阿美の本棚

阿美の好きな書籍の言葉や、最近好きな「鬼滅の刃」に関するレビューや考察(ネタバレしています)を書いています。

アニメ「平家物語」5話『橋合戦』

重盛の死を受け、「未来が見えても変えることはできない」と嘆くびわ
その左目は、いつの間にか重盛の目と同じ色になっていた。
重盛に代わり弟の宗盛が平家の頭領になるが、後白河法皇は平家の勢力を削ごうと動き始める。
これに反発した清盛は、三種の神器とともに幼い安徳天皇の即位を急ぐ。

 

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びわの目の色が変わったこと成長しない事みんな気にしてるのね~

 

重盛の屋敷にてびわと維盛様、資盛様、清経様。びわの左目の色が父・重盛の色に変わっているのに気が付く清経様に維盛様が「父上の形見を受け継いだのかもしれぬ」と。そこへ資盛様がお前は体も大きくならないし、物の怪じゃないかとまたちょっかいを出すので思わずびわも引っかいたりと取っ組み合いに。慌てて止めに入る維盛様。

 

そこへ宗盛様が弔問へやってきました。

気を落としていると思っていたのになんだか賑やかだなぁと。

泣き重盛殿に報告に来たと。自分が重盛の跡を継いで平家の棟梁となると。

そしてなぜか「プピッ=3」ってなんだ?(笑)

 

通常だと、重盛が死んだのだから次の平家の棟梁となるのは重盛の嫡男の維盛になると思われるのだが、この辺はいろいろ込み入っているようでそうならなかった原因がいくつかあると思います。

・重盛・維盛それぞれの妻が鹿ケ谷の陰謀の首謀者の1人でもある藤原成親の妹や娘ということもあって直接的に事件とは関係なくとも、姻戚関係だったこともあり平家のほかの人たちから敬遠される

・重盛様の母(重盛様が幼少期に病死)と宗盛たちの母(時子様)の出自の位の差故。同じ貴族出身とはいえ、位の高さでいえば宗盛様の母君の時子様の方が立場が上ということもあり、清盛様が出家したのち、一部の人たちからは重盛様ではなく、宗盛様が正当な嫡男ではないかと推されたりもしたけれど、清盛様は関係なく嫡男の重盛様を棟梁にしました。

 

びわは徳子様の所に来ています。もう言仁(ときひと)様にメロメロのようです。

そこへひょっこりやって来たのは、平知盛様。

言仁様の健やかな成長を喜ばしく思っているようです。そしてびわの事も聞き及んでいるみたいですが。びわの目の色を見て驚く知盛様。

 

「重盛兄上の落し胤ね…か!?」

「違います」

なんだかこの平家物語の知盛様、陽気で軽い感じですねぇ~。

ちょっと空気読まない系?というか自分の奥方が帝の妾の殖子様との間にできた守貞親王の乳母になっていることもあって口を滑らしちゃったみたい?徳子の表情に慌てる知盛様。

 

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言仁親王様とびわが可愛すぎます。

 

何を言ってるのかわからないびわに徳子が説明をしてくれる。

言仁親王に弟が出来たと。びわが聞いたことのある小督の君ではなく、殖子様という方と。

言仁様と気持ちよさげに昼寝をするびわ。時子様と知盛様…

「兄上は宗盛兄上の補佐役になられたのでしょう」

「重衡と一緒にな。」

 

やはり気になるのは宗盛様に棟梁の役目が務まるのかどうか…

知盛様も気にはなってるだろうけど…まぁ致し方ないよね。

清盛様と言えば…重盛様が亡くなってから福原に引きこもっているらしい。やはりかなりのダメージを受けた感じの清盛様。

 

「いつまでも沈んじゃおれんさ。兄上がおらんでも我らは平家を継いでいかねばならんのだ。兄弟力を合わせ、もりもりひらりと頑張るさ」明るい兄上ですね。

 

一方、ごっしーは清盛が福原に引きこもっているのを好機と思い、基房と結託して重盛様の越前の領地、さらに盛子様の財産などを没収してしまわれる。ほかにも好き勝手に朝廷の人事などをしていることを宗盛様が清盛様に報告に来ましたが、これにはさすがに清盛様、怒り心頭!腑抜けてる場合ではありませんということで急ぎ京へ向かいました。

 

京へ戻る清盛様の牛車に京の町の人たちもただならぬ感じに不安げです。

六波羅に戻って来た清盛様。一門が揃ってお出迎えです。

帰って来て早々、宗盛様、知盛様、重衡様に早速色々指示を始める清盛様。

 

「今日をもって、摂政関白以下合わせて43名の職を解く、そののちはすべて平家一門が務める。特に重盛の領地を取り上げた関白基房、あやつは日向(現宮崎県)に流罪とせよ。」

 

一見、清盛酷いという感じですが、基房が重盛様から維盛様に譲り受けた領地を取り上げたことで維盛様達の生活はかなり困窮してそのことで重盛様の家の力も弱くなってしまったんですよね。藤原家としても調子に乗って行動したことが結局武力も戦いにおける知力もないのに清盛様が弱くなったからと行動しちゃうと痛い目に遭ったちゃうんですよ。

 

知盛様を筆頭に基房様を捕らえに向かいます。基房様はごっしーに助けを乞います。

自分は出家したので日向に流罪はご勘弁くださいと。でもそれごっしーにお願いするの違うんじゃない?

 

清盛様、流罪先を日向じゃなくて備前(現岡山県)に変更してくれました。

そして宗盛様に後白河法皇様を鳥羽離宮へお連れしろと(いわゆる幽閉生活に突入です)

悔しそうなごっしー。いや、最初からよくよく考えて行動した方がいいんじゃないですかと思いますけどね~。泣いて悔しがる法皇様です。

 

そして、言仁親王天皇即位となり安徳天皇の誕生です。大喜びな清盛様とは対照的に徳子様の表情は晴れません。そして高倉上皇様に厳島神社に参拝に来てほしいとお願いする清盛様なのです。

 

春の季節、重盛の館に重衡様がやってきて、子供たちに笛を聞かせています。

重衡様の笛の音に感動してる清経様。火鉢であぶり餅焼いていますね~。

資盛様はのんびり笛なんぞ吹いていていいのかと言っています。

「兄上、叔父上は父上を亡くした我ら兄弟を心配して、こうして来てくださってるのですよ」

「なに、宗盛兄上から逃れたいのもあるしね」

 

部屋ではなくて廊下にいるとそりゃ手もかじかむよね~びわ

重衡様が先日、源仲綱が大切にしていた愛馬を宗盛様が気に入って自分の馬にしてしまった。それだけならまだしも、その馬に「仲綱」と命名してその場で乗って「もっと鞭をくれてやる」なんて言いながら楽しげにしてるのをまざまざ見せつけられたら、まるで馬ではなくて仲綱自身が鞭うたれたように感じるじゃない?仲綱は悲しいし悔しいしって感じだけど平家に逆らえない事情もあるのでどうしようもない気持ちだったでしょう。

 

「あとで、我らが諫めはしたが、平家の棟梁としてあの振る舞いは…」

そんな話をしてる最終に何気にびわがあぶり餅を資盛に渡している感じ、そしてそれを受け取る資盛なんか好きなシーンですわ。

 

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ここでも登場、あぶり餅

 

重盛様が生きていたら法皇様も幽閉されることもなかっただろうし、高倉上皇様も厳島に周囲の反対を押し切って参拝に行ったから幽閉も時機に解けるんじゃないかと重衡様が資盛様へおっしゃっています。

 

重衡様は重盛の子供たちに、これから先は自分たちが平家を背負っていかないといけないんだから、いざという時のことも考えて笛だけじゃなくて、政にも関心を持って武芸の腕も磨かないといけないよとアドバイスに満面の笑みで清経様が「はい」ってかわいい。

 

資盛様が重衡様に化け猫と紹介されてしまうびわ。目の色とか得体が知れないとか言いたい放題。

「資盛、そんなに口が悪くては女御殿たちに嫌われるぞ。そなたの思い人にもな」と重衡様に言われ焦る資盛様を見て喜ぶびわ

 

冷たくなってる手を握る重衡様に驚くびわ

「重盛兄上はそなたにずいぶん世話になったと聞く。もし困ったら、私の所へおいでいつでも助けよう」と言われ戸惑うびわだけど、その様子にほれぼれしてるのが清経様か何だか可愛いし、びわの表情がどうしたらいいのって感じがこれまた最高です。

 

春、以仁王の所に以前の仲綱(馬の方)の話をしている源仲綱。お尻に仲綱という焼き印まで入れられたと泣いて話をしています。父の源頼政も一緒にやってきてこの状況が悔しくてならないと。

 

「亡き重盛殿は、礼をわきまえ礼を尽くされる方でしたが、今や多くの者が平家を嫌い憎んでさえおります。」

 

ということで、ごっしーの第二皇子である以仁王に今こそあなたのお力が必要なのですと頼政

平家を滅ぼし、安徳天皇を廃し、あなた様が天皇になられるのです。決心して平家討伐の令旨をお与えくださいというけれど、実際のところ、ごっしーの皇子なのに親王宣下を受けられずにいたかわいそうな方なのです(天皇の子供であってもこの親王宣下を受けないと親王とは言えないのです)

 

ひそかに令旨を出す以仁王ですが、平家の方にもタレコミ情報が入りました。

現在(2022年)放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第4話にこの以仁王の話が登場していました。

 

情報を聞いた清盛様は急ぎ京へ戻ります。

以仁王は捕らえて土佐に流せ。」ということで京の町など以仁王を大挙で探しています。なんとか隠れている以仁王は女装をして園城寺へ逃げることに。

 

平家の方は宗盛様・知盛様・重衡様が算段している時に清盛様が戻られました。

この情報は高倉上皇様、徳子様の耳にも入ってきました。

以仁王はすんでのところで、女装し園城寺に逃げ込んだようだけど平家が来たらヤバいということで南都の興福寺比叡山延暦寺にも助けを求めたけれど、延暦寺の方はすでに清盛様が手を打っていたため受け入れてもらえず。しかし興福寺がというと

「両方を味方につけずとも、片方の翼をもげば飛べぬ。以仁王園城寺を出たそうだ。そこでかくまってもらうつもりだろうな」

 

そして以仁王平等院に入ったという情報が。

移動でかなりのお疲れのようで6回も落馬したとのこと。今がチャンスということで清盛様の号令で平等院を攻めることになりました。知盛様と重衡様が大将を務めることに。そして、維盛様も参戦することとなったようで、玄関でみんなでお見送り。

 

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烏帽子にお化粧姿での出陣、武士というよりも貴族意識って感じですね。

 

維盛様、きれいにお化粧して口元も紅をつけております。これは武家ではなくて貴族の風習みたいな感じ?経子様は心配しておりましたが弟たちは頑張ってきてねって感じですかね。

 

雨の夜、びわが琵琶を弾いていると資盛がやってきました。なんだかんだと言いながらもやはりびわと同じように維盛の事を心配しているのです。

 

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維盛様も必死でついて川を歩いております。

 

平家物語に一説とともに宇治橋での小競り合いの様子、そしてこれでは無駄に兵にダメージが増える。重衡様などが迅速に怪我人の手当てをしている様子を見る維盛。埒があかないので。馬を竹で繋ぎ、直接川を渡る作戦に。川の水の中で矢に打たれたり、おぼれそうになる仲間たちに対しても声をかけ、誰1人も流されないように助けながら進めと重衡様の号令。

 

維盛様も必死だけれど、目の前で行われる戦いにかなりメンタルやられております。

これも平氏から平家となった弊害のひとつでもありますね。重盛たちの子供たちは武士というよりも貴族に近い感じの生活を送っていたので、武芸は出来ても、それよりも雅な舞などの方を好んでしまったので、戦の実践となるとあまりうまくいかないこともあったのではないかと思います。それが後々の平家滅亡につながる要因の一つとなったのでしょう。

 

維盛様、ちょっとメンタル壊れちゃったかな?

清盛様は大勝利で大喜び。源頼政・仲綱親子は平等院で自害、以仁王自身も逃げている途中で矢を受けて亡くなりました。匿った園城寺は重衡様が焼き討ちにしたと言っておりますが、ん?これはどういうこと?この園城寺の焼き討ちは南都焼討の事なのかしら?

