阿美の本棚

阿美の好きな書籍の言葉や、最近好きな「鬼滅の刃」に関するレビューや考察(ネタバレしています)を書いています。

TVアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」第1話『音柱・宇随天元』

無限列車での煉獄さんに死闘、そしてかまぼこ隊。心も体も傷ついた彼らがいったいどうなるのか…遊郭編が始まります。(基本的に原作、ファンブック関連本のネタバレありですので嫌な方は申し訳ありませんがお引き取りを…)

 

前回の予想はドンピシャでした\(^o^)/

 

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今回のOPのこの2人が並んでいる姿、良いですね~。

 

遊郭編が始まったはずなのに、画面では猗窩座と煉獄さんの死闘が三度繰り広げられ、猗窩座は逃げ、残されたかまぼこ隊と煉獄さん。

伊之助も今までに見たこともない程憔悴した姿をしているし、炭治郎はひたすら煉獄さんの名を呼びながら悔しい気持ちになっているし、善逸は伊之助の頭突きで気を失った状態。

 

機関庫で綺麗に整備された無限列車も今は見る影もなく整備士さん達がこのことを知ればかなりショックだろうなぁ…そして犠牲者がおベントを持ってきてくれて鬼から自分たちを助けてくれた青年だと知ればなおさらですよね。

 

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ようやく現場に到着する隠の人たち


日も随分高くなった頃、ようやく、隠の皆さんが到着。このシーンちゃんとやってくれてよかったぁ~。一般乗客はすでに救助されたりして残っているのは鬼殺隊の4人だけ。非公式機関なので一般の病院などには行けないので(そのために蝶屋敷がある)彼らが来るのを待つしかない。

猗窩座、無惨様にご報告でボコられる

人間の営み、昼から夜に景色は変わり、ショタがとある書店へやって来た。

迷うことなく1冊の本を取ってお店をです。多分この時代はまだまだ「つけ」の文化が日常的にあったので、きっとこのショタもお店の常連として日ごろ来ているのではないかと思う。

 

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ガラスのざらざらの質感がヤバいです

この書店の入り口のガラスの質感がヤバかったですよねぇ~

マジ実写みたいな質感でレトロ好きにはたまりませんわ(笑)

帰宅途中、道行く人の中で親子連れのショタが本を持つショタを不審に見てる。これは以前誰だったかな?年寄りや子供は気配に敏感みたいなことを言っていたのでこのショタは何か気配を感じたんだろうか?それかたんにお金持ちのショタが珍しかったのか…

 

ショタの家は大きなお屋敷で、彼は製薬会社の社長の養子に迎え入れられたようですが元々皮膚病で夜しか活動できないと。だから将来的には彼の病気が治せるような薬を作ることも養父の希望でもあるみたい。

 

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しかし、そんなショタのところにやって来たのは猗窩座。

そう、このショタ、名前を「俊國」と言いますが実は無惨様なのです。

今回、猗窩座が煉獄さん達のところに突然現れたのも実は、それ以前に無惨様からの指令で「青い彼岸花」の探索に行っていましたが、その途中で無限列車の件で魘夢が鬼殺隊にやられたことを受け、無惨様が現場に一番近くにいた猗窩座に鬼殺隊の殲滅の命令をしました。(勝手に猗窩座がやって来たわけではないのです)

 

しかし残念ながら煉獄さん1人しか殺すことが出来ず、無惨様はご立腹です。

もう、猗窩座はめちゃくちゃ叱られちゃっています。ひところ怒った所で、ようやく解放された猗窩座、ぶっ刺された炭治郎の日輪刀に八つ当たりでメタメタにしちゃいました。

今回、無惨様がショタに擬態していますが、過去にも月彦さん(浅草で炭治郎と遭遇した)、女性などいずれも目的は一つ。青い彼岸花に関する情報収集のために擬態して色んな場所の広い人脈を使って情報を仕入れることができる場所にいるわけです。

 

かまぼこ隊、蝶屋敷での様子(回想あり)

