阿美の本棚

阿美の好きな書籍の言葉や、最近好きな「鬼滅の刃」に関するレビューや考察(ネタバレしています)を書いています。

TVアニメ「鬼滅の刃 無限列車編」第3話「本当なら」

魘夢の血気術によって煉獄さんとかまぼこ隊含め、乗客は眠りに落ちてしまっている第3話です。

 

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2話の魘夢のシーンが冒頭に再び登場(落ちてゆく、落ちてゆくの前後のシーン)

炭治郎が眠りながら涙してるシーンや家族のシーンと魘夢。

ここで地上波放送では今回OPが流れなかったのですが、オンデマンドでは「明け星」はちゃんと流れています。多分CMの関係で地上波はかっとになってしまったのでっしょうね。

 

ひとつ不思議に感じたのは魘夢はいつ鬼殺隊のメンバーが4人列車に乗り込んだとわかったのだろう?そして少年少女はこの日に揃う事が出来たのだろう?

思うに、多分魘夢の協力者は何人もいたんだと思う。(実際車掌もそうだったし、のちの戦いの最中でも機関士も魘夢の作った錐を持っていたくらいだからね)

それで投入された鬼殺隊の数だけその都度人数を調達していたんだろうね。魘夢は準備に対しては本当にぬかりなくやる奴みたいだから。(そしていずれも自らは動かない、あくまでも人間を駒として使う)

 

今回は善逸、伊之助、煉獄さんの夢と炭治郎の夢の続きと、夢だと気付くがなかなか現実世界に戻れない炭治郎に禰豆子が爆血で炭治郎が覚醒するが家族との再びの別れとなる。

 

そんな中で、炭治郎と縄で繋がれている結核の少年は炭治郎の無意識領域を見ることに。煉獄さんと繋がっている少女もあと一息で核を破壊するところで寝ているはずの煉獄さんの防衛本能で首を絞められる事態に…。

 

新規カット

1.無限列車が走っている情景。

2.煉獄さん達が座っている車両、煉獄さん、かまぼこ隊が眠りに入っている前後の座咲きの乗客も同じように眠っている。

3.伊之助・善逸が寝ているシーンで善逸と繋がっている少年も一緒に映っているショットと善逸と少年のそれぞれワンショット。

4.ひと仕事終わり家に戻った炭治郎、部屋に入ると竹雄が「お帰り」と言った後、花子と茂もお帰りという。

5.炭治郎の無意識領域に入った結核の少年が炭治郎の世界に対して「あたたかい」というシーンで泣きながら走る炭治郎が映し出されている。

 

この5の結核の少年が炭治郎の無意識領域で感じた「そして暖かい」の時に映る炭治郎は家族と別れ涙しながら走っているけれど、心の中はどこまでも暖かい、どんなに理不尽な目に遭ったとしても、悲しい気持ちだったとしても炭治郎の心の中は暖かいという対比がこの新しいシーンのカットでよりインパクトを受けました。

 

そして、本当だったら次のシーンは伊之助と善逸の無意識領域なんだけど、今回はそのシーンではなく、なかなか上手く精神の核が壊せてない状況に少し不思議に感じながらも自分の計画を着実にしていこうとする様子。

 

そして炭治郎も父の「斬るべきものはもうある」という言葉で覚醒のためのやるべきことがわかるがあまりにも過酷な事ゆえ一旦躊躇するけれど、父の言葉を信じて自らの首を斬るところで今回は終了。

 

多分、伊之助と善逸の無意識領域の話は次回の放送にありそうな感じがする。

あと、気になるのは煉獄さんの覚醒のシーンって登場するのかどうか。

私的には凄く観たい。伊之助は禰豆子の爆血で紐や切符が燃えたことで覚醒できたみたいだけど、煉獄さんもそうなのか?気になります。

 

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私的には善逸と禰豆子のシーン、一見ホンワかしてハートフルでコミカルでもあるシーンなんだけど、私はこのシーンの中で特に、泳げないという禰豆子の言葉に反応して自分がおぶって川もひとっ飛びだよという善逸にもう涙してしまうんです。原作を読んでない時に観たときには何も考えずに単純にクスっと笑えるシーンなんですけどね。

 

ネタバレになるけれど、最終決戦後の善逸の事を思うと私はこのシーンが本当に涙失くしては見られないシーンになっちゃいました。

 

あとやはり、炭治郎が家族と別れるシーン。

この時の炭治郎の心情の言葉が好きです。

「本当なら、本当なら俺は今日もここで炭を焼いていた。刀なんて触ることもなかった。本当なら…本当なら!!でももう俺は失った、戻ることは出来ない」

「ごめんなぁ、六太、もう一緒にはいられないんだよ。だけどいつだって兄ちゃんはお前の事を想っているから、みんなのことを想っているから…たくさんありがとうと思うよ。たくさんごめんと思うよ。忘れることなんて無い。どんな時も心は傍にいるだからどうか許してくれ」

 

この「たくさんありがとうとおもうよ、たくさんごめんとおもうよ」

思いたい言葉…

 

来週は選挙で1週休みになるのはちょっと寂しいけれど、これからいよいよ魘夢との戦いが始まっていきますからね。あと予告の炭十郎さんと炭治郎の会話は胸が熱くなりましたね。