 

もし南都焼討だとしたら結構時系列的に…

南都焼討はある意味不慮の事故みたいなもので、重衡様もそういうつもりではなかったと落ち込んでおりましたが…

 

ぐったりしてる維盛様の下へ重衡様が…

「やむを得なかったのですよね」

「戦うのは武士の習いだ。戦うからには負けてはならぬ。」

もう、維盛様、ベソベソ状態です。重衡様が慰めますが…

 

びわはまた徳子様のところに遊びに来ているようですね。もうデレデレです。

しかし、徳子様の表情は暗いです。びわに呼ばれ笑顔を返しますが元気がないと言われちゃいました。上皇様は最近、あまり徳子の所には来てもらえないらしく、殖子様との間に第二子が誕生したらしい。

 

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清盛様の思いが子や孫になかなか理解して盛らないもの辛いのですけど…

 

「考えると苦しくて、苦しくて…」

「気の進まぬ婚姻であったろう?」

「最初はね。でもいつだったか…上皇様が愛でておられるもみじの落ち葉を召使が酒を温めるたきぎにしてことがあって、周囲は顔色を変えたんだけど…」

「林間に酒を温めて紅葉をたく風流なことだ」

「そうおっしゃって、お咎めすることはなさらなかったの。お優しい方なのよ。でも、上皇様はきっと私より、ほかの方とお過ごしになるほうが心が休まるのね。清盛の…平家の娘といるよりも…母上は違うけれど、以仁王上皇様の兄上。その方を父上は…平家は殺した。」

「あんまりだの」

「でも、わたしは許すの。父上も上皇様もみんな。許だなんて偉そうね。でも、どちらかがそう思わねば…憎しみ、争うしかない。でも、私は世界が苦しいだけじゃないって思いたい。だから、私は許して、許して、許すの。」

 

そういいながらはらはらと涙を流す徳子をみるびわ

思わず左目の世界を見るびわ

「おとう…おとうは許したか?」姿は感じられるけれど返事はない。

「重盛は…許したか?」「びわは許したか?」と逆に問いかけられた。

 

維盛様は殺された人たちの夢を見てるようで目が覚めてもさめざめと泣いております。 

 

今回は、重盛様が亡くなって、新しい棟梁が宗盛様となり、朝廷もちょっと小ばかにした結果、逆に清盛様から痛い目にあわされてしまい、源氏サイドも以仁王をネタに挙兵しようとたくらむけれど、なかなかうまくいかずあっという間に鎮圧されてしまいました。

 

あくまでも維盛様はお優しくてメンタル弱いキャラ?な感じで、宗盛様は「プピッ」な感じ観たいです。少しずつ何かが変わり始めてきました。

 

大河ドラマ平清盛」レビュー参考(時系列順)

あくまでもドラマの内容なので完全なる史実とは違いますが参考になりますので紹介しております。

 

第44回『そこからの眺め』盛子・重盛の財や領地やらをとられ、清盛様激おこぷんぷん丸になる)

第45回『以仁王の令旨』(安徳天皇誕生・源仲綱馬事件・以仁王令旨を出す)

第46回『頼朝挙兵』(以仁王敗走、源頼綱・仲綱父子自害)

 

 

 

TVアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」第10話『絶対諦めない』

何とか伊之助を中心に炭治郎と伊之助のサポートで堕姫の首を斬る事に成功したのも束の間、伊之助を鎌でひと突きし、堕姫の首を奪還する妓夫太郎。天元様は腕を斬られ倒れている状態、炭治郎がうろたえている瞬間、帯の斬撃で周辺の建物が崩れ始め、善逸が炭治郎を突き飛ばす。そんな自分に対して炭治郎がすべての事を自分が油断したからだと心の中で責める、一体この絶望の状況の中鬼殺隊の勝利はあるのだろうか…

 

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2組の兄妹の物語でもあった遊郭

 

自分を責める炭治郎。俺がそもそも宇随さんのそばを離れなければ…ごめん…みんなごめん…。そんなことないのにどうしても炭治郎はそう感じてしまうんだね。

 

「謝らないで、お兄ちゃん。お兄ちゃんどうしていつも謝るの?貧しかったら不幸なの?綺麗な着物が着れなかったら可哀想なの?そんなに誰かのせいにしたいの?お父さんが病気で死んだのも悪いことみたい。精一杯頑張っても駄目だったんだから、仕方ないじゃない。人間なんだから誰でも…なんでも思い通りにいかないわ。」(人間の禰豆子)

 

「幸せかどうかは自分で決める。大切なのは”今”なんだよ。前を向こう。一緒に頑張ろうよ、戦おう。謝ったりしないで、お兄ちゃんならわかってよ、私の気持ちをわかってよ」(徐々に鬼の姿になる禰豆子)

 

炭治郎、いつも言っていましたからね。禰豆子に綺麗な着物を着せてやりたいとか、竈門家は決して貧乏と今ではいかないだろうけど、裕福ではなかった。家族も多いし大黒柱の父親も死んで色々苦労もあっただけに、家族を支える炭治郎にとっては思うところはあったことでしょう。年頃の女の子の禰豆子に対しておしゃれを楽しみたいだろうにそれすらもさせてあげらないけれど、禰豆子はそんなこと全くおねだりしたこともないだけに不憫に思っているだろうけれど、禰豆子の価値観はそんなところじゃないんですよね。(それこそ竈門家の長女というのか…)

 

炭治郎は相手の事を思うばかりに自分をないがしろにしてしまう。それが自分を優先するということで、小さいころから父親の代わりに家族を支えてきたから、それが彼の人間性を形成している。それは禰豆子も同じなんだけど、炭治郎の責任感の強さを否定したいわけではない、でも禰豆子にしてみたら、周囲の気持ちよりも、自分がどう感じているのかを優先してしまう炭治郎。それがいい場合もあるけれど、それが逆に相手の気持ちを無視してしまうこともある。禰豆子にしても一緒に戦えるのに、炭治郎はとっては禰豆子は人間の時のままのように守ろうという責任感で禰豆子の炭治郎と一緒にという思いを理解してくれない事が禰豆子には歯がゆいこともあったんだろう。

 

どんだけ頑張っても不可抗力なことだってある。それを自分のせいでと思いこまず、受け入れることも大切、そして誰かを頼ることは悪ではないことを炭治郎にも理解してほしい。今この現状を受け入れて禰豆子を信じて頼って一緒に頑張ろうって。

 

そしてそれを少なからず感じることが出来たんじゃないかな炭治郎。

大事なのは今自分に何ができるのかだと思えた炭治郎だけど、ふと見ると目の前には帯の攻撃で焼き尽くされてる遊郭の街並み…

 

そして目の前には妓夫太郎が…

まだ生きてるのかと、妓夫太郎が炭治郎言っています。

「運のいい奴だなあ。まあ運がいい以外取り柄がねえんだろうなあ」

堕姫もしっかり再生しておりますねぇ。

 

しかし、妓夫太郎も相当おしゃべり好きなのか?

 

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これだけ見ると確かに絶望的

「猪は心臓をひと突き、黄色い頭は瓦礫に押し潰されて苦しんでるから死ぬまで放置するぜぇ(ワイルドだろう…By妓夫太郎じゃないって、でも見てる人少なからず言っちゃっただろう(笑))虫みたいにモゾモゾしてみっともねぇよなぁ。柱も世変わったよなぁ。威勢がいいだけで毒にやられて心臓も止まって死んじまった。お陀仏だ。」

 

炭治郎のメンタルを攻撃しています。

箱の中身は姉か妹とかと尋ねる妓夫太郎に炭治郎はなぜ自分を殺さないんだとふと考える。とはいうものの、炭治郎自身も体が思うように動かないために、今首を狙っても斬れないと。

 

禰豆子は妹だと。それを聞いて喜ぶ妓夫太郎。

「やっぱりそうか、みっともねえな、お前。全然妹、守れてねえじゃねえか。まぁしかたねえか。お前は人間、妹は鬼だしなぁ。鬼の妹よりも弱いのは当然だが、それにしてもみっともねえ。兄貴だったらよぉ、妹に守られるんじゃなく守ってやれよなぁしっかりと、この手でよ…ヒヒっ」

 

と言いながら炭治郎の指を折る。(ウゲッ!)

 

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見た目ではどう見ても原作の方が痛いし怖い…

 

このシーン、原作でも衝撃的で、何度見てもウゲッ!ってなっちゃうけど、実は原作の方が私はえぐいなと思いました。アニメは音はすごいけど、折られるシーン、妓夫太郎の手が炭治郎の指を包んで指先しか見えてないけど(2本同時に折ってる)、原作だと折り方がちがうんですよ。

 

どこまで炭治郎をいたぶるんだよ妓夫太郎。

妓夫太郎「今どんな気持ちだ?一人だけみっともなく生き残って。頼みの綱の妹は殆ど力を使い果たしてるぜ。なぁ、虫けら、ボンクラ、のろまの腑抜け、役立たず。なんで生まれてきたんだお前は。どうする?弱い弱いボロボロのみっともねえ人間の体で俺の首を斬ってみろ。さあさあさあ!」

 

ドSな妓夫太郎に炭治郎、もう頭たたかれるわ、髪の毛つかまれてグラグラさせられるわ、言葉で色々言われるわ。痛い痛い!!

 

突然、炭治郎が禰豆子の箱を抱えて走り出しました。

妓夫太郎は怖気づいて逃げたと思っています。どういうこと?

ここからはアニオリシーンですね。

 

喜ぶ妓夫太郎。でもいあっという間に追いつかれ蹴飛ばされる。

それでもまだ逃げる炭治郎。近づいてくる妓夫太郎に向けて遊女たちが身に着けていた匂い袋をちぎって投げる炭治郎。しかし妓夫太郎からさらに蹴りを入れられてしまう。

 

さらに続く「みっともねえ」攻撃。額の痣も醜くて好きだと。そして、でた、鬼にスカウトされる炭治郎。いや、鬼にはなりませんよ。

 

空を仰ぐようなしぐさの炭治郎に

「悔しいんだなあ自分の弱さが。人は嘆くとき天を仰ぐんだぜ。涙があふれねえようになぁ」

しかし炭治郎…「俺は…俺は準備していたんだ」と突然、妓夫太郎に頭突きをくらわす。驚く妓夫太郎、そしてなぜか体が動かない。ふと見るとクナイが太ももにぶっ刺さってる。OMG!

 

そう、炭治郎は逃げたのではなく、落ちているクナイの匂いの場所に向かっていたのです。原作では雛鶴さんから予めクナイと受け取っていたものを匂い袋を割いてにおいを消したという感じなのですが、これは確かに違和感があったんです。多分クナイを持っていたら妓夫太郎も匂いを察知していたように思うんですが、アニオリで炭治郎の嗅覚を利用して、逃亡するふりをしてクナイを探し、妓夫太郎が追いつくまでに匂い袋でにおいを消す、そしてもう1つとして時間稼ぎにもなります。

 

炭治郎自身も相当披露しているので少しでも疲労回復したり、あとは最悪善逸が助けに来てくれないかという思いもあったのではないかな?(伊之助と天元様は死んだと思いたくないけど状況がわからないので)

 

そして、ヒノカミ神楽で妓夫太郎の首を狙います。こんなにいたぶられているのに全くあきらめることをしない、心が折れない炭治郎が不思議でならない妓夫太郎。

最後のチャンスを逃すまいと必死な炭治郎。

 

ここで、人間禰豆子・鬼禰豆子そして堕姫が「お兄ちゃん!」そ叫ぶ。その声に「ハッ」とする炭治郎。

 

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鬼になった妓夫太郎一歩違えば自分もそうなっていたかもしれない炭治郎

 

首を斬ろうとしてる妓夫太郎の姿に自分がオーバーラップする炭治郎。

「その境遇はいつだってひとつ違えば、いつか自分自身がそうなっていたかもしれない状況。俺は運よく人間でいられたけど、2人とも鬼になっていた未来もあったかもしれない。もし、俺が鬼に堕ちたとしても、必ず鬼殺隊の誰かが俺の首を斬ってくれるはず。」

 

原作では堕姫の声だけなんですけどアニオリで禰豆子(人間&鬼)のお兄ちゃんという言葉と映像を挿入することで、よりその後の妓夫太郎が炭治郎自身に見える描写にリアリティが出ていましたし、その後の竈門兄妹と堕姫・妓夫太郎の対比のイラストや炭治郎が自分が鬼になったら~の時の映像もアニオリです(セリフはあります)。とてもとても深いシーンです。

 

もう妓夫太郎も必死で首を斬られないように血気術を発動しながらクナイを抜こうとしていますし炭治郎もチャンスを逃すまいと必死ですが、それを見ていて焦る堕姫。帯で攻撃をかけようとしますが、瓦礫から善逸が抜け出して帯の攻撃を防ぎました

\(^o^)/

 

もう、どこまでかっこいいの善逸。姿は変だけど(笑)

善逸に攻撃をする堕姫に、善逸は霹靂一閃神速を使う。堕姫の頸を必死で斬ろうとする善逸。

 

この霹靂一閃の神速は1回の戦闘で2回しか使えない。足が折れちゃうので。

1回目は瓦礫から出るときに使っちゃったのでこれがラスト。チャンスを逃すまいと頑張る炭治郎と善逸。しかしこの神速のシーンも凄いですよねぇ~。しかし善逸の腕や足がガチムチなのに目のやり場に困っています…(汗)

 

そして、血気術で復活した妓夫太郎。必死で妓夫太郎の攻撃をかわす炭治郎。あきらめるなと思いながら頑張っていますが、妓夫太郎の鎌が炭治郎の目の前まで迫って来た…危機一髪のところに天元様が復活しましたぁ\(^o^)/

 

当然、驚く妓夫太郎。

もう天元様がメッチャカッコいい!炭治郎も当然びっくり!(妓夫太郎に心臓止まってると言われたからね)

 

そう、天元様は呼吸で一時的に心臓を止めていました。そうすることで毒の周りを遅らせるのと、実はその間に「譜面」を作っていました。無限列車でも炭治郎に呼吸で止血をしろと指導していましたよね。それと同じで柱の人などは呼吸などで筋肉を収縮させたり、一時的に傷をふさいだり、那田蜘蛛山の時、善逸も毒の周りを遅らせるために呼吸を使っていましたよね。

 

「譜面が完成した勝ちに行くぞ」と天元様。

 

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譜面ってこんな感じなんだぁ、なんだか感動シーンです

 

「譜面」とは

宇随天元独自の戦闘計算式である。分析に時間がかかるものの、敵の攻撃動作の律動を読み、音に変換する。癖や死角もわかる。唄に合いの手を入れるが如く、音の隙間を攻撃すれば敵に打撃を与えられる。が、毒の回った体では敵の攻撃を捌くのが限界、頸は狙えない。だから頼みの綱は炭治郎なのです。

 

この「譜面」アニメでどう表現されるのかメッチャ楽しみだったんですよ~

原作だと具体的にどういう風になっているのかある意味全く分からないのです(汗)

コマ数も少ないですしね、だからマジ期待していましたが、もう素晴らしい、上記のナレーションが入らないけれど、それを映像と妓夫太郎の言葉で違和感なく説明してくれて、そして妓夫太郎も天元様の攻撃にマジモードになっているというか、かなり焦っているように思えます。もう死闘ですまじで。

 

観てるこちらも何が何だかスピードについていけません(汗)

炭治郎も必死でついていきます。そうです。炭治郎追いつけていますよ~。

無限列車の時は煉獄さんと猗窩座の戦いを目で追うことが出来なかったのに、この数カ月の鍛錬でそこまで頑張れるようになっていたんですよ~凄い。

 

しかし、天元様、時に血を吐きながら、そして日輪刀の鎖を斬られ、左目を斬られる天元様、焦る炭治郎に「止まるな!跳べえ~!」と叫ぶ。

 

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これではさすがの妓夫太郎も身動き取れないです。

 

炭治郎が妓夫太郎の所に向かってとびかかる直前に、天元様が妓夫太郎の左腕を斬り落とし、日輪刀を体に貫通させて動きを封じています。飛び掛る炭治郎に「遅いんだよ」と妓夫太郎は右腕の鎌を炭治郎の顎にぶっ刺します。

 

痛い!炭治郎。しかし…妓夫太郎は今、完全に身動きが取れなくて攻撃が出来ない状態です。これは本当の意味で最後のチャンスです(煉獄さんと猗窩座の時は腕だけだったので逃げられたけれど、今回は体に日輪刀が貫通してますからね)。天元様も炭治郎も命がけですけど。

 

前回も同じように顎に鎌がぶっ刺さりそうになった炭治郎だけど、その時は天元様に助けられて逃れられたけど今回はドストライクです。

 

必死の妓夫太郎ですが、ここで炭治郎に痣が発現しました!