蝶屋敷で治療を受けているかまぼこ隊たち。

炭治郎の落ち込みは相当みたいで善逸も見ているのが辛そうです。

伊之助も隠の救助を岐路につくときもギャン泣きして大変だったと。

善逸はそんな炭治郎のために台所からまんじゅうをこっそり盗んだりしております。

アオイちゃんがおいしそうなおはぎを作ってるシーンやまんじゅうを入れ替えているシーンなどはアニオリシーンです。

 

煉獄さんとあまり接することが出来なかった善逸自身も煉獄さんみたいな人でもああいう最期を送るんだという事に思うこともありながらも伊之助や炭治郎の事を心配するところが彼の優しさが感じられるシーンでしたが…

炭治郎煉獄家へ行く

炭治郎はしのぶさんの言葉も聞かず、要の案内で煉獄さんの実家へ向かう。

きっと1日でも早く、煉獄さんからの言葉を家族に伝えたいという思いが強かったんだと思います。

 

千寿郎君と初対面。煉獄さんの言葉を伝えに…

そして、来た槇寿郎さん。

ほら見た!炭治郎の耳飾りを見て激怒しする槇寿郎さん。

日の呼吸の使い手だの、自分を馬鹿にしてるんだろうとか、炎の呼吸含め日の呼吸以外は全て劣化版だと槇寿郎さんが言うけれど、炭治とは何一つわからないし、解らないから手掛かりがないか聞きに来てるわけで…

 

嫉妬に狂う槇寿郎さんだけど炭治郎にはわからない。

出た!縁壱の後ろ姿が。

容赦なくボコられる炭治郎。止めに入る千寿郎君も殴られちゃう。見かねた炭治郎、出たねじ式頭突き(笑)さすがの槇寿郎さんもノックダウン。

 

煉獄さんの最期を聞く千寿郎。

そして槇寿郎さんが読んでいた炎の書を開けてみる炭治郎だけど…

一体何してくれてるんですかぁ~。

ビリビリに破られてるからどうしようもない。

 

炭治郎はもっと鍛錬すると。

切ないね…千寿郎君。

そして帰り際に煉獄さんの鍔を炭治郎に渡す。

あなたを守ってくれますと言っていますが、本当に煉獄さんは肉体は死せども沢山の人を守りますよ。

 

槇寿郎さんに残した言葉を話す千寿郎君。

悲しいに決まってる、本当は誰よりも息子の事を想っていたんだもん。可愛い息子だからこそ、鬼殺隊にいるという事はいつか死が訪れるかもしれない事、そしてどれだけ強くなったとしても日の呼吸にはかなわないと思う父にとって瑠火さんに次いで可愛い長男の命まで奪われたらと思うといたたまれないわけですね。

 

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きっと杏寿郎の最期の言葉を心に刻んでくれたに違いない


これはある意味、不死川実弥と同じような考えですね。しかし、杏寿郎はそんな父の気持ちは凄く理解していました(これは外伝など読むとわかります)

 

鋼鐵塚さんとの鬼ごっこ

煉獄家から蝶屋敷に戻る炭治郎だけど、蝶屋敷の前で待ち構えていたのは…

「万死に値する」と包丁を持った鋼鐵塚さん。おセンチな気持ちが一気にギャグパートへ。でも悲しい気持ちだったのを良い感じで切り替えてくれたシーンでもありました。

原作ではさらっと「一晩続きました」という感じだったのものがアニメでは実際鬼ごっこしているシーンがじっくり描かれていて、アオイちゃんの助けでなんとか逃げ切ることができ、鋼鐵塚さんさんも大好きなみたらし団子を頂きご機嫌が治ったみたいで良かった。ここでも朝食のかまぼこ隊の姿がアニオリでインサートされていてよかった。

かまぼこ隊、蝶屋敷での機能回復と単独任務の日々

そんなこんなで、無限列車の任務から4ヶ月…

かまぼこ隊の3人は治療を受けながら機能回復訓練などしながら、単独任務などに向かう日々を過ごしています。YouTubeの李悪書動画を見てるとこのシーンの3人が想像以上に体がマッチョなのに驚いている人がいるのが面白いです(笑)

