすると里長でもいるのかと玉壺。すると奥にいる鋼鐵塚さんを見つける。あまりの集中力に玉壺の存在すら気が付いていない。
「すごい鉄だ…すごい刀だ…」
鋼鐵塚さんに話しかける玉壺、鉄穴森さんも花根塚さんのことが心配なんだけど、そんな両者にお構いなく、ひたすら刀を研ぎ続ける。
「なんという技術…素晴らしい(そこの人間と声を掛ける玉壺)作者は誰なのだ?どのような方がこの刀を…なぜ自分の名を刻まず、この一文字を…いや…わかる…わかるぞ…」
完全にプッツンと来ちゃった玉壺。「なんという集中力!!この玉壺に気づかぬほどの没頭!気に食わぬ。私とてこれ程集中したことはない!芸術家として負けている気がする」いやいや、なんか違うだろう💦
そして鋼鐵塚さんに対して攻撃。ダメージを受けながらも、やはり何事もないかのようにひたすら刀を研ぎ続ける。鉄穴森さんが声を掛けても気が付かないほど。反応がないため再び攻撃をかける玉壺。さらに傷だらけになり、ほっかむりもお面も外れて顔がもろに出てしまった鋼鐵塚さん。やっとお披露目、イケメンのお顔(笑)
「これほどの刀に、自分の名を刻まなかった理由。この一文字…この一念のみを込めて打った刀なんだ。ただ一つ。これだけを目的として打った刀。」
全く自分の存在に気づきもしない鋼鐵塚さんに対して、完全に嫉妬している玉壺は殺すことはたやすいけれど、そんな事よりも自分に気を向けてほしい、刀を放棄させたい何より、この集中を切りたいと思う玉壺。
むい君の方は…相変わらず炭治郎の幻想を見ながらも徐々に視野狭窄も始まっている。もう自分は死ぬと覚悟しているんだけれど「自分の終わりを自分で決めたらだめだ。」
「君からそんなこと言われてないよ」
「絶対どうにかなる。諦めるな。必ず誰かが助けてくれる。」
「なにそれ?結局人任せなの?一番駄目だろう、そんなの。」
「一人で出来ることなんて、ほんのこれっぽっちだよ。だから人は、力を合わせて頑張るんだ。」
「誰も僕を助けられない。みんな僕より弱いから。僕がもっとちゃんとしなきゃいけなかったのに、判断を間違えた。自分の力を過大評価していたんだ無意識に。柱だからって。」
「無一郎は間違ってない、大丈夫だよ。」
「いくつも間違えたから、僕は死ぬんだよ。」
そんなことを考えている次の瞬間、外から誰かが水獄鉢に刃を刺している。
目を開けると小鉄くんが必至で包丁で穴を開けようとしてる。死なせないと必死で頑張る小鉄くん、自分が助けると。
「くそぉ!何なんだこれ。ぐにぐにして気持ち悪い。」刺したり、叩いたり、体当たり色々試みる小鉄くん。
「僕が斬れないのに、君が斬れるはずない。僕なんかより優先すべきことがあるだろう。里長を守れ(いや、これはすでに蜜璃ちゃんが救助したよ)そんなこと君には無理か…。せめて持てるだけ刀を持って逃げろ」
と思っていたら小鉄くんの背後から何か気配を感じるむい君。なんかメタル金魚みたいなのがやって来た。なんだかアニメだと、突然現れた感じになっていますが、原作では鋼鐵塚さんのいるあばら屋で登場しているんですよね。(玉壺が2回目に刃が鋼鐵塚さんに攻撃する時)
小鉄くんに危険を必死で伝えようとするむい君。小鉄くんも気が付いて振り向くんだけど、次の瞬間、腕などを斬られてしまう。必死で逃げろと思っているむい君なんだけど、こんな必死な表情のむい君初めてですね。しかし、メカ金魚は容赦なく、小鉄くんのみぞおちに刃が刺さってしまいました。刺された個所を抑えながらも、水獄鉢に近づく小鉄くん。絶望を感じるむい君。この状況なのにどうして逃げない、なぜ自分を助けようとしてるのか…「君じゃダメなんだ、どうしてわからない…傷口を押さえろ!早く逃げろ!僕のところに来るな!助けようとするな!君にできることはない!」
そんな状況の中、小鉄くんが水獄鉢に直接口を付け息を吹きいれると不思議に空気が入った。その空気をむい君は吸い込むことができた。
その時、思い出すのは炭治郎に言われた言葉
「人のためにすることは、巡り巡って自分の為になる。」
息を吸い込むむい君。炭治郎の姿から違う人の姿が浮かんでくる。
「…そして人は、自分ではない誰かの為に信じられない力を出せる生き物なんだよ。無一郎…」
忘れていた記憶の中で思い出した。
「うん。知ってる。」そして霞の呼吸弐ノ型「八重霞」で無事水獄鉢を斬って外に出ることに成功。この水から出てきて地面に突っ伏しているシーンの水しぶきのエフェクトがすごくきれいですよね~。
「思い出したよ、炭治郎。僕の父は、君と同じ赤い瞳の人だった」
むい君とお父さんと炭治郎が並んでいます。アニメ勢の方は見た目炭治郎とむい君パパが似ているので何か関係があるのかと思っていますが、関係ないのです。瞳が同じく赤いということで、記憶をなくしていたむい君は炭治郎の言葉をまだ父といたころ、同じ言葉を聞いていたということを無意識に思い出していたのでした。
EDのむい君のシーンにパパもチラチラ登場していますよね(笑)
本日は原作13巻の第115話「柱に(の最後)」~14巻の第118話「無一郎の無」の冒頭まででした。
今回登場した憎珀天のCVが山寺さんというのは驚きました。多くの人もわからなかった人が多かったみたいで、本当に声の職人芸を聞かせてもらったって感じですし、以前から山寺さんご自身も鬼滅の刃に出演したいとおっしゃっていたので本当に良かったですね。
そして、むい君がようやく水獄鉢から出ることができましたが、鋼鐵塚さんが今度はピンチです。小鉄くんも鉄穴森さんの状態も心配です。当然むい君も毒の攻撃を受けているのでかなりのダメージがあると思いますが、少しずつ記憶が戻りつつあるので、次回以降むい君ターンが始まりそうです。
7話の戦闘報告
【対半天狗戦】
炭治郎・禰豆子・玄弥VS怯の鬼(半天狗本体)・憎珀天
怯の鬼→超音波
憎珀天→積怒が3体を吸収(喜怒哀楽の攻撃を引き継ぎながら)太鼓で木竜を操る
【対玉壺戦】
玉壺VSむい君
むい君→玉壺の血鬼術「水獄鉢」に閉じ込められている
玉壺→あばら屋にて鉄穴森さん、鋼鐵塚さんを攻撃
メタル金魚→小鉄くんに攻撃。みぞおちに金魚の刃が刺さる
小鉄くん→水獄鉢に息を吹き込み、むい君を救助
むい君→霞の呼吸弐ノ型「八重霞」
甘露寺蜜璃→移動中(どちらに向かうのか現時点不明)