痣の発現と同時に髪も逆立って、妓夫太郎の鎌も抜けなくなっています。

 

自分は大丈夫だと堕姫の首さえ斬られなければと思うけれど、そんな堕姫の所になんと、伊之助が復活!伊之助は体の関節も自由に外せることが出来ますが、内臓も同じようにある程度移動することが可能なので、妓夫太郎が来た瞬間、心臓など横にずらして助かりました。そして野生児として山で暮らしていたこともあり、毒耐性もあり毒が効きにくい体質(逆に言えば薬も効きにくい体質)とは言いながらかなりの出血量みたいですけど…(汗)

 

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頑張れ!かまぼこ隊!!

 

そして伊之助と善逸の2人で堕姫の首を斬りました。もうみんなすごすぎるぅ…

妓夫太郎も最後の力を振り絞り円斬旋回を発動しようとするけれど、炭治郎が頸を斬りました。

 

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向かい合うように頸が転がりました

 

ほぼ同時に2人の首が飛びました!

転がる2人の首が向かい合わせに落ちました。

 

嫁たちも見ています。喜ぶ須磨さんだけど雛鶴さんに対して「草葉の陰から~」ってもうまた言葉のチョイス間違っていますよ~まきをさんに頭たたかれていますが、でもなんか様子がおかしいと雛鶴さん。もう、みんな毒に侵されて大変。

 

炭治郎も息をするのも大変な状況。景色が歪んで見える。しかし天元様が炭治郎に何か言ってるんだけど、炭治郎自身、妓夫太郎の毒で息も絶え絶えの状態で天元様の声が聞こえない。

 

「竈門、立て…まだだ!」

「なんだ…何か言ってる。首…斬れてなかったですか?」

「走れ!まだ終わってない!」

「宇随さんが…何か…」

「逃げろ~!」

 

首を斬られる直前に妓夫太郎が放とうとした円斬旋回が暴走発動して、鬼殺隊のメンバーはじめ、遊郭の周辺の建物が粉々になってしまいました。

そして何この世紀末的なエンディング…

 

この最後の天元様のセリフ、こちらも原作では言葉は書かれてないんです。必死の表情だけで「逃げろ~!」だけあります。字幕を付けるとこの時何を天元様が行ってるのかわかります(上記のセリフ)

 

はぁ、いよいよ次回が最終話となります。

 

本日の戦闘

妓夫太郎VS天元様・炭治郎

天元「日輪刀での攻撃」「譜面」

炭治郎「頭突きからのクナイ」「ヒノカミ神楽」「痣発現」

妓夫太郎「円斬旋回・飛び血鎌」「指折り・蹴り」

 

堕姫VS善逸・伊之助

善逸「雷の呼吸壱ノ型・霹靂一閃神速」

伊之助「日輪刀での攻撃」

堕姫「帯攻撃」

 

私の次回予想は(原作95話最期」~97話「何度生まれ変わっても前後編」まで)

問題は、この後考えられるのは2パターン

1.上弦会議

2.蝶屋敷での事(炭治郎の目覚め)

 

原作の流れでは上弦会議なんだろうけど、今回これで終わるとなると最後上弦会議をしてもなんだか次の繋ぎとしてアニメ勢は訳わからないんじゃないかなと、それならそれは次に置いておいて、遊郭編の戦いの後の蝶屋敷での炭治郎達の様子を前にもっていく方が話の流れ的には良いような気がしますが…。でもそうなると、炭治郎の先祖と謎の剣士の交流のシーンも追加しないといけないからなぁ~。

 

いっそのこと、97話でアニオリシーンやアニメで放送されなかった妓夫太郎の事をもう少し深堀して放送ということも考えられるかなぁ。あと梅がどうしてあんな行動をした理由もやってくれるのかどうかも気になります。

 

・善逸お目覚め

・禰豆子の爆血大活躍

・炭治郎、堕姫と妓夫太郎の口喧嘩を聞かされる

・喧嘩はやめて

・梅(堕姫)と妓夫太郎の過去回想

・童磨登場

天元様、伊黒さんからのネチネチ攻撃

・お館様お喜び

・上弦会議または蝶屋敷の様子

 

多分、次回はいろんな伏線が回収されることと思います。

なぜ、妓夫太郎は炭治郎にあんなに色々言ったりしていたのかも含め…

はぁ~これでひとまず終わるとなるとなんだか寂しいなぁ。

何かいい発表ある事の願うのみ。

アニメ「平家物語」4話『無紋の沙汰』

待望の御子を授かったにもかかわらず、病床に臥せってしまった徳子。
見舞いにきた重盛が片目で周囲を見ると、密議の陰謀で処分された者たちの怨霊が蠢いていた。
恩赦によって流罪になった者たちが解放され、徳子の息子が無事産まれるが、平家の立場はいっそう難しいものとなっていた。

 

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びわの音色は重盛様にどう聞こえたでしょうか…

 

身重の徳子が苦しんでいます。

「来ないで…来ないで…」とつぶやく徳子の様子に重盛様が左目で見てみると最初に出てきたのはなんと西光!

 

そして、清盛によって沙汰を下った亡者たちが徳子を取り囲んでいます。

そんな重盛に声をかけるびわ

「この子だけは…助けてぇ」とおなかの子を守ろうとする徳子を心配するびわ

 

帝も徳子の様子が心配でならない様子。

重盛も「必ず無事にお子を産みます」と声を掛けます。

「重盛殿。あなたにはお礼を申し上げなくては。父を幽閉するのはならぬと清盛様に掛け合ってくださったとか。ご自分の首(こうべ)までかけて。」

で、今法皇様何してるのかと言えば、ひたすら今様にふけってると…。「梁塵秘抄」の編纂とかかしら?

 

平家は朝廷にお仕えする身、今もこれからもと重盛様。

さすがのびわも随分と分をわきまえられるようになったみたいですね(笑)

びわに何が見えたのかと聞かれる重盛様。

「西光殿に私の力及ばずに備前に流された成親殿、鬼界ヶ島に流された俊寛殿たちの怨念。びわ、わたしはこれから父上の所に行く。ちょうど福原から京に来られているらしい。お前は資盛と屋敷に戻りなさい」

 

一方、その資盛様と言えば好きな女御さんに猛アプローチ中です。でもなかなかうまくいかない感じですね。こっそり様子をうかがっていたびわ

 

帰りの牛車の中で資盛の話を聞くびわ。お相手が思い御寄せている男性は、資盛よりも20歳ちかく年上で歌も絵も上手いらしくて、資盛は心をもてあそばれていると言ってるけど…(笑)びわも応えてあげてるのに、お前こそ誰かを好きなることがあるのかと、いつまでも男の為りしてと言われちゃった(汗)

 

おどろくびわだけど、「みんな知ってる、まぁ来たときはわからなかったけど」って(笑)でもびわをみて、自分も他の人を探せばいいのかとそうしたら思い人も心が乱れて自分に振り向いてもらえるんじゃないかと(笑)

 

挙句に今宵わしの相手にでもと言われるびわ。驚くわそりゃ。しっかりビンタをくらったようです資盛様(笑)

 

重盛様は清盛様に、徳子に鹿ケ谷で処分した者たちのせいだから、供養し、鬼界ヶ島の者たちを許してはどうかと言っています。悩む清盛に「徳子が無事にお子を産むために」とさらにお願いします。

 

そして、重盛の言葉に従ったみたいで鬼界ヶ島に流された者たちの恩赦がおりました。喜ぶ俊寛だけど書簡には俊寛の名前なかったと言われ残されてしまったようです。

 

ある日の夜…重盛様具合悪いみたいですね。寝所に子供たちとび輪を呼んで話をしています。さすがの清盛様も瞬間様に対しての沙汰は許してもらえなかったと。

「なぜでございますか?」(維盛)

 

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喜びから絶望に突き落とされる俊寛殿なのでした

 

「密議は俊寛殿の屋敷で行われた。それ故、恨みも深いのであろうか。或いは、あとのおふたりは千本の卒塔婆を海に流し、反省されたようだが、俊寛殿はされなかったと聞く。そのせいかもしれぬ」

 

「ですが、徳子様の具合は良くなったと伺いました。びわ、早速快気祝いに伺おう」(資盛)

 

いやいや、あなたは違う目的でしょうよ(笑)びわも資盛の下心わかってるからの表情にほかの皆は「何?」って感じ(笑)

 

ある日、維盛の屋敷?で息子の様子を見てびわが「維盛、おとうだね。」と。

ん?と思う維盛に「それに比べて資盛は…」

「相手の方は美しく、歌を歌うのも上手い方だから、思いを寄せる方も多いのだろうねぇ~資盛も悩んでいるのではないかな」と維盛。釈然としないびわ

 

「それよりもびわ、私の妻にも琵琶を聞かせてやっておくれ。慰めになるかもしれぬ。父上のおじいさまに頼んでくださり、妻の父上、成親殿は死罪は免れたけれど、流された備前の国で食事もろくに与えられず亡くなられた。徳子様にお子が生まれたら、おじい様の力はさらに増す。一体どうなってしまうのか。」

 

やはり、成親様は今回の死因は餓死説を取りましたか。まぁもう1つはかなりえぐいですからね。餓死も相当だけど…

 

徳子様の安産祈願のためにいろんなことをしていますね。

単にお子が生まれるだけではだめで、皇子じゃないといけないだけに必死です。

そしてかわいい皇子がお誕生して清盛様も上機嫌ですね。清盛様すっかり鼻の下伸びまくりで、涙を流しながら時期、帝の赤ちゃんを見てこれで平家も安泰だと。

 

複雑な面持ちの徳子…ハッとすると隣にはびわが来ています(思い出していたのかな)

赤ちゃんを見て生まれたらかわいいとびわ。徳子びわに先のことが見えるときたからこの子の未来を見てほしいとお願いするけど断固拒否するびわだけど、徳子が席を離れた隙に見ちゃったよぉ。

 

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見ちゃいけないと思いながら見ちゃったびわ

海の中でもがいている成長した赤ちゃんの姿…

ある夜、雷とともに竜巻が吹き荒れています。

そんな中、徳子の妹盛子が亡くなりました。

傍らには重盛様と徳子様そしてびわが来ています。

「まだ24だというのに。9つで嫁ぎ、その2年後には夫を亡くし、さぞ寂しいことであったろう」(重盛)

「だったらどうしてほかの嫁ぎ先を探してやらなかったの?」

「徳子…」

「盛子が受け継いだ財産を手放さないためだったのでしょう。皆、噂をしているわ。平清盛の次女盛子が死んだのは、平家の身で藤原家の財産を横取りした罰が下ったのだと」

 

徳子様の言いたいことも重々わかりますが、これがあったからこそそのような生活をすることが出来たわけで、自分はそんなこと望んでいなかったかもしれないけれど、のちの世の事を思えば必要なことでもあったんけどねぇ~。

 

京の町はつむじ風や雷の被害が結構酷そうですね。

町がひどい状態なのに清盛様は孫と盛子の財産の行方ばかりを案じていると気落ちする重盛様。

 

陰陽師たちはさらに今から百日のうちに一大事が起こり、戦乱が相次ぐと占ったそうだ。お前はどう思う?(…)お前のその目には何が見える。」

「見とうない。見てもいなにも出来ぬのなら、何も見とうない。」

「そうだな。もう、私にも何も出来ぬ鹿ケ谷に加わった藤原の成親殿は妻の兄上で、維盛の舅、そのことで、私の立場はなくなった。私にできることと言えば…願わくば父・清盛がこれ以上の栄華を追い求めず、世を安らかにすることに心を砕いてくださいますよう。ですがもし、この栄華が父一代限りで終わるのでしたら、平家の子孫達が恥を受けるさまを見ずに済みますよう、どうか…私の命を縮めてくださいますよう、お願い申し上げます」