そしてここでアニオリのシーンが。

炭治郎の単独任務をしているシーン。今までと炭治郎の雰囲気が変わっていますね。すごく落ち着いてて成長が見られますね。鬼と遭遇して戦闘シーンもメッチャカッコよくて、納屋に隠れた鬼を斬る直前も声が落ち着いていて、型を繰り出す時の声も動きも隙がないというか…

 

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雑魚鬼にもしっかり伏線が…


そして対峙していた鬼がカマキリタイプという事で、これは今後の大きな伏線となりそうですね。とても興味深いですよね。

アオイちゃん連れ去り未遂事件

アオイちゃんとなほちゃんが音柱・宇随天元に捕まっています。

アオイちゃんは必死でカナヲに助けを求めていますが、カナヲちゃんはプチパニック。

宇随さんは柱だし、自分は任務命令が来てるので行かないといけない、でもアオイもなほも自分の家族だし、自分はどう行動したらいいのかわからない、銅貨を使って決めようと思うけれど炭治郎の言葉を思い出す。

 

そしてアオイの手となほのスカートを掴む。宇随さんから「地味に引っ張っるんじゃねぇよ」なんて言われておりますがその後の「なんとか言えっての!地味な奴だな」これってその後のエピソードでも後藤さんに言われますよね(笑)

 

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原作でもこの炭治郎のボケっぷりのカットが好きなんです

 

そんな時に炭治郎が帰宅。状況が読めない炭治郎のこの表情が原作の時から好きなんですけど、お見事に再現されていて、声が入っているので更に最高でした。

 

あと、炭治郎と天元さんがああだこうだと会話してる時にすみちゃんときよちゃんが「変態‼変態!」と叫んでいる後ろでカナヲちゃんが手を挙げて反応してるのが最高ですよね(笑)さりげなく自己表現をしているだけでも自我が少しずつ出てきているカナヲちゃんも成長して言っていると思うと嬉しいですよね。

 

むん!のくだりも良かったし、なほちゃんは隊員じゃないと言われ「じゃあ、いらね」ってぺっと話してしまうところなど、この辺のシーンは天元さんが単なる筋肉イケメンだけではない部分も魅せてくれていますよね。

 

アオイちゃんたちの代わりにかまぼこ隊が合流へ

そして、意を決して炭治郎が「自分たちが代わりに行く」と。

「俺たち?」そこへ伊之助と善逸が塀の両側に乗っているシーン。

原作ではここで会話をするけれど、アニオリは凄くカッコよく炭治郎の隣に並びますよね~。それからの単独任務からの帰宅時だという事、力が有り余る伊之助、女の子の一大事には彫ってはおけない善逸という事で名乗りを上げるけど、結構あっさりと了承しちゃう天元様。

 

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この件でしのぶさんとちょっと揉めたようです

 

アオイちゃんのお尻をひと叩きして無事解放…蝶屋敷のみんなに見送られていざ天元さんと向かうのは…

 

「日本一、色と欲に塗れたド派手な場所、鬼の住む遊郭だよ」

 

いきなり続きかと思ったら、辛いけど煉獄さんの死闘からスタート、もう見どころ満載でしたね。コミカルなシーンもちゃんと再現されていたし、それプラスアルファですもんね~。恐るべしです。

 

気になったところ

季節感です。今回無限列車から4ヶ月という事で季節が秋(11月~12月初め頃)に設定されていましたが、これだとそれまでの季節の整合性が狂ってくるんですよ。

無限列車の任務が多分9月~10月頃(乗客の中にはコートを着ている人もチラホラいましたからね)

 

OPも最高でしたよね~

天元さんらしく派手派手で、伊之助のシーンでムキムキネズミが一緒にいるのも嬉しかったですねぇ~。あいつも登場してるし、主要な人物が色々登場しててもうワクワクするしかない。これから長い遊郭の潜入、そして戦いが始まりますね。

 

そしてEDも期待しちゃいますねぇ~♪次回が楽しみです。