 

熊野詣に同行している琵琶がふと顔を上げると前に座っている重盛から青い炎が吹き上がって見えた。どうやら隣にいる維盛にも見えたようだ。どうしたという重盛様におもわずびわが言おうとするのを維盛様が制止した。「どうやら腹が減ったと…びわが」と話をはぐらかしました。

 

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維盛もびわも重盛に対して不安な気持ちを持ちつつも…

 

帰路に就く途中川で顔を洗ってさっぱりするびわと維盛様。思い出すのは厳島の海での出来事。じゃれあう2人を優しい面持ちで見つめる重盛様。そんな姿をお付きの者が維盛様の服が水にぬれて透けてまるで喪服のようだと。

 

重盛様、お食事ものどを通らないご様子で、子供たちも心配しております。

重盛様も大丈夫とは言ってるけど、いやどう見ても大丈夫には見えませんよ。

そんなところに、ごっしーがやってきました。

 

着替えて法皇様の下へやって来た重盛様。

「そなたの忠義には感謝しているぞ。しっかりせい、そなたは平家の棟梁であろう。清盛入道よりも長く生きねばならぬぞ。頼む、生きてくれ。」

 

いや、あなた、病人の所に来て、服を着替えさせて無茶なことばっか言ってますけど、こんなことになってるのもあなたの責任もありますからぁ~自覚してください。重盛様はもう「とくしなばや」の心境なのです。

 

お見舞いから帰る途中廊下で重盛の息子たちとびわがやってきました。

「何やら生気が抜けたようだな重盛は」

「熊野詣でから戻られて以来、あのように病の床に就かれて、食事もお取りになりません。」

「なんと、それは。どうしたものかのう。」

法皇様、ここにおります清経は横笛の名手にございます。そのような暗い顔をなさっていますと、こちらも心配でございます。どうでしょう、父上の回復を祈って、歌いませぬか」

「おぉ!重盛の三男坊であるな。」

そして琵琶弾きもおるとびわを見せると俄然、やる気モードになったごっしーなのです。

 

「あそびをせんとやうまれけん~」と歌い上機嫌な法皇様、思わずびわもみんなも笑顔になりましたが、維盛は若干うんざり気味。重盛が大変なのに何を浮かれてるんだという感じ?でも重盛は「浮世には気晴らしも必要だ」と。こういう時にあえて明るく務めるのが資盛様ですね、一見空気読めよとかお調子者とか思われるかもしれないけれど、維盛様とのパワーバランスとうまくとっていると思います。おかげで少し暗い気持ちだった清経やびわも気分が晴れやかになったように感じました。

 

「維盛、そなたは父に似て思いつめるたちであるから、あまり気を張り詰めぬようにな。」

 

維盛も熊野で見たあの青い日の事が気になっているんです。

重盛様は夢を見ているようです。春日大明神と書かれている鳥居の前に山法師の姿が。もはや平家の運は尽きたからの、清盛様の「面白かろう?」

 

マジで悪夢だ。父上のこれからと平家の末路を聞かされた重盛様…

重盛に呼ばれた維盛だが重盛様の具合の悪さが目に見えるくらいひどい。

「維盛、これを…そなたに…」

と代々平家に伝わる名刀小烏、驚く維盛様。

「いや、これは葬儀の時に身に着ける無紋の太刀。清盛入道の最期の時にはこれを」

「何故、私に…」

「わたしはもう…私にはもう清盛入道を戒めることは出来ぬ。維盛、どうか私に代わって、これを。」

「はい、確かに」

 

この時点でもう重盛様のお気持ちは「とく…死なばや。早う…死にとうござります。」

ですから。もう一時も早く死んで楽になりたいそこまで追い詰められておりました。

 

重盛様としては自分が亡くなった後は自分の息子の維盛が次の棟梁になると思っていたのかなぁ~。でも現実には宗盛様が平家の棟梁になるんだよね(時子の方が出自がよいというのもあってそれだけを考えると正妻は時子となるので…。)

 

清盛様念願の大輪田の泊が完成しました。

清盛は時忠と泊の見える場所でご満悦ですが慌ててやって来た時多田の目的を聞く

「実は重盛殿が…」

 

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でもこれからの平家の姿を見ずに逝かれたことは良かったのかもしれません

 

びわが慌てて重盛様の寝所にやってきました。

いよいよ危ない重盛様。

「最後まで面白うないものであったな、わたしは」と重盛様。

「そんなことない」

「すまぬな。そなたを巻き込んでしまった、滅びゆく平家の一族に。弾いておくれ」

 

重盛様の耳元で琵琶を弾くびわ

最期に大きく息を吸って旅経つ重盛。

後のびわが涙を流していますがこの時のびわの目はどうなってるのかな?

色が違うよね、後々何かわかるのかな?

 

「こんなことしか出来ぬ。びわには何も出来ぬ。見えていても何も出来ぬ。重盛、重盛!しげもりぃ!」

名前を呼びながら何度も体を揺り起こそうとするびわだけど、そして子供たちも到着しました。

 

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彼女が生きている限り重盛様や平家の皆々は心の中で生きていると思いたい

 

びわ

「はっ、重盛。おっとう。そこにいるのだな。今もいるのだな。びわは重盛の目をもろうたのか。」

 

重盛様がお亡くなりになられました。

びわにとっても最初は父親を殺された憎い一族と思っていただろうけど、重盛とその家族たちと共に過ごすうちに家族にようになっていったと思うし、大好きな徳子や生まれた赤ちゃんの未来を見てしまったびわにとっては本当にこれから平家に怒ることすべてがきっとつらい日々となっていくだろう。

 

知っていてもそれを伝えたところできっとどうすることもできないだろうし、自分の能力を共有していた唯一の存在だった重盛様の死は辛かったことだろう。

 

清盛様もついに大輪田の泊も完成して、福原京を本格的に整備しようと張り切ってることだろうし、しかしこれからも色々平家そして朝廷波乱なことが押し寄せてきますね。重盛のいなくなったびわはどうしていくんだろう…

 

大河ドラマ平清盛」レビュー参考(時系列順)

あくまでもドラマの内容なので完全なる史実とは違いますが参考になりますので紹介しております。

第43話「忠と義のはざまで」(藤原成親の沙汰と最期、徳子様ご出産、)

第44話「そこからの眺め」(盛子の死、重盛邸に法皇様お見舞い、重盛の死)

 

 

TVアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」第9話『上弦の鬼を倒したら』

上弦の陸の堕姫・妓夫太郎との戦闘も激化してきております。天元様と炭治郎はかなり体力的にも限界に来ていますが、それでも頑張って妓夫太郎と戦闘しております。そんなところに雛鶴の援護射撃でクナイ攻撃。そちらに注意が行っている隙に天元様が妓夫太郎の間合いに入って足を斬り、炭治郎も首を狙いますがどうなるのでしょう?気になる第9話です。

 

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水の呼吸とヒノカミ神楽の融合とは炭治郎の成長度合いが凄いですよね

 

過去回想シーン(アニオリ)天元様はお嫁さんたちとお墓参り。どうやら宇随家のお墓みたいです。この時はまだ鬼殺隊に入隊前とかかな?

OPで登場するお墓と同じだよね、やはり宇随家のお墓だったのか…。

宇随さんが建てたのかな?だって忍だったらこんな目立つ感じでお墓立てないと思うしなぁどうなんだろう?。

 

「兄弟たちが生きていたら、みんなで飲む日もあったかな。悪いな、俺はまだ死ねてない。美味い酒持ってきたから今日は勘弁してくれ。いつか、そっちで一緒に飲むか」と天元様。

 

お墓の前で夫婦みんなでお弁当。おいしそうだけど誰が造ったのかな?(仕出しかな?)

「あいつらの分まで派手に食ってやってくれ」

まずはふきの炊いたんを食べてます天元様、旬のものですもんね~。美味しそう。

でも、このふき、花言葉がありまして…

 

蕗の花言葉

愛嬌、公平、公平な裁き、私を正しく認めてください、正義がなされるでしょう、困ったときに側にいて

 

という感じで、なんだかまるで忍から抜けた自分を死んだ兄弟達に認めてほしい、抜忍となって鬼殺隊として戦っている姿を正義と信じ、そして困ったときにはいつも3人のお嫁さんたちが彼に寄り添ってといわんばかりだなと。(妄想過ぎ?(笑))

 

季節の食べ物だけど、あえて入れている、それをまず食べているという感じから天元様の気持ちがこういうところで表現されたのかなと思いこみ過ぎ考察をしてしまいました(笑)

 

天元様は、今でも亡くなられたご兄弟を…」

「ああ、一時も忘れたことねえ。あの時、お前らを連れて里を抜けたのも、昨日のことのようだな。」

 

明るくふるまう天元様にお嫁さんたちは戸惑っているようです。

須磨が「おいしい!」といったらまきをがもう少し遠慮しろと(笑)2人を宥める雛鶴さん。そんな3人を優しい表情で見ている天元様。須磨ちゃんは天元様の気持ちを察するのが上手ですね。誰かが口火を切らないといけないときいつも明るく振舞って、それをまきをさんがああだこうだと言い返し、最終的にまとめるのが雛鶴さんって感じまさに三姉妹って感じですよね。

 

そして来た!ここでぶっこんだ「俺はいつか地獄に落ちる」発言。

「これはだめだったなぁ~。お前らに怒られるのはもうこりごりだ」

この言葉、抜け忍になってから天元様、しばらくは口癖になっていたそうで、まきをさんに怒られ、雛鶴さんに泣かれ、須磨さんに噛まれてから言わなくなったそうです。(だからもうこりごりだという言葉が出ています)

 

「兄弟たちのためにも、目一杯生きてやる、お前らとな」

今、こうして天元様がこんな事言えるようになったのも、生きていられるのも、このお嫁さんたちがいたからこそですもんね。

 

そんな風にしていると風が吹き桜が舞い、雛鶴の髪に花びらが1枚…

天元様はそれに気づいてとってあげます。嬉しそうな雛鶴さんに、まきをさんも「私も取ってください」なんてアピールしてるけど、「自分でつけただろう」という天元様。

まきをさん可愛いねぇ~

 

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素敵なアニオリシーンです

 

そして雛鶴がとった花びらが欲しいと天元様に言うと「そこらへんにあるだろう」というんだけど、「その花びらがいいんです」と。

 

このシーンも所見では、乙女チックでいいシーンだなと思うんですけど、この後の絶望シーンの伏線みたいな感じがそのシーンを見た後、2回目に観た時凄く感じました。

 

桜の花びらを取ってあげたのも、欲しいと言われ渡したときの手も左手なんですよね。

そしてその花びらを本当に愛おしそうにする雛鶴さん。それはその時も当然雛鶴さんにしてみたら愛する旦那様から頂いたプレゼントみたいなもので宝物なんだけど、のちにそれはもう二度ともらえないかけがえのない物となりましたよね。

 

天元様の左手は妓夫太郎によって切り落とされてしまった。もう2度とその手で桜の花びらを取ってあげることも、渡してあげることもできないのですから。(右手はありますけど)きっと雛鶴にとっての思い出の花びらになったことでしょう。

 

でもあとの2人の天元様に自分も欲しいと駄々をこねるシーン…何時も天元様が困り顔なのも可愛いし、まきをさんと須磨ちゃんも可愛いよね。

 

そして、雛鶴が首に刺したクナイでいい感じで追い詰められたと思いましたが、あっという間に切れた足が再生しちゃいました。

「いやあよく効いたぜ、この毒はなぁ」と言って「血気術・円斬旋回飛び血鎌」を繰り出す妓夫太郎。炭治郎が血鎌に少し当たったところで、天元様が炭治郎を蹴飛ばして回避させました。しかしかなり吹っ飛ばされちゃいましたね炭治郎。(最初、妓夫太郎の血鎌の圧で飛ばされたのかと思いましたがコマ送りで見ると宇随さんに蹴られて飛ばされているんですよね)

 

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エフェクトが凄すぎますよね。

 

天元様も凄い!「音の呼吸 肆ノ型・響斬無限」で円斬旋回飛び血鎌を斬っていく天元様。妓夫太郎がいなくなったと持ったら帯の攻撃もやってきました。何とかかわす天元様だけど、雛鶴の所に妓夫太郎が!なんと捕まってしまいました。

 

天元様の表情は見てられないです(T0T)

そして、回想シーン、鬼殺隊に入隊してからの4人。

秋でトンボがたくさん飛んでいる様子を見て須磨が

「私もトンボになって飛んでみたいです」って。

「おっ、それはまた派手な夢だな」といわれてうれしい須磨だけどまきをにまた何言ってんだなんて言われちゃって相変わらずワチャワチャしています。

 

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この会話は遊郭に潜入する直前だったのかもしれませんね

 

そんな様子を見て笑う雛鶴。

天元様、上弦の鬼を倒したら、一線から退いて普通の人間として生きていきましょう。忍として育ち、奪ってしまった命がそれで戻るわけではありませんが、やはりどこかできちんとけじめをつけなければ、恥ずかしくて陽の下を生きて行けない。その時、4人が揃っていなくても恨みっこなしです」

 

そんなある日の言葉を天元様も思い出したのでしょうね。

トンボは戦い人などにとってはとても縁起のいいもので、前にしか進まないので勝ち虫など言われて武将など甲冑の下に身に着けたり、兜につけたりしていましたよね。

 

でもそんなこと絶対許せない。自分が犠牲になっても妻たちを守り抜く男・宇随天元ですもんね。マジで必死の形相な天元様だけど、帯の攻撃で動きと止められてしまって大変。

 

ここは炭治郎に頑張ってもらうしかないんだけど…

炭治郎は弱いから狙われない、だから助けることが出来るということでヒノカミ神楽を使おうとするけれど体力が持たなくてうまく使えない。

 

どうしたらいいか考える炭治郎…今の自分にできることは水の呼吸とヒノカミ神楽を混ぜること。そして何とか雛鶴さんを助けることが出来た。

 

さすがの妓夫太郎も驚き。

呼吸を混ぜる。水の呼吸とヒノカミ神楽を合わせて使うことで、水の呼吸のみより、攻撃力は上がり、ヒノカミ神楽より長く動ける。

 

今まで戦ってきた剣士たちも自分の力を発揮できるように都度、呼吸は変化してきたんじゃないかと。義勇さんみたいに水の呼吸は極められないけれど、鱗滝さんが教えてくれたことを無駄にはしないと。修業時代の炭治郎、今見るとやっぱ顔が今と違いますよね~成長しているってすごく感じられます。

 

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原作でもこの天元様の「竈門炭治郎お前に感謝する!」のシーンはカッコいい。

 

そんな間にも妓夫太郎の攻撃が炭治郎を襲うけれど、天元様が「竈門炭治郎、お前に感謝する!」このシーン、マジで遊郭編の中でも好きなシーンの1つです。

なにせ雛鶴さんを助けてもらったんだもんね。

 

一方、屋根の上では伊之助と善逸が堕姫と交戦中。なかなか苦戦しております。

ふと下を見ると今まさに妓夫太郎の首に2人の刃が!。

 

「だあああ!クソォ!向こうは首斬りそうだぜ!!」

距離を詰めて首を狙わないといけないだけど、まず堕姫本体に近づくことが出来なくて伊之助考えるけれど…もう破れかぶれみたいになっちゃってる(笑)

そんなパニック状態の伊之助に、寝ぼけ丸の善逸が

 

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マジで善逸かっこいい!みんな伊之助と同じこと思ったよ絶対。

「伊之助!落ち着け!全く同時に斬る必要はないんだ!2人の鬼の首が繋がってなければいい。(途中帯に包囲されるけれど斬撃で斬り落とす)向こうが首を斬った後でもあきらめず攻撃に行こう!」

的確な言葉に伊之助も思わず

「お前、なんかすごいいい感じじゃねーか、どうした」

 

本当に善逸、言ってることやってることは超カッコいいのに、鼻提灯_| ̄|○

炭治郎と天元様2人で妓夫太郎の首を狙うけれど、鎌で防御され、天元様の日輪刀のもう片方で首を狙うんだけど、妓夫太郎の顔が…後ろに向いて刃先を歯で止めた(驚)まるでダミアン?かエクソシストか?(汗)

 

再び妓夫太郎の円斬旋回飛び血鎌が…炭治郎と雛鶴、天元様それぞれ飛ばされた。天元と妓夫太郎は地上に落とされ、その爆風で炭治郎と雛鶴は伊之助たちの所まで飛ばされてしまいました。そして伊之助が炭治郎と雛鶴さんをかばいながら作戦変更しないとということで、かまぼこ隊で堕姫の首を狙い、天元様に妓夫太郎を狙ってもらうことに。

 

全く蚯蚓女(By伊之助)に近づけないと伊之助。

「鎌の男よりも、まだこちらの方が弱い。まずこっちの首を斬ろう!炭治郎まだ動けるか!」

 

どんだけ善逸冷静なんだよ~凄すぎるだろうよ~。

下では天元様が妓夫太郎と激闘中。火薬玉なども使いながら戦っています。

しかし炭治郎の所にも血鎌の斬撃がやってきます。マジで妓夫太郎どんだけすごいんだよ。雛鶴さんピンチには善逸と炭治郎が助ける。そして無事に離脱していきました。

 

と言うことで本格的にかまぼこ隊は堕姫と対峙できます。

堕姫の煽りにめげず向かっていく伊之助、ほぼ無傷なのは自分と善逸、天元様たちはもうかなり無理をしている状態。

 

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伊之助が獣方少しずつ人間として成長していく姿が感じられるシーンですよね。

 

「一体何のために修行してきたんだ、何のために!何のために!」

そうだよね、煉獄さんの戦いを見て何もできなかった。そして目の前で死んでいく様子を見て今まで人が死ぬことに対して何も考えなかった伊之助がに凄い影響を与えた煉獄さん、そしてそこから今日までの鍛錬の日々…

そんな伊之助に炭治郎が堕姫の弱点に関して首が柔らかくなること、相当の速度か、双方向からの斬撃でないと首を斬るのは難しいことを告げる。

 

そんな伊之助、後ろの炭治郎を見るんだけど、なんだか帯の攻撃が緩んだ気がすると感じる。「そう思事にする!!」いいよねこの伊之助のポジティブさが。

 

まさに伊之助の本領発揮できる場面じゃないかということで、善逸と炭治郎で伊之助を援護しながら堕姫の首をめざします。

頑張れ!伊之助行きます!

「獣の呼吸八ノ型・爆裂猛進」ひたすら前進する伊之助に再度に炭治郎、善逸とそれぞれ帯の攻撃をかわしながら型を繰り出します。

 

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原作でも好きなシーン、やはり動きと色が付くとさらに迫力があって凄い!

 

炭治郎は「水の呼吸参ノ型・流流舞い」

善逸は「雷の呼吸壱ノ型・霹靂一閃八連」を繰り出します。

原作でもこのシーンすごくカッコいいんですよね~だから今回どんな風に描かれるのかすごく楽しみでしたけど、本当にカッコいい。

一緒にいても3人が共闘しているのってこのシーンが初めてだったりするんですよね。(同じ戦いでも3人が一緒にという感じではないのでね)

今回善逸、霹靂一閃の八連って…一体どこまで増えていくのでしょうね。

炭治郎も今は伊之助のサポートだから水の呼吸で伊之助に帯が来ないように防御のためにうまく使い分けられるようになってますよね。

 

さすがの堕姫もこの伊之助の行動には驚いています。ついに伊之助が堕姫の首に刃を突き付けることが出来ました。そして「獣の呼吸陸ノ牙・乱杭咬み」のこぎりのように前後に動かしながら堕姫の首を斬って切ってる、これはかなりリアルでシュールなシーンだった。原作ではどういう状況で斬ったかわからないだけにビビった(笑)

 

やった!斬れた!首チョンパできた。\(^o^)/

そして首を持って一目散に逃げます。帯から逃げる伊之助ですが…

えっ!?なんで?伊之助が妓夫太郎の一撃を喰らっちゃいました。

なんで妓夫太郎が?それも伊之助の背後から心臓めがけて鎌が突き刺さっているよ。

 

それを見た炭治郎がもうある意味パニック状態みたいになってる。

宇随さんを探そうと地面を見る炭治郎だけど、うわ!天元様が倒れてる、そして右の手首が切断されている。

 

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飛ばされた善逸は大丈夫なのか?伊之助は?天元様は?炭治郎謝らないで…

 

そんなことを考えていると善逸の声が「炭治郎危ない!」

帯の攻撃で周辺の建物が爆破状態。炭治郎を突き飛ばす善逸。

炭治郎の絶望感が半端ない、そしてすべて自分が悪いと思っている。

「俺が目を離したからこんなことに。伊之助すまない、俺が早くあいつに気付けていたら。いや、俺がそもそも宇随さんのそばを離れなければこんなことには。ごめん…ごめん…みんなごめん…ごめん、禰豆子」

 

何で炭治郎が謝るの?炭治郎1人が悪いわけじゃないのに…

そりゃ今回こそうまく堕姫の首を斬っていい感じではあったけれど、炭治郎が気が付く間もないほどに妓夫太郎のスピードが速いということでそれが上弦の鬼の実力でもあるんだよね。

 

しかし、やはりここで終わりましたが…そして衝撃(絶望)シーンはありましたね。

天元様の過去シーン、宇随家のお墓のシーンは完全にアニオリシーンです。

絶望シーン、本当にショッキングでしたよね。ここからどう戦いが続くのか、今の所だと伊之助と天元様はあんな状態で見た目では生死はわからない、善逸は飛ばされてどうなったかまだ分からない、炭治郎も地面に落とされちゃったし、不安要素しかない。

 

そして今回の大正コソコソ噂話は炭治郎が次回「絶対あきらめない」と。

 

本日の戦闘

妓夫太郎VS天元様・炭治郎

天元様「音の呼吸肆ノ型・響斬無限」「日輪刀での攻撃」「火薬玉」

炭治郎「水の呼吸とヒノカミ神楽のミックス」「日輪刀での攻撃」

雛鶴「クナイ」

妓夫太郎「円斬旋回・飛び血鎌」

 

堕姫・妓夫太郎VSかまぼこ隊

炭治郎「水の呼吸捌ノ型・滝壺」「水の呼吸参ノ型・流流舞い」

善逸「雷の呼吸壱ノ型・霹靂一閃」「雷の呼吸壱ノ型・霹靂一閃八連」

伊之助「獣の呼吸捌ノ型・爆裂猛進」「獣の呼吸陸ノ牙・乱杭咬み」

堕姫「帯攻撃

妓夫太郎「鎌での斬撃」「血鎌」

 

私の次回予想は(原作92話「虫ケラボンクラのろまの腑抜け」の途中~94話「何とかして」まで)

・絶望してる炭治郎に向かって禰豆子が語り掛けるシーン

・炭治郎、妓夫太郎に滅茶苦茶言われ、滅茶苦茶いたぶられ、鬼に勧誘までされる

・炭治郎が妓夫太郎に反撃開始

・善逸VS堕姫

・妓夫太郎VS炭治郎と天元

天元様の譜面完成

・炭治郎痣発現(さすがに赫刀はないか?)

・堕姫・妓夫太郎の首が斬れる

遊郭の建物爆発

多分、次回で戦いは終わるんじゃないかなと思います。禰豆子の炭治郎への語り掛けのシーンも印象深いので楽しみだし、一番気になるのは天元様の「譜面」がアニメでどう表現されるのかです。原作では譜面の説明はわかったけど具体的にどう戦いに行かせているのかわかりにくいので音としてどういう形でアニメで表現されるのか楽しみです。

炭治郎のあきらめない思い、まだまだ神回は続きます。

 

アニメ「平家物語」3話『鹿ケ谷の陰謀』

維盛・資盛・清経らとともに、厳島神社に赴くびわ
入内して6年になるが子を授かる気配のない徳子のために、一行は厳島神社に祈願の舞を捧げる。


一方、重盛は藤原氏延暦寺のいさかい、これをもてあます後白河法皇に頭を悩ませていた。


さらにその裏では、源氏の力を借りて平家を討つ密議が交わされようとしていた。

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びわの目に映る公達たちの姿はどう映っているのだろう…

 

厳島のお社に向かう重盛一家とびわだけど、びわは船酔いに苦戦。資盛が相変わらず冷やかしたりしております(笑)初めての厳島びわもさぞ驚いたことでしょう。

 

もちろん、維盛や資盛、清経たちも同じだと思います。

重盛様は清盛公から話をされていた時のことを思い出しております。

厳島神社は単に平家の武力や財力を見せつけるだけのものではなく、宋などの海外との交易をするときに瀬戸内海経由で大輪田の泊までの道中にこの厳島神社を見たときに日本の凄さを見せつけるためでもあるわけです。(今でいうとインバウンドでやって来た人たちが驚くみたいな感じですね)

 

神社では維盛様が舞を資盛様は笛を奉納しております。

えっ!?なんで宗盛様あんな顔なの?(汗)

最初誰かわからんかったわ。というか基本的に平家の人間はイケメンが多いのに何で宗盛様があんなキャラデザなの?まぁ、平家物語の中だから宗盛様が嫌われ役となるのは致し方ないんだろうけど、なんだか切ないっす。

 

宗盛様の嫌味に対して、清盛様はそんなことくっちゃべってないで、徳子の懐妊を真剣に祈れと怒られちゃいました(汗)

 

今回の厳島詣でメインは入内して6年、いまだ子が授からない徳子のご懐妊を願う詣でなのであります。そんな会話をそばで聞いてるびわも徳子のことが気がかりそうです。びわ、あれから徳子に会えていないのかなぁ…

 

船酔いは良くなったかとびわに話しかける重盛様。そこへ宗盛様がやってきました。

重盛様にそんな堅苦しい挨拶などしなくても母は違えども兄弟なのだからと宗盛様。びわの「なんじゃ?」という感じの表情。

 

重盛様は清盛様の最初の奥方の子供で、その方が亡くなられた後、時子様と一緒になられて宗盛様や知盛様などお子が出来ました。ただ、前妻の方は時子様よりも身分は低いので(時子様は落ちぶれていても一応貴族出身なので)時忠様などは宗盛様の方が時期棟梁にはあなたの方がふさわしいとか言われていたりしました。多分、宗盛様ご自身はあまりそういうの興味なかったかもしれませんね(平家物語では重盛様があくまでも平家の良心というスタンスになっているので宗盛様はあまりよく思われないポジとなっています)

 

「しかし、厳島は良いところですな」

「ああ、訪れることが出来たのも徳子のお陰だか…祈ったところで、お子を授かるのは難しいかもしれませんなぁ。入内して6年、帝も16というのに」と宗盛様。

 

潮が引いた海岸にいるびわに維盛様が声をかけるが、びわは宗盛様の事「いやな感じだな」とな(笑)。重盛様は武功もあげてるし、ごっしーからの信頼も厚いから宗盛様としては父上(重盛様)は目の上のたんこぶみたいなものかなと資盛様が解説。

 

そんなこと言うから、資盛兄も維盛兄の事を目の上のたん瘤と思っているのかと清経様からの突っ込みが入りましたが「そんなことはない、兄上は美しい、しかし、いかんせん、怖がりだからな」とカニを投げつけちゃう(笑)

 

またびわに口が悪いところとか宗盛に似てるとか言われちゃってあたふたしてる資盛様です。なんだか微笑ましいです。兄弟仲睦まじく大鳥居にそばまで歩いて行っている様子を見守っているようなびわなのです。

 

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このシーンの資盛と清経の着こなしバッチリですね。

維盛様の裾が基本形とすれば、資盛様と清経様は動きやすいように袖を絞って伸びた紐を結んで後ろに回すことで裾が捲り上がる(裾の紐がたすきの役目を果たしている)という機能があるのです。ちゃんと描けているじゃないですかぁ。こういうのは大事です。

 

そして京に戻ったびわ、琵琶の練習をしているところに、徳子がやってきました。

嬉しいねびわ。そして徳子も嬉しそう。厳島に行った報告をするびわだけど徳子は自分のためにそんなことしなくていいのにみたいな感じ。びわは徳子のことが心配でならないのです。

 

そこへ資盛がやってきました。御所へ帰るという徳子に自分もお供しますと。ここでもちゃんとお着換えしてくると言っていますね。内裏に行くには服装など決まっているのでね。どうやら徳子様のお付きの女御がお目当てらしい(笑)びわもびっくり!

 

そして帰宅。資盛様のちゃんと束帯姿ですね。

どうやらごっしーがやってくるみたいです。慈子様が亡くなったので寂しくて仕方ないんですよね~。でも会いに来られるのが嫌な(それも口実のひとつ)帝はお出掛けしてくると。徳子もごっしーにはいいように伝えておくと。

 

なぜか資盛様はごっしーのお気持ちがよくわかると(笑)好きな方に会えないのは非常に寂しいものだと、あきれる時子とびわなのです。でも資盛はちゃんとわかっているみたいですね。帝がどこに行くのかを。

 

「心が慰められる場所があるのは良い事だ」と徳子。じゃあ自分が法皇様のお相手をしますと張り切る資盛様。どういうつもりかわからないけれど、ごっしーも資盛と話が合うみたいで今様を楽しく歌い、資盛様も歌に合わせて舞を舞ったりしております。でもやはりごっしーは慈子様がいなくて寂しいと。資盛は彼なりに平家の事を思って行動しているんですね。

 

夜、今日の報告を重盛しているびわ。徳子に会いたかったと重盛ですが、今はいろいろ立て込んでて大変そうです。

 

西光の息子の師高、師経が加賀守として任地に向かった時に、ある寺で風呂を貸してと、言ったけれど断られてしまう。

 

宋銭を払うと言ったけれど、ここは役人が立ち入れない場所だし、比叡山の末寺だから、法皇様の縁の人を入れることは出来ない。それを自分を見下した物言いをしてと、すったもんだが始まってしまいました。それを合図に一斉に山法師たちと小競り合いになり、寺を焼いてしまい、これを聞いた比叡山の明雲、「強訴じゃ~」と強訴フェスティバルが始まってしまい、その対応に重盛様は大忙しなのです。

 

明雲は師高を断罪しろといいながら強訴をしているんだけど、これがなかなか交渉とお沙汰は思うようにいかなくてね。しびれを切らした山法師たちは内裏に向かって強訴を始めております。

 

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神輿が来たら重盛たちが手出しできないのわかってるだけに山法師たちさすがです

 

重盛はなんとか控訴を食い止めようと鎮圧に向かいます。ごっしーに何としても内裏に入らせないように食い止めろと言われます。重盛も郎党たちに特に神輿には弓を射ないようにと散々注意していたにもかかわらず、神輿に弓が射てしまいました。


清盛様が出家するときに戒師に選んだは延暦寺で、平家は延暦寺と利害関係が出来たことでごっしーはそれがいけ好かなくて、自分が出家すると決めたときに、対立している園城寺(三井寺)ですることにしました。延暦寺をけん制する為にあえて敵対している園城寺をチョイスしたことで延暦寺はごっしーの事をよく思ってなくて、このような騒ぎに発展してしまいました。

 

ある夜、鹿ケ谷(場所は京都鹿ケ谷の山荘(静賢法印(信西の子)の山荘)にてごっしー、西光、藤原成親などが集まっております。そこでは平家(清盛)の悪口大会が開かれておりまして、何とか平家をぎゃふんと言わせたいと策を考えておりました。

 

それには源氏の力が必要だと源氏の武力さえあれば平家なんぞあっという間に倒れるだろうと言いながら瓶子を倒す成親。それに対して西光が「甘いですな。平家の首はこのようにきちんともぎ取ってしまわねば」と。

 

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瓶子と平氏をかけているわけです。

 

この時の成親がまずしたことは瓶子を倒しました。この瓶子(へいし)は「平家(平氏)」の事を指していて、「平氏(平家)を倒す」と、しかしそれだけではだめだということで西光はさらに瓶子の口を壊して「瓶子(平氏)の首を取る」という風に行ったわけです。言葉遊びみたいなものですね。

 

それを聞いて汗をかいているのは多田行綱です。結果的に彼が平家に密告して計画がばれてしまい、俊寛や西光たちが捕らえられたと重盛の子供たちが重盛に報告しております。この時多田行綱は藤原頼政の所に応援要請したんだけど断られてるんですよね。そういうのもあってこの計画は成功しないと思い密告したみたいです。

 

西光は清盛様の所に引っ立てられております。武士の分際で偉そうにしてと西光、この世は平家の物ではないと言われカッとなった清盛様、出ましたキックが。やはりキックされるのですね西光殿。もうマジでボコボコ頭を狙う清盛様なのです。怖いよぉ~

 

成親は島流し、西光はその後斬首されました。

そうなんです、成親も密議に加わっていたと聞かされ重盛様も頭も胃も痛いです。ごっしーはいずれ清盛様が捕らえると維盛。

 

重盛は「皆に伝えよ、天下の大事を聞きつけた。重盛を信ずる者は参集せよと。そなたらは屋敷から出るな」といい重盛は出かけます。慌てるびわ

 

「私は怖い、もう今までのような日々は終わったのだ。きっと変わる、全てが…変わってしまう。」と維盛の言葉に居ても立っても居られないびわは重盛を追う。

 

何とか入り口で追いつくびわ。重盛に「一緒に帰ろう。」と

しかし「今はだめだ」という重盛に「じゃあ一緒に行く」とびわ

「だめだ」

「だめじゃない!」

重盛を止めるびわ

「余計なことをするでないぞ」

「おとうもそう言った。言って…」

 

これから起こることがわかっているからどうにかして止めたいびわなんだろうけど、多分重盛もそれはわかっていたのかもしれないだからびわに「余計なことをするでないぞ」といったんだと思います。

 

清盛様たちは武装して双六をしながら重盛様の到着を待っています。

そして重盛様がやってきましたが、武装した姿でやってきました。

清盛様にごっしーの所に行くのはやめてくださいとお願いします。

父を戒める重盛に「悪いのはあいつらだ」

法皇様は清盛の屋敷に来て御とどまりいただくと。

 

成親様はしまったぁ~って感じで「死にとうない」と。

成親様の死亡に関しては諸説ありますがこちらではどちらを採用したのでしょう?

 

重盛は自分の館に兵を集めていると、清盛は喜びますが、その兵は平家を討つための兵だと。そして父を討ちたくて討つのではない。今の平家の繁栄も法皇様のご恩があるためだと。

 

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重盛様の言葉に清盛様のアンサーは?

 

そして重盛様の名言

「忠ならんと欲すれば孝ならず。孝ならんと欲すれな忠ならず…」が出ました。

法皇様に対しては忠義があり、父上に対しては子供としての恩がある。しかし自分はどちらを選ぶこともできない、ここを動くというのなら、いっそのこと自分の首を斬ってから行ってください。そうしたならば父上に対する恩も法皇様に対する忠も出来なくなるからと重盛様。さすがの清盛様も…

 

親子の会話を目の前で見てるびわは一体何を感じただろう。

重盛様の心中と体が心配です。

 

大河ドラマ平清盛」レビュー参考(時系列順)

あくまでもドラマの内容なので完全なる史実とは違いますが参考になりますので紹介しております。

第40話「はかなき歌」厳島神社詣で、維盛や資盛の舞関連)

第41話「賽の目の行方」(加賀の国司・藤原師高(菅勇毅)が僧を相手に騒動を起こすと言う事件・延暦寺の強訴フェスティバルなど)

第42話「鹿ケ谷の陰謀」(西光に清盛様の怒りのキック攻撃)

第43話「忠と義のはざまで」(忠ならんと欲すれば考ならず~)

TVアニメ「鬼滅の刃 遊郭編」第8話『集結』

天元様が堕姫の首を斬ったにもかかわらず、堕姫はなかなか死なず、逆に子供のように駄々をこねはじめ「おにいちゃーーーん!」からの妓夫太郎の登場と、伊之助と善逸も何とか天元様に追いつきました。しかしここからが戦いの本番に突入になる第8話一体どうなる…

 

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ダイナミックな天元様の音の呼吸メッチャカッコいいです

炭治郎は禰豆子を連れて箱の所へ向かっています。

急げ急げ!無事禰豆子を箱に戻して、切れた肩紐を補強して、再び禰豆子と一緒に天元様たちの元へ戻りますよ~。この時の炭治郎の「ゆっくりとおやすみ」という炭治郎の表情と声がなんだかすごく切なく感じてしまうんです。

 

そして、妓夫太郎は相変わらず妬み節のオンパレード(笑)

天元様の事を今まで殺した柱たちと違う、生まれたときから特別なやつだったんじゃないかという妓夫太郎に対して、才能?俺に才能なんてあるように見えるかと天元様。

 

「俺程度でそう見えるなら、てめえの人生幸せだな。何百年生きていようがこんなところに閉じこもってりゃ、世間知らずのままでも仕方ねえのか」

「お前に何がわかる!」

「わかんだよ。知らねえだろ、この国はなあ広いんだぜ。凄ぇ奴らがウヨウヨしてる。得体の知れねぇ奴もいる。刀を握って二月(ふたつき)で柱になるような奴もいる。俺が選ばれてる?ふざけんじゃねえ!俺の手の平から今までどれだけの命がこぼれたと思ってんだ!(そう、俺は煉獄のようにはできねえ。)」

 

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煉獄さんも天元様も同じくらい心強いですよ

 

一見、祭りの神だの派手派手だとか言いながらもこの言葉は天元様らしくないように感じる人もいるかもしれないけれど、本来の天元様はとてもナイーブな心を持っている人なんですよね。特に同時期に天元様は遊郭の任務、煉獄さんは無限列車の任務に就いていて、煉獄さんは乗客200名近くの命を救い、しかし彼自身は後から来た上弦の参との死闘で命を落とし、自分は大切な嫁や遊郭の花魁たちを少なからず犠牲にしてしまったという現実に打ちのめされているわけです。

 

そして、得体の知れない奴で悲鳴嶼行冥さん(笑)、刀を持って2カ月で柱になったむい君の姿が出てきました。確かにまだまだこの2人に関してもアニメ勢の人たちからしたらどんな人なのかわかんないですよね、1人はでかくてやたら涙流してるし、もう1人は空を見てボーっとしてるし(笑)早く2人の活躍やどういう人なのか知ってほしいけどまだ先だねぇ~。

 

それでも、戦闘は始まっている、ここはどんなことをしても目の前の上弦の陸の首を斬らなければいけないのです。

 

妓夫太郎は自分の血鎌は毒があるのにどうしていつまで経ってもお前は死なないんだとイライラしていますが、天元様は自分は忍の家系だから毒に対しての耐性があるんだと、しかし妓夫太郎も堕姫も忍なんて江戸時代にいなくなっただろうと信じないけれど、嘘じゃないと。

 

天元様の過去、兄弟9人いたけれど、15の歳には7人死んで残ったのは自分とすぐ下の弟のみ。しかし弟は父親のコピーで、同じ性格、同じ考え、同じ言動で部下は駒、妻は後継ぎを産むためなら死んでもいい、本人の意思は尊重しない、ひたすら無機質俺はあんな人間になりたくない。

 

そんな思いで鬼殺隊に入隊。その時お館様が言ってくれた

「つらいね、天元。君の選んだ道は。」

今まで自分に対してそんなことを言ってくれる人なんていなかったんだろうね。ただただ驚く天元様と嫁たち。

 

「自分を形成する幼少期に植え込まれた価値観を否定しながら、戦いの場に身を置き続けるのは苦しい事だ。様々な葛藤を抱えながら君は、君たちはそれでも前を向き戦ってくれるんだね。人の命を守るために。ありがとう、君は素晴らしい子だ」

 

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お館様はお美しい…だけど雛鶴さんの…(笑)このカメラアングル狙ってます?

 

まだ美しいお姿のお館様。まだ病気の進行も進み始めて間もない感じですから目も見えてらっしゃる。ちなみに御館様と天元様は同い年です。

でもこの時のカメラアングル、いいかんじなんだけど、ちょっと雛鶴さんの後ろ姿セクシーじゃありません?(汗)ドキドキしちゃいます♪

 

そんな言葉をかけてくれるお館様に感謝する天元様。今まで命はかけて当然、全ての事は出来て当然、矛盾や葛藤を抱える者はおろかな弱者そんな環境で生きてきただけに、ありがとうなんて言葉を言ってくれるなんてね。くノ一のまきをも同じようなこと言っていたよね。

 

そんなこと話している天元様だけど、冷や汗と体は小刻みに震えて毒の効果が出てきているようです。そんな天元様に対して妓夫太郎は毒が効いているじゃないかといわれるけど、ここで思いっきり、振り切れますね「全然効いてねえわ!踊ってやろうか?絶好調で天丼百杯食えるわ」って(笑)

 

そして攻撃を加える天元様。日輪刀を振り回転しながら堕姫に蹴りを入れ、堕姫は吹っ飛ばされます。思わず「俺の妹を蹴るんじゃねぇ」と妓夫太郎。堕姫も帯で攻撃を加えようとするが、天元様も間髪入れず火薬玉で応戦し、堕姫は再び首を斬られてるしぃ(笑)この時の天元様のアクションシーン、2人を引き離すために堕姫に蹴りを入れるシーンはカッコいいですよね。

 

そして天元様の日輪刀が妓夫太郎の首を狙う。目の前でいきなり刀身が伸びてきて驚く妓夫太郎、なんと天元様もう片方の日輪刀の刃先を指で摘まんでいるではないですか。これにはさすがの妓夫太郎もびっくり!そして切っ先が少し首にあたる。

 

もう、ヒステリック状態の堕姫。なんで自分ばかり首切られるんだと悔しいを連呼。

妓夫太郎、「お前もう気付いているな」と。自分たちの弱点。

でも気づいても仕方ないって。自分たちの方がじわじわと勝っているんだと。

そして伊之助と善逸がド派手に登場に、妓夫太郎も若干戸惑い気味?(笑)

炭治郎も無事到着でみんな揃いました。

 

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戦闘激化の中、遊郭の人たちの避難・負傷者の指示をするまきをと須磨

 

一方…遊郭の人たちも避難、須磨とまきをがそれぞれ避難誘導、けが人の救助を。

雛鶴も少し動けるようになったみたいで移動しています。

 

天元様3人に対して「てめえら、派手な登場じゃねえか、気に入ったぜ!」

さあ、いよいよ、本格的に戦闘開始です。

 

妓夫太郎は、「下っ端が何人来たところで、幸せな未来なんて待ってねぇからなぁ。全員死ぬのにそうやって瞳をキラキラさすなよなぁ」って。

鬼が増えていることに炭治郎も戸惑っています。状況が読めないなりに、お得意の状況分析と嗅覚などで妓夫太郎の方が強いと分かったみたいです。気持ちを奮い立たせる炭治郎。

 

「勝つぜ!俺たち鬼殺隊は!」モチベーションを上げる天元様。

しかしここで天元様が毒にあたってることを聞かされ炭治郎が驚く。

それでも「余裕で勝つわボケ雑魚が!毒回ってるくらいの足枷あってトントンなんだよ!」

「うるさいわよ!」という堕姫に

「人間様を舐めんじゃねぇ!こいつらは3人とも優秀な俺の継子だ!逃げねえ根性がある。手足が千切れても喰らいつくぜ!そしててめえらを倒し方はすでに俺が看破した!」

伊之助は俄然やる気満々です(笑)

 

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天元様の言葉に煉獄さんの姿が重なる炭治郎

 

「同時に首を斬ることだ。2人同時にな。そうだろ!!」

この時の天元さんを見て炭治郎は煉獄さんの姿と重ねてみていました。

 

伊之助は「ちょろいなお前たち」って、いやいやその言葉はまだ早いと思いますが…(汗)

 

そんなことを言いながら今まで柱たちは死んでいったからなと。今までに柱を15人喰ってると妓夫太郎。堕姫は7人、どいつもこいつも死になさいよと攻撃。

 

この時、いち早く動いたのは善逸。堕姫に向かって霹靂一閃六連(多分)で攻撃。ミミズ女・堕姫は伊之助と善逸が、妓夫太郎は天元様と炭治郎で戦うことに。

善逸に飛ばされ、屋根で堕姫対して善逸が堕姫に言いたいことがあると。禿の女の子に謝れと。当然ながら堕姫は謝るわけない…

 

「この街じゃ、女は商品なのよ、物と同じ。売ったり買ったり壊されたり持ち主が好きにしていいのよ。不細工は飯を食う資格ないわ。何もできない奴は人間扱いしない。」

 

もしそうだとしても、自分がされて嫌だったことは人にしちゃいけないという善逸に

「違うな、それは。人にされて嫌だったこと、苦しかったことを人にやって返して取り立てる。自分が不幸だった分は、幸せな奴から取り立てねぇと取り返せねえ。それが俺たちの生き方だからなぁ」

 

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妓夫太郎の片目が堕姫の第三の目に

 

この時、堕姫が離しているんだけど妓夫太郎の声も一緒に話してて、言い終わったと同時に堕姫の額に妓夫太郎の目が出てきました。

三つ目になり、より堕姫の攻撃がパワーアップされた。

 

この堕姫と妓夫太郎が言うことって実際ありますね。

例えば学校時代のクラブ活動とか、厳しい先輩たちのしていたこと、絶対こんなこと自分に後輩が出来たらしないでおこうと思うことを、やられたからやり返すみたいな人が沢山いて、自分が先輩になったとたん、後輩に同じことをやり返す。そういうの凄く嫌だった(だからいじめられたりしたけど)嫁姑問題や社会に出てからもこういうことって多々ありますよね。でもそれもこれも結局自分次第なんだと思うんですよね。指導といじめは違いますがそれがあまりにあいまいになってしまう、自分で勝手に納得して相手を平気で傷つけることって。そういう継承はいりませんよ。

 

だからこそ善逸の言っていること、自分がやられて嫌なことはしてはいけないという言葉が大事なんですけどね。善逸も爺ちゃんに会うまではきっと辛酸を沢山舐めて生きてきたはず。騙されたりもしたし、それでも決してそうはならなかった。自分が傷ついたからこそ人には優しくしたいという彼の本来持っているものがそうさせているんだろうけど。

 

炭治郎は毒に侵されつつある天元様を守らないとと自分を鼓舞しております。

無限列車の教訓を今活かさねばいつやるんだという気持ちがあるんでしょうね。

妓夫太郎が動いた瞬間、自分も動けと思うんだけど、気が付く前にすでに妓夫太郎の方が仕掛けてきました。

 

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このシーン…後々…

 

妓夫太郎の鎌が炭治郎の顎にまさに突き刺さりそうになった瞬間、危機一髪で天元様に吹き飛ばされる炭治郎。妓夫太郎と天元様の激しい戦い、焦る炭治郎に追い打ちをかけるように堕姫の帯の攻撃が上から降りてきて、ますます炭治郎苦戦しています。

 

屋根の上では俄然テンションアゲアゲの堕姫。善逸の所に伊之助も合流。堕姫の目に「目が三つ!?」と驚く伊之助が可愛い。ミミズ帯とか反応がいつも可愛いよね伊之助。

 

堕姫は妓夫太郎の目のおかげで視覚の共有も出来、さらに妓夫太郎が堕姫の思考を操作することもできるようになるので堕姫は今までよりも禍々しさが倍増しております。

 

「継子ってのは嘘だな、お前らの動きは統制が取れてねえ、全然だめだなぁ」

と妓夫太郎。

 

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頑張れ!

伊之助と善逸にも堕姫の帯攻撃が。伊之助がおびをかわしながら帯を切り刻んでいますがなかなか苦戦しております。下でも妓夫太郎の鎌の攻撃と上からの帯の攻撃で天元様も防御する一方でなかなか間合いに入って思うように攻撃が出来ません。

 

火薬玉などで帯の攻撃をかわそうとしていますが…この辺りの戦闘のエフェクトがマジ凄すぎます。妓夫太郎の鎌の太刀筋に天元様も焦ってきています。血鎌の攻撃もあって、天元様危ないというところでなんとか炭治郎が血鎌の攻撃を受けるが、このままでは日輪刀が折れてしまう、どうしたらいいのか…

 

力と力では自分は負けてしまう、こういう時こそ水の呼吸を使わなければということで水の呼吸で攻撃を受け流すことに成功。

そしてその合間を利用して天元様、音の呼吸伍ノ型鳴弦奏々を繰り出す。

 

屋根の上でも血鎌と帯の攻撃に伊之助たちも苦戦中。

伊之助は「帯に加えて、血の刃が飛んでくるぞ。なんじゃこれ、蚯蚓女に全然近づけねえ。特に血の鎌はやべえ、掠っただけでも死ぬって肌でビンビン感じるぜ!」

さすが伊之助。この帯の攻撃のエフェクトも凄い、無限列車の魘夢の最後の戦いの時以上に人物も帯も動く動く。カメラワークも凄い、とにかくすごいとしか言いようがないですよね。

 

炭治郎も満身創痍ながらもよく見て帯の攻撃をさばいて天元様が妓夫太郎と戦えるようにサポートしていますが、天元様もそんな炭治郎がヤバいことに焦りを覚えます。

早く決着をつけないと下手すると全滅してしまうかもしれないとふと弱気な思いが…

 

回復の呼吸で何とか踏ん張る炭治郎。

そんな戦いの中、屋根の上に登ってやってきたのは雛鶴。チャンスを見計らい大量のクナイで応戦。

 

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まだ回復しないのに雛鶴さんのクナイ攻撃、本当に心強い

 

妓夫太郎達に向かって飛んできました。最初はそのままにしておこうと思う妓夫太郎だけど、意味もなくクナイを放つなんてことはないだろうと思い返し、血気術・跋弧跳梁でクナイの攻撃を防御する。

 

血気術で防御している隙に天元様が突っ込んできました。焦る妓夫太郎。飛んできているクナイは当然天元様の体にも突き刺さっています。あきれる妓夫太郎。

「そうか、忍だ剣士じゃない。元々こいつは感覚がまともじゃねえ。」

功を奏したか妓夫太郎の両足を斬ることが出来た。首にクナイも刺さった。思うように足が再生しないので焦る妓夫太郎。クナイには藤の花の毒が塗られていました。

 

この藤の花の毒は、雑魚鬼だと半日くらい麻痺させることが出来るんだけど、上弦の鬼にはどのくらい持つんだろうね。この千載一遇のチャンスを逃すまいと天元様そして炭治郎の刃が妓夫太郎を狙います。

 

そんな瞬間も妓夫太郎はなんだか余裕で楽しそうな感じ?

 

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この時の妓夫太郎の表情、一撃になるのか…

 

やるじゃねえか、短時間で統制がとれ始めた。おもしれえなぁ」

アニメでのこの時の妓夫太郎の表情がなんだかすごくかっこよく見えてしまう。

 

やはりここで終わりという感じですかぁ。

 

大正コソコソうわさ話は煉獄さんが登場して、ファンブックで煉獄さんの天元様への印象について書いていたことをこちらにぶっこんできました。ああ胸熱です。

天元様が煉獄さんに

「お前ならどう戦う?俺はお前のように出来ないかもしれない」

珍しく不安で弱気な気持ちに煉獄さんが

「俺だってお前のように出来はしない。お前の剣技は美しい。妻はちょっと多すぎるがな、アハハ。竈門少年を、黄色い少年を、猪頭少年を頼んだぞ、宇随」

「派手に任せておけや」

 

煉獄さんから引き継いだ子供たちを信じそして自分をも信じ天元様も煉獄さんの思いを胸に戦うことと思います。

 

今回は89話まで進みましたね。89話と90話一緒にするかなと思いましたが、切ってきましたね。実際は90話の冒頭までが正解なんだけどね(汗)「集結」かまぼこ隊は勿論だけど、お嫁さんたちもそれぞれ自分のやるべき事を果たしていることもこのタイトル「集結」になっているんですよね。みんなが一丸となって上弦の陸に立ち向かうという意思を感じる回でしたよね。

 

もう毎回神回が続きます。これからまだまだ続きます(の予定)30分があっという間、体感的には5分くらいに感じてしまいますよね~。

 

妓夫太郎の痣は生まれつきで、母親の病気の影響(梅毒)なんだけど、この痣、梅の木の模様だったんだね(今回のタイトルのイラストで確信しました。テレビだとわかるけどPCの画面だと暗すぎてわからないかも?)いろんな意味でなるほどさすがワニ先生です。いつも気になってはいたんですけどね。(いまさらながらで、ご存じの皆様すみません)少しのことも妥協しないちゃんと意味があるんだと何度原作を読んでも、アニメを見ても新しい気づきがあるのが鬼滅の刃の凄いところですよね。

 

本日の戦闘

まきを・須磨「遊郭の人たちの救助と避難誘導」

堕姫VS伊之助・善逸

伊之助「日輪刀での攻撃と防御」

善逸「雷の呼吸一ノ型霹靂一閃六連」「日輪等での防御」

堕姫「帯攻撃」「飛血鎌」

 

妓夫太郎VS天元様・炭治郎

天元様「火薬玉」「日輪刀での攻撃」「音の呼吸伍ノ型鳴弦奏々」

炭治郎「水の呼吸」「回復の呼吸」

雛鶴「大量クナイ攻撃」

妓夫太郎 「鎌攻撃」「血気術・跋弧跳梁(ばっこちょうりょう)」「血気術・飛血鎌」

 

私の次回予想は(原作90話「感謝する」の途中~92話「虫ケラボンクラのろまの腑抜け」の禰豆子の回想シーンまで)

天元様&炭治郎VS妓夫太郎
・雛鶴さんが妓夫太郎に捕まる

・雛鶴さんの回想(これが次回のタイトル「上弦の鬼を倒したら」に繋がります)

・炭治郎、ヒノカミ神楽と水の呼吸を混ぜることを覚える

・堕姫VS伊之助&善逸。焦る伊之助に冷静に指示を出す善逸

・作戦変更

・衝撃的なシーン

戦況も佳境になり、厳しい戦いを余儀なくされている中での…

炭治郎が自分の不甲斐なさに「ごめん」と言っていると夢の中?で禰豆子が登場して炭治郎に訴えるシーン。このシーンで終わるか、この直前のシーンで終わるか凄く微妙です。とにかくすごいシーンがあるのでそれを見せるかどうか、その先まで行くのかどうか?難しいです…

 

アニメ「平家物語」2話『娑婆の栄華は夢のゆめ』

資盛が天皇の摂政に無礼を働いて制裁を受け、それに清盛が報復したことで、平家に対する批判が噴出する。


重盛は資盛を伊勢に謹慎させ、自身も職を辞することで少しでも批判を治めようとするが、それがおもしろくない清盛。


そんな中、徳子が後白河法皇の息子・高倉天皇に入内することが決まる。

 

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資盛もびわも強がってるけど寂しいよね~

 

殿下乗合事件の後始末というか資盛はひとまず伊勢に行くことに。

経子様は心配でならない様子だけど仕方ない…

 

重盛様はびわを連れて清盛様の屋敷へ報告に来ています。

相変わらず堅物な重盛に清盛様は「相変わらず面白うないのう…」

殿下乗合事件後、平家をよく思わない人たちが増えたと嘆く重盛だけど清盛様はあまり気にしてない様子です。

 

逆に気苦労かけたから何かプレゼントしようと、重盛様の好きな灯篭はどうかと。

重盛様は別名「灯篭大臣」と言われたりもして、この作品の中では、暗闇が怖くてという感じで描かれています。

 

「そんなに闇が怖いか」という清盛様にくってかかるびわなのです。

いやぁ、この時のびわも可愛いね。本当に誰に対しても言葉遣いも何も変わらないねぇ~。でもそれがまた逆に清盛様の興味をそそっちゃうんですよね(笑)

 

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びわは目の色、言動において清盛がいう面白いそのものですからね

 

こういう子がそばにいたらそれこそ、面白いですもんね~。

くってかかるびわを必死に止める重盛様、そして時子様もいい加減にしなさいと清盛様に喝を入れちゃったりして(笑)この時のBGMがなんか面白いねぇ~

そこへ徳子がやってきました。

 

徳子の部屋でびわはお菓子をいただいてモリモリ食べながら徳子のお話を聞いています。火鉢も漆塗りで素敵なものですよね~。この時、「あぶり餅」などを美味しそうに食べていますね。(あぶり餅は京都の今宮神社の参道にお店があって食べることが出来ますよ)本当にびわの食べている時のリアクションが可愛いですよねぇ~どれも美味しそうだし♪

 

びわが来たのは徳子様が重盛様にお願いしたみたいね。

非礼を詫びる徳子様。

 

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徳子様の髪をいじってるびわが可愛いよね

 

6年前、妹の盛子が嫁いでから気の許せる話し相手がいなくて…

盛子は9歳で藤原基実殿のお嫁さんになったの。基実殿には別の方との間に5歳になる息子もいたのに。政略結婚ね。でも結局基実殿は盛子が嫁いで2年後に亡くなられてしまったの。盛子は12歳で未亡人。しかも血の繋がらない息子の育ての親になった。

 

基実殿は資盛が挨拶しなかった基房殿の兄上よ。それで実質、盛子が藤原家の所領や財産を手に入れることになって、基房殿はそれが面白くなくて、資盛はあんなひどい仕打ちを受けたのかも知れないわ。

 

子供たちはあくまでも父の野望の駒に過ぎない、そしてそれは自分たちだけではないと徳子。

 

白拍子が清盛様の前で舞を披露しています。

 

私もねぇ、嫁に行かないといけないみたい。16より6つの下の男の子。しかもその父上は…

 

オールナイト今様大会の後みたいでのどが痛くてニラ湯を飲んでいますが、憲仁様は「父上臭い」と言い、体が悪いのも今様の歌い過ぎだろうと言われる始末。可愛い息子には頭の上がらないごっしーです。

 

徳子の入内はごっしー的にはあまり気の進まない話ではあるけれど慈子様に、憲仁様には強力な後ろ盾が、平家の力がいるのですと言われる

 

「しかし、かえって奴の思うようにされては…」

「そこはあなた様がしっかりなさってください。今様でいえば清盛公はかたつむりです」

 

ここできました「舞え~舞え~かたつむりぃ~♪」が(笑)

 

今様は歌詞はごっしーが「梁塵秘抄」として残していますが、一体それがどんな歌(作曲)だったのかということは残されていませんので、作品によっていろいろな歌い方があります。

 

徳子はびわに色々話を聞いてくれてありがとうと。びわも徳子が大好きみたいですね。でも気にかかるのは以前見た海の中で苦しむ徳子の姿。

びわが帰ろうとすると同じタイミングで白拍子がやってきました。

思わず白拍子に対してびわが「おっかあ」と言ってしまいますが、それは祇王と祇女。

1話で登場して舞っていたのが祇王だったんですね。鼻の下を伸ばしてる清盛様を見て時子様があんな表情をしていたのですね~(笑)

 

どうやらびわの母親も白拍子だったみたい?びわの父親がそう言っていたそうです。

 

徳子様に挨拶をして屋敷の中に入っていきました。

「仏御前の話し相手に来たのね。前はね、父上のお気に入りは祇王殿だったんだけど、仏御前という白拍子を贔屓にし始めて祇王殿を追い出したの。なのに仏御前は話相手がいなくて寂しがっているからって、また屋敷に呼ばれるようになったのよ。父上だもの、断れば何をされるか」

 

祇王たちは清盛様に見初められて手元に置かれるようになりましたが、仏御前は自ら清盛公のところに今でいうところ売り込みに来て気に入られたんですよね。今日1日でいろんなことがあったびわなのでした。

 

夜…重盛様雪を見ながらびわに話しかけています。

自分は暗闇が怖かった。見えるせいかもしれぬがな。

びわは何かしてるね。雪で兎を作ってたのね。寒さでお鼻も指も赤くなってるね。

 

びわ、そなたは何が恐ろしい?」

「…さき…わしは、さきが恐ろしい。」

「そうか。先も闇も恐ろしくとも、今、この時は美しいのう…」

 

このアニメで一番ダメな描写は重盛様の屋敷のシーン。

烏帽子を脱いでいること。これはいけません。

平安時代、男性は基本的にどんなことがあろうとも烏帽子を脱ぐことはありませんでした。特に人前でなんてありえなかったと思います。

 

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烏帽子は脱いじゃダメダメです。

 

当時、成人した(元服も含む)男性は(坊主は別だけど)烏帽子をかぶってないと「人間」としてみなしてもらえませんでした。烏帽子を脱ぐということは下着を着けず下半身露出していることと同じとみなされていましたので、寝るときも付けたままが基本でした。

 

これはその時代時代で色々変化があって髭がないと恥ずかしいという時代もあれば月代をしていないと恥ずかしいという時代もあったりしますが、平安時代は烏帽子は重要アイテムでした。だから殿下乗合事件の時に摂政様の家来が髻を斬られたということは男性器を斬られたのと同じようなことになりますよね。恐ろしい事です。

 

重盛様はごっしーに殿下乗合事件の事後報告にやってきたようです。

責任を感じた重盛様は役職を降りると。あとは弟の宗盛様にお願いすることにと。

あくまでも自分は法皇様に忠義を尽くすと。

 

夜、慈子様と双六に興じるごっしー。

重盛は律儀な人間だというごっしーに、慈子様

「あの方だけは平家の良心と言われています故、武士としても名高く、平治の乱では…」

 

出ました、重盛様の名言「年号は平治なり!花の都は平安城!われらは平氏なり!平の字が三つ揃って、此度の戦に勝たん事、何の疑いやあるべき!いざ、参る!」(アニメは端よっておりますが)櫻井さんの声がいいですよね~重盛様カッコいいです。

 

「しかし長男ではあるが、重盛は」

「時子殿の子ではない」

「昨年、尾張の国を治める藤原成親延暦寺と揉め、成親の流罪を求め、延暦寺が強訴してきた折、戦うよう命じたのだが、何かと目障りな延暦寺の勢力を削ぐ機会だったのに、私に命令とはいえ、平家は延暦寺を敵に回したくなかったのだろうなぁ、そう考えたのは(清盛の顔が浮かぶ)」

いずれは重盛が棟梁になるし、ごっしーに忠義を尽くすそして、徳子が入内すれば平家が憲仁を守ることになるんだからと慈子。

 

「賽を振るのです」

「思うようにならぬのが”賽の目””鴨川の水””山法師”とはよく言ったものよ。さて、平家はどうなることよ」

この言葉も有名なことです。

 

ある日、びわは琵琶を担いで再び六波羅(清盛)の屋敷へ呼ばれたようです。維盛様は相手をしてくれる人がいなくて寂しそうです。「戻ったら相手をしてやる」ってどこまでも上から目線(笑)

 

「偉そうに…」

カチンときたびわ。わっ!と維盛様を驚かすと同時に鳩がバタバタと驚いて飛び立って、維盛様もびっくり。これはのちの「富士川の戦い」の伏線ですね。

 

六波羅に到着し、徳子と再会するびわ、徳子に会うのがすごくうれしそうなびわです。

そこには同じく徳子に呼ばれたと思われる祇王の姿も。

 

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祇王の舞にびわもうっとり

 

びわの琵琶の根に合わせ舞を披露する祇王。そんな彼女の舞にびわもおもわずうっとりしていましたね。終わって走って祇王のもとに向かうびわ

すごく綺麗だったというびわに、琵琶の根も美しかったと祇王

 

またも美味しそうにお菓子を食べるびわ

祇王が母から昔、びわみたいな目の色の違う白拍子の話を聞いたことがあるという話を聞かされるが、結局居場所などんな人だったまではわからないと。徳子もそれを聞いて自分も周りに聞いてみるからと。

 

「いつかきっと会えるわよ」とういう祇王の言葉に

「いつか…というのはいい言葉だな。明日、明後日、先のことが少し楽しみになるの」

これはびわにとって少し希望を感じられる言葉になりましたね。

 

そして祇王は仏御前の元へ。びわはまた祇王に舞を見せてとお願いします。

「また今度もいい言葉ね」と祇王

 

季節が廻り春がやってきました。

ぼんやり庭を見てるびわに声をかける維盛様。すると徳子様がやってきました。

いきなり徳子に「また今度は?祇王のまた今度は?」と尋ねるのだが浮かぬ顔のの徳子様。実は祇王は・・・

 

雨の中、祇王のいる場所へ向かうびわ

祇王は妹と母親ともども、出家をしました。

色々あったけれど出家してようやく心穏やかに過ごすことが出来ると祇王。でもびわとのまた今度という約束が果たせなくなったことを謝る。

 

祇王の元から帰る途中、女性をすれ違う。思わず彼女の未来を見るびわ

彼女は仏御前。祇王たちのいる庵へやってきましたが、驚くことに彼女も剃髪して尼となり祇王達の元へやってきました。

 

この時タイトルの『娑婆の栄華も夢のまたゆめ~」という語りが入りました。

 

一見、寂しいような、そんな感じを受けるかもしれない女性たちの末路にも思えることも、びわにしてみたら、心穏やかに片寄せあいながら4人が生きていく姿にホッとしたような未来が見れて嬉しそうでした。

 

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嬉しい未来もあるんだよね

 

彼女らの終の棲家が京都嵯峨野にある「祇王寺」です。

 

その夜…

「明日、明後日、これから、この先、ずっと先、もっと先、良い事もある。仏御前も祇王も澄んだ顔をしていた。徳子にも教えたい。」

「徳子は入内が決まった。この年末、天皇家に輿入れをする。」

 

良心に挨拶をする徳子。六波羅にやってきたびわ

忙しくて連絡できなくて申し訳なかったと徳子に、必死で行くのを止めようとするびわ

 

「行くな!やめてぇ~」と追い縋るびわ。彼女には徳子の未来が見えるだけに、何とかして変えられるものなら変えたいと思っているんだろうけど…

 

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徳子はまたねというけれどびわとまた会えるのだろうか

 

「ありがとう、びわ。でも私は大丈夫、これからだってあえなくなことはない、また今度」そしてまた風が吹き未来を見てしまうびわ

 

断片的に見えるのは悲劇的なもの。大好きな徳子の悲しい運命を…

 

最初は父親を平家の物に殺されたということもあって、いろいろ思うところもあっただろうけれど、時間をかけて平家の人たちと生活を共にしていくにしたがって徐々に心境の変化も出てくるだろう、そんなびわにとって、これからますます、苦しく悲しいことが平家に降りかかってくると思うと、どうなっちゃうんだろうと思います。

 

さて、次回は「鹿ケ谷の陰謀」です。徐々に重盛様の胃痛が…

 

大河ドラマ平清盛」レビュー参考(時系列順)

あくまでもドラマの内容なので完全なる史実とは違いますが参考になりますので紹介しております。

第27話「宿命の対決」(重盛様の平治の乱での活躍に関して)

第32話「百日の太政大臣」(盛子に関しての話)

第36話「巨人の影」(藤原の成親と延暦寺の強訴などに関して)

第37回殿下乗合事件 

第47話「宿命の敗北」(富士川の戦いに